将来への不安が広がっている昨今、このように考えている人も多いでしょう。
- 「将来の備えとして不動産投資を始めてみたい」
- 「ポートフォリオに不動産投資を加えたい」
一方で、不動産投資では、不動産投資会社から突然、営業電話がかかってくることが少なくありません。仮に不動産投資を考えていたとしても、不動産投資の“営業電話”には注意が必要です。もし、営業トークの内容をうのみにしてしまうと、手痛い目にあう可能性もあるからです。
では、どのように対処するのがよいのでしょうか。迷惑な不動産投資の営業電話がかかってきた時にやるべき3つのことを紹介していきます。
なお、不動産投資物件の購入を勧誘されている方が知っておくべき7つのことでも勧誘に対する対処法について詳しく解説しています。こちらも合わせてご覧ください。
フドウくん
不動産投資のバイブル
- 不動産投資に興味があるけど何から始めていいか分からない…
- 営業マンのいうことを鵜呑みにして失敗したくない…
- しっかりと基礎から学び、できる限りリスクを避けたい…
- 今は不動産投資の始めどきなのか?
- 安定収益を得るための不動産投資物件の選び方
- 不動産投資の失敗例から学ぼう
不動産投資の営業電話の断り方は、「現在は検討中であり、しばらく考えさせていただきたい」と伝えるのが適切です。
突然の営業電話 言われるがまま買ってはいけない!
そもそも、なぜ不動産投資の営業電話には注意すべきなのでしょうか。そこには、不動産投資を勧める業者の事情が背景にあります。簡単に言えば、積極的に電話営業を行っている不動産業者は、「それだけ物件を売りたがっている」ということなのです。
本来、優良な物件ではあれば、欲しがる人はたくさんいます。例えば、立地がよく、需要が見込めるエリアの物件は、積極的に営業をかけなくても自然と売れていくものです。不動産投資会社が、営業電話を、わざわざかける必要はないのです。
だから営業電話をかけてきているということは、不動産業者側に、それなりの理由があると考えたほうがよいでしょう。
営業マンの言う通りに物件を購入してはいけない理由
営業マンが展開する巧みな話術にも注意が必要です。彼らはあらゆる視点から紹介する物件の魅力を上手に伝えてきます。
例えば、不動産投資の入り口では「将来の年金代わり」「生命保険の代替」などの口説き文句が挙げられます。これらは、よく聞くフレーズではありますが、多くの人が抱えている将来の不安に直結しているため、それなりに訴求力があります。
また、購買への意欲を高めるトークとして「増税前の今なら購入チャンスです!」「この機会を逃したら手に入りません!」などの買い手の意識をあおる言い回しもあります。このフレーズは、もっともらしく聞こえるので、話を聞いた人はポジショントークであると気づきにくいのです。
このような営業マンのトークを安易に信じてしまうと、本当に必要な判断基準がないがしろにされ、結果的に後悔するケースが少なくありません。
営業電話の受け方と断り方
営業電話を受けたら、相手に何を聞けばよいのでしょうか。
まずは、相手の名前や会社名、担当者の役職などを聞いてみましょう。また、具体的な案件についても詳しく聞くようにしましょう。不明な点や疑問点があれば、積極的に質問しましょう。
営業電話を受けた際には、必ずメモをとる
営業電話を受けた場合には、相手の名前や会社名、担当者の役職などをメモしておくことが重要です。
また、話し中に出てきた内容や条件、提案などもメモしておきましょう。
こうすることで、自分が受けた営業電話の内容を客観的に把握することができます。
また、メモによって、自分が忘れてしまったり、認識の齟齬を生んでしまったりすることを防ぐことができます。
営業電話を受けた場合の断り方
営業電話を受けたときは、まずは落ち着いて対応しましょう。
不動産投資の営業マンの口車に乗せられ、焦って契約することのないように注意しましょう。
営業マンは、契約を急かすことがありますが、自分にとって最適な不動産投資かどうかを検討する時間を取りましょう。
断り方としては、
「現在は検討中であり、しばらく考えさせていただきたい」
と伝えるのが適切です。
具体的な日程を提示することで、営業マンも次のアクションを考えやすくなります。
また、断り方に迷った場合は、相手の電話番号をメモしてから電話を切りましょう。
後から検討する時間を取りながら、相手からの追加の電話を待つことができます。
言われるがままに物件を購入し失敗してしまった2つの事例
営業マンの言われるがままに不動産投資を始めたると、どのような失敗につながるリスクがあるのでしょうか。ここでは、2つの失敗事例を紹介しましょう。
■入居者を獲得できない物件を買わされる
大企業に勤めているAさんは、ある日、不動産会社からの営業電話を受けました。
