500万円の貯金があり、資産運用を検討したことがある方はいらっしゃいますか?
検討したことがある方からすれば、”資産運用をして500万円が2倍近くまで増えたらいいな”などと思いますよね。
今の超低金利の世の中で、そんなに虫の良い話はないと諦めているかもしれませんが、資産運用の方法次第では、老後を迎えるまでに500万円を倍の1,000万円にすることは十分可能です。
本記事では、そんな「500万円を資産運用して倍の1,000万円にしたい」という方に向けて
- 500万円を資産運用して倍にするためのシミュレーション
- 500万円のおすすめの資産運用4選
- 500万円の資産を大切に運用する方法(分散投資)
について紹介いたします。
資産運用をする上でリスクはつきものですが、しっかりと戦略を組み立てることで大きくリスクを軽減することができます。500万円を2倍の1,000万円にするための第一歩を踏み出すために、ぜひ最後までお読みください。
目次
1、500万円を資産運用して1,000万円に倍増するための具体的なシミュレーション
冒頭で、「500万円を1,000万円に倍増するなんて不可能でしょ?」と少しでも疑問に思った方のために、まずは具体的なシミュレーションをお伝えいたします。
(1)500万円を25年間、利回り3%で資産運用すると倍になる
500万円を倍の1,000万円に増やすためには、いったいどれくらいの時間と利回りが必要なのでしょうか。35歳時点で500万円の資産運用を利回り3%で始めたとすると、25年後には倍になるというシミュレーション結果となりました。
出典:資産運用 複利計算
35歳の時点で始めた資産運用が25年後の60歳時、つまり定年退職を迎える時期に倍増を達成していることが分かります。500万円が見事、1,046万8,874円に増えています。
これは資産運用をした結果であり、銀行に定期預金として預けた時の0.01%程度の金利ではこの結果は不可能です。「3%で25年の資産運用」ができれば500万円を倍にできることが明らかになりました。
(2)資産運用で利回り3%は現実なのか
ここで、ひとつの疑問を解消しておきたいと思います。その疑問とは「このマイナス金利時代に利回り3%が現実にあるのか?」というものです。確かに長らく続く超低金利は遂にマイナス金利に突入し、銀行にお金を預けていてもATM手数料にすらならないと揶揄されています。
しかし、それはお金を預けっぱなしにしていて「お金を寝かせている」場合の話です。資産運用は「お金に働かせる」のが基本的な考え方なので、お金が働けば利回り3%というのはそれほど珍しい数字ではありません。
この記事ではインデックスファンドやJ-REITなどを活用した資産運用を解説していきますが、それらの利回りを見てみましょう。利益の上げ方など詳しくは後述しますので、まずは利回りがどれくらいあるのかというイメージを掴んでください。
まずは、インデックスファンドです。「eMAXIS TOPIXインデックス」という有名なインデックスファンドを例に見てみましょう。
過去4年間の値動きを示すグラフを見ると、16,000円程度から22,000円になっていますので、4年間で1.375倍になっています。4年前にこのファンドを購入していた人は4年後に135%、毎年の利回りに計算しなおすと33%です。
少々極端な例ではありますが、なんと年利33%です。
次に、J-REITも見てみましょう。
J-REITとは上場されている不動産投資信託のことです。詳しくは後述しますが、こちらの利回り一覧を見ると、6%台から4%台まで上々の利回りが並んでいます。
(3)資産運用の利回りが3%か5%かで500万円は2倍から3倍になる
ここでは利回り3%という、資産運用の中では控えめな想定条件でシミュレーションをしました。この記事をご紹介するさまざまな資産運用法では4%や5%といったそれ以上の利回りを実現することにも現実味があるので、その場合のシミュレーションはさらに魅力的なものになります。
同じく500万円を4%で25年間資産運用をすれば、1,332万9,165円になります。5%であれば、1,693万1,755円です。倍増どころから3倍に増やすことも可能になります。
資産運用はこのように、現実的なシミュレーションからも500万円を2倍にすることが可能だということをお分かりいただけたのではないのでしょうか。
2、「不動産投資の教科書」オススメの500万円資産運用法4選
それでは「不動産投資の教科書」おすすめの資産運用を4つ紹介します。
(1)エクシア合同会社
1つ目はエクシア合同会社です。
エクシア合同会社の社員権に出資することで、返戻率30%以上という高いリターンを得ることができます。
詳しくは「3、おすすめの500万円資産運用その1「エクシア合同会社」山本もやっている「返戻率30%以上(過去4年間毎年)」の資産運用」で解説します。
(2)インデックスファンド、ETF
冒頭でご紹介した「eMAXIS TOPIXインデックス」は、インデックスファンドの一種です。インデックスファンドとは投資信託の一種で、日経平均株価やTOPIX、ダウ平均など株価指数に連動するように運用されているものです。
ETFとは、そんなインデックスファンドの中でも証券取引所に上場されているものを指します。
最大の魅力は株式市場全体への投資となるので市場全体の成長、経済全体の成長に投資ができることです。また、個別銘柄を売買するわけではないので株式の専門的な知識もあまり要らず、初心者であっても本格的な資産運用ができる優れものです。
インデックスファンドやETFによる資産運用は、「4、インデックスファンド、ETFによる資産運用」で解説します。
(3)J-REIT
REITとは不動産投資信託のことで、投資対象を不動産に限定した投資信託です。J-REITはその中で証券取引所に上場されているもので、いつでも自由に購入できて売却もできます。十分な流動性があり利回りも魅力的なので、少額で始められる不動産投資のとして人気です。
J-REITによる資産運用の方法は、「5、J-REITによる資産運用」で解説します。
(4)現物株
現物株とは、投資信託など間接的な形ではなく、株式そのものに対する投資です。多くの人がイメージされている株投資そのものですが、売買を繰り返して利ザヤを稼ぐのではなく、割安感のある株を活用して500万円を中長期的な視野で増やすという視点に立った投資法を提案したいと思います。
現物株投資による具体的な資産運用法については、「6、低予算で始められる現物株による資産運用」で詳しく解説します。
3、おすすめの500万円資産運用その1「エクシア合同会社」山本もやっている「返戻率30%以上(過去4年間毎年)」の資産運用
初めに、不動産投資の教科書代表の私山本も取り組んでいるエクシア合同会社での資産運用方法を紹介させて頂きます。
(1)過去4年間毎年、返戻率30%以上!
まず何が凄いかというとリターンです。
返戻率が凄いです!(返戻率は投資リターンで「利回り」だと思ってくれたら良いと思います!)
例えば仮に返戻率30%で100万円投資をしたとすると、ほぼ何もせず毎月2.5万円(数回飲み会に行けちゃう!)お金が増えて、1年後には30万円増えていることになるんです。
まずはここ約1年間(2018年12月〜今年8月まで)の返戻率の実績をご紹介しちゃいます!
【過去返戻率の実績一覧2018.12〜2020.08】
2018年
- 12月+3.21%
2019年
- 1月+2.39%
- 2月+4.51%
- 3月+3.2%
- 4月+2.35%
- 5月+2.93%
- 6月+2.88%
- 7月+2.1%
- 8月+2.72%
- 9月+2.92%
- 10月+3.5%
- 11月+2.66%
- 12月+3.13%
2019年累計+35.33%(平均2.94%)
2020年
- 1月+2.54%
- 2月+2.59%
- 3月+5.4%
- 4月+2.62%
- 5月+2.57%
- 6月+3.14%
- 7月+3.51%
- 8月3.02%
凄くないですか?それ以前はどうなの?
と気になるかもしれませんが、それ以前はもっと凄いです!