もともと投資の経験がなかったAさん。最初のうちは話半分で聞いていましたが、「将来への備え」という言葉に気持ちが傾きはじめました。
その後、Aさんは不動産業者が勧める物件を購入することにしました。しかし、購入後は思うように物件の客付けがうまくいかなったのです。さらに、売却した場合でも、赤字が出てしまう状況に追い込まれてしまいました。
■サブリースで、家賃を一方的に大幅に減額される
公務員のBさんも、不動産会社の営業電話を受けて不動産投資を始めました。
慎重なBさんは当初、空室リスクを気にしていましたが、営業マンから「サブリース(転貸借)契約を結べば大丈夫です」と言われて物件を購入しました。
しかし、数年後には、一方的に家賃の減額を通告されたのです。その結果、想定していた収益が得られず、厳しい状況で不動産投資を続けていかざるを得ない状況になってしまいました。
営業電話に対処するためにやるべき3つのこと
2つの例のように営業電話から不動産投資を始めた結果、失敗してしまったケースは枚挙にいとまがありません。そうならないようにするためには、営業トークに対処できるよう「やるべき3つのこと」が大切です。
(1)不動産投資に役立つ記事を読んでおく
(2)書籍で不動産投資の全体像を学んでおく
(3)セミナーに参加してリアルな情報を得ておく
です。それぞれついて詳しく説明していきます。
(1)不動産投資に役立つ記事を読んでおく
まずは、不動産投資に関連する基礎知識を身につけましょう。インターネットで検索すると、不動産投資に関するさまざまな情報が見つかります。そうした記事の中でも“第三者の視点から書かれている記事”を中心に読み込み、基礎知識を学ぶようにしてください。
不動産投資の教科書では、以下のリンクで紹介しているような「不動産投資のメリット・デメリット」や「不動産会社&営業マン選び」、さらに「区分・一棟、新築・中古」など、不動産投資を行うにあたって基本を知ることができる記事を掲載しています。こうした記事から知識を得ておけば、正しい判断ができるようになります。
不動産投資を成功させるために知っておきたい!メリットとデメリットについて
なぜ、不動産投資成功のために不動産投資会社&営業マン選びが重要なのか?
区分マンション?1棟アパート?中古?新築?資産運用の目的によってあなたに適した不動産投資物件は変わる!
(2)書籍で不動産投資の全体像を学んでおく
2つめは、書籍を読んで不動産投資の全体像を学んでおくことです。書籍の情報は、ネット記事のような速報性はありませんが、より深い知識を得るには最適な方法です。特に不動産投資の収益構造を知っておけば、成功する確率が高まる物件の選択につながります。
ただし、不動産投資関連の書籍も内容は玉石混交です。中には、不動産投資会社が自社の宣伝で出版しているものも少なくありません。
そこで不動産投資の教科書では、不動産投資をはじめるにあたり必ず知っておきたいことを網羅した書籍を出版しました。不動産投資の全体像をつかむため、参考にしていただけると幸いです。
(3)セミナーに参加してリアルな情報を得ておく
3つめは、セミナーに参加することです。セミナーに参加すると、ネットの記事や書籍よりもタイムリーでリアルな情報に出会える可能性があります。また、有料セミナーの場合であれば、表に出ていない情報を得られる可能性もあります。
参加するセミナーを選ぶ際には、不動産の種類はもちろん、主催している不動産会社の状況やセミナーの回数、さらには講師の質についてもチェックしてください。有意義な時間を過ごすためにも、事前の準備は欠かせません。不動産投資の教科書では、おすすめのセミナーを掲載しているので役立ててください。
不動産投資の教科書 “e-book”もおすすめ
ネット記事、書籍、セミナーなどに加えて、ぜひ目を通しておきたいのが「e-book」です。e-bookは、書籍よりも負担が少なく、ネット記事よりも視認性が高いのが特長です。そのため、不動産投資の総まとめとして読んでおくことを勧めます。
また、e-bookは、テーマごとに作成されているので、ちょっと確認したい時に短時間で見ることができます。不動産投資投資会社が提供しているe-bookの中には、不動産投資をする人にとって役立つものも少なくありません。メールアドレスなどの登録が必要にはなりますが、手に入れる価値は十分にあります。
例えば、中古の区分マンションの販売を手掛ける明光トレーディングが提供しているe-bookは、マンションへの投資と経営の基礎知識が学べるので、大変おすすめです。以下のリンクからダウンロードすることができます。
3つのポイントを押さえるとともに、e-bookも活用することで、不動産投資で失敗するリスクを減らしましょう。
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