先ほどの投資家への返戻率のデータではなく、運用成績そのものは以下の通りです。(運用で生まれた利益の半分を投資家に還元し、半分を運用者含めて投資会社の関係者の報酬にしているそうです)
何度も言いますが年間ではなく、月単位ですよ?(ちなみに、僕の営業担当から聞いた話では、2016年4月の返戻率が高過ぎるのは、「当時資本金が1億で出資額の全てを運用に使用したので、%は高くなっていますが、実際に動いている金額は数百万円単位」との事です。
さらに「今はリスクを抑えるため皆様からご出資頂いた金額の一部のみが運用に使用しているので、2016年に推移した%は二度と出ないし、今の総出資金額で、あれだけ高い%で推移させるのはハイリスク」とのことでした。)
不動産投資だと最近の区分マンションでは年利4%などですからね。不動産投資は不動産投資のメリットがあるので単純な比較はできませんが、こちらの投資会社に投資すると、月単位で不動産投資の年単位のリターンがあるということです。
僕はどちらも有効な資産運用方法だと考えているので、将来のために資産のポートフォリを組むにあたり、両方やることをオススメしています!
(2)リターンを得るには「エクシア合同会社」の社員権に出資する
上記のようなリターンを得る方法は、「エクシア合同会社」の社員権に出資することです。
以下の通り、顧問弁護士には元参議院議員で現在テレビにも出演している弁護士若狭勝先生をはじめ、著名な弁護士が名を連ねています。
(3)2020年10月1日の時点で既に出資金は310億円!出資者は6,339名!
では実際どのくらいの方が投資しているのか?
というと、2020年10月1日時点のデータでは以下の通りです!
出典:エクシア合同会社
2020年10月1日の時点で6339人の方が投資していて、出資金の合計は310億円までになっているんですね。
私も取り組んでいるエクシア合同会社での資産運用について、さらに詳細を知りたい方は「エクシア合同会社とは?山本もやっている「返戻率30%以上(過去4年間毎年)」の資産運用」も合わせてご覧ください!
4、おすすめの500万円資産運用その2「インデックスファンド、ETF」
(1)インデックスファンド、ETFのメリット
インデックスファンドやETFのメリットは、何といっても手数料の安さとリスクの低さです。株価指数など平均値と連動するように運用するだけなので運用の手間も少なく、その分手数料が安いので維持しやすいのは大きなメリットです。
インデックスファンドでの投資について、その仕組みや基本については「インデックス投資を10分で理解して10年後に資産を倍にする全手順」をお読みいただいた方が効率よく理解していただけると思います。
ここでは、インデックスファンドやETFの投資コストが安いので長期的な投資に適しているという点を押さえておいていただければOKです。
(2)インデックスファンド、ETFで資産が増える仕組み
インデックスファンドやETFを保有していると、株価指数などの上昇によってファンドの価格もそれに合わせて上昇します。インデックス投資で利益を上げるのは、この値上がり益が基本です。
「しかし、株価は上がったり下がったりするものでは?」と思われると思います。その通りです。ただし、それは個別の銘柄や個別の市場の話です。一時的な増減はあるものの、世界経済は確実に成長を続けています。BRICsなど新興国が登場して経済成長をしているのですから、長期的な視野で世界全体を見れば株価も格段に高くなっています。
それでは、本当にそうなっているのか各種の株価指数を見てみましょう。
最初に、日経平均株価の10年間チャートです。
途中で低迷している時期があるものの、それでも2倍近くに上昇しています。日本の株価は他国と比べて低迷していた時期が多かったのですが、それでも2倍です。
他国の株価になると、様相が一変します。アメリカのダウ平均を見てみましょう。
日経平均株価の1.5倍よりもはるかに上昇率が高く、10年でおよそ2.5倍になっています。しかも途中でリーマンショックや新型コロナウイルスの影響での落ち込みはあるものの、それ以外は堅調に上昇を続けています。
次は、ドイツのDAX30という株価指数です。
最後に、新興国の代表としてインドのSENSEXという株価指数です。
いずれも右肩上がりの上昇をしていることが見て取れます。先進国の株式ですら成長を続けているのですから、新興国の株式が今後に大きな成長余地を残していることは言うまでもありません。
インデックスファンドでの資産運用は、この経済成長を資産の倍増に取り込むことなのです。
(3)インデックスファンド、ETF投資の具体的な始め方
インデックスファンドやETFは、証券会社での購入をおすすめします。
証券会社の口座が最も使い勝手がよく、取り扱っているファンドも数多いため、後々資産運用の幅を広げ流のに役に立つからです。
なお、「不動産投資の教科書」としておすすめの証券会社や、それらの証券会社でインデックスファンドを購入する方法、選び方などが解説されていますので、「インデックス投資を10分で理解して10年後に資産を倍にする全手順」も合わせてご覧ください。
(4)投資信託による資産運用には節税のメリットも
インデックスファンドなど投資信託を購入するのであれば、証券会社の通常の口座だけでなくiDeCoやNISAといった口座も検討の価値があります。なぜなら、こうした口座で同じ投資信託を購入すると大きな節税メリットがあるからです。
iDeCoでは掛け金(つまり投資信託を購入する費用)が全額控除できる上に、年金として受け取る際にも非課税になるなど、投資信託を使って年金を積み立てることで節税メリットの分だけ実質利回りがさらに向上します。
もうひとつのNISAやつみたてNISAは、運用益にかかる約20%の税金が非課税となる制度です。上限金額が年間で120万円(つみたてNISAは40万円)と決まっていますが、その範囲で運用益が非課税になるのはオトクです。
iDeCoとNISAについて、「不動産投資の教科書」にはそれぞれについて詳しく解説している記事があります。詳しく知りたいという方はぜひそちらもお読みください。
【iDeCo】
まだiDeCo(イデコ)やってないの?30歳が定年前に軽々1300万円貯める方法
【NISA】
NISA(ニーサ)とは?賢く活用するために事前に知っておきたいメリットとデメリット
5、おすすめの500万円資産運用その3「J-REIT」
(1)J-REITの魅力と500万円投資の有望性
REITとは不動産投資信託のことで、現物不動産への投資と違って少額で始められることや、プロが運用をするので確実性が高いなどのメリットがあります。
REITの中でも証券取引所に上場されているJ-REITは流動性が高く手軽に売買できるので、資産運用初心者の方であってもすぐに本格的な投資を始めることができます。
REIT投資については「不動産投資信託(REIT)で始める、資金10万円以下からの本格的な資産形成」に詳しい解説があります。このタイトルにあるように10万円以下からでも始められるので、500万円もの資金があればかなり本格的な資産運用が可能になります。
(2)J-REITで資産が増える仕組み
J-REITでの資産運用で利益を上げるには、決算時に支払われる分配金が原資となります。例えば、「さくら総合リート投資法人」の分配金を見てみましょう。このREITは、オフィスビルや住居、商業施設といったように幅広い不動産に投資をしている総合型と呼ばれるもので、2017年11月現在では6%台という高い利回りで注目を集めています。
この「さくら総合リート投資法人」の分配金を見ると、2,700円から3,330円となっています。年に2回の決算月があるので、1口あたり年間で6,000円前後の分配金が入ってきます。
この時点で1口あたりの価格が9万円台なので、仮に9万円として分配金が6,000円だとすると、年間の利回りは
6,000円 ÷ 90,000万円 = 6.666%
表示されている利回りの6.6%というのは、この計算で得られた数値です。
仮に500万円の全額をこのJ-REITで運用して、6.6%という利回りが25年間続いたとすると、25年後には2,471万1,532円となります。
(3)J-REIT投資の具体的な始め方
J-REITは上場されているので、購入するには証券会社に口座を開くのが最も簡単です。「不動産投資の教科書」としては以下の証券会社がおすすめです。
楽天証券
SBI証券
マネックス証券
口座を開設したら購入するJ-REITの銘柄を選び、購入したら後は分配金の入金をチェックするだけです。REITの銘柄選びについては、「不動産投資信託(REIT)で始める、資金10万円以下からの本格的な資産形成」で詳しく解説しています。
6、おすすめの500万円資産運用その4「現物株」
(1)現物株とは
現物株とは、現金で株を高購入して現物株として保有するものです。
現物株投資というと、「安い時に買って高い時に売る」という投資スタイルを連想される方が多いと思います。基本的にはその考え方と同じなのですが、500万円の中長期的な資産運用という視点からは、基本的に何もせず資産を増やすことを目指したいところです。
そこで必要になるのは、割安株という「現在は株価が安く、中長期的に株価が上がる銘柄」を探すことです。
(2)割安株とは何か
本来の実力よりも株価が割安になっている株には、主に3つの種類があります。
- 割安株
- 成長株
- 復活株
①割安株
1つ目の割安株ですが、これは業績が悪い、ネガティブなニュースなど特段の理由がないのにもかかわらず、注目度の低さゆえに株価が低いままになっている株のことです。株式市場には実力以上に過大評価されている銘柄がある一方で、こうした割安株が相当数あります。500万円の資産運用法に現物株を活用するにあたって、この割安株をおすすめします。
この割安株の探し方については次節で紹介します。
②成長株
成長株とはベンチャー企業などこれから時代の変化や独自性のあるアイディアや技術で伸びていく可能性がある銘柄のことです。中長期的な資産運用向きではありますが、これを簡単に見つけられれば苦労はないので、それぞれの投資家が得意とする分野で見聞きする企業などで確信が持てるのであれば買っても良いと思います。あまり知らない分野という場合は、無理に買うことはないでしょう。
③復活株
3つ目の復活株というのは、業績悪化や不祥事などネガティブな要因によって株価が下がってしまった銘柄です。本来の実力を発揮すれば株価も復活するかも知れませんが、そのまま経営破綻してしまう可能性もあるので、あまりオススメはできません。
(3)2つの指標を使った割安株の探し方
割安株の探し方には色々な方法論がありますが、指標を使ったシンプルな方法としてはPER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)を使ったものがあります。
①PER
それでは、まずはPERから解説しましょう。PERは以下の計算式で求めることができます。
株価 ÷ 1株あたりの当期純利益 = PER
この計算式に登場する「1株あたりの当期純利益」は、株式情報に公開されています。株価も簡単に知ることができるので、この2つの数値にどれだけ開きがあるのかを計るのがPERです。
1株あたりの利益が企業の実力だとすれば、それに対して株価が大して高くなければ割安というわけです。
Yahoo!ファイナンスには「低PER」という項目でランキングを表示できる機能があります。
このランキングで上から表示される銘柄はPERが低く、株価の割安感があります。PERは15倍以上が一般的な水準なので、これが10倍を下回っていれば割安株であると見て良いでしょう。
②PBR
次に、PBRです。PBRの計算式は以下の通りです。
株価 ÷ 1株あたりの純資産 = PBR
PERとよく似ていますが、PBRは株価を会社の1株あたり純資産額で割ったものです。基準は1倍で、1倍を下回っている場合は割安感があると見なされます。
ただし、黒字経営だと理論上は1倍を下回らないのがPBRです。1倍を下回っているということは経営上の問題があるかも知れないので、このPBRだけを見て判断するのはリスクを伴います。
業績や会社の状況に特段の問題がないのにPBRが1倍を下回っている場合は、株価が出遅れているのかも知れず割安株だと考えることができます。
PBRについても先ほどのYahoo!ファイナンスで低い順に並べることができますが、これで並べ替えをすると著しく低い銘柄ばかりが上位に並んでしますので、あまり参考にしない方が良いでしょう。あくまでも1倍を「少し下回っている」というのがポイントです。
資産運用初心者の方は、まずはこのPERとPBRを活用して割安株を購入して「株価が高くなった頃に売る」という投資スタイルを確立してみてはいかがでしょうか。
(4)現物株投資の始め方
現物株投資を始めるには、証券会社に口座を開設することから始めます。現物株は証券会社の本業でもあるので、どこの証券会社でも売買可能です。ホームページ上から申し込みをして、数日後に開設された口座に入金をすれば売買可能になります。
① 株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
『トレーダーズ・プレミアム』は質・量ともに業界最高水準の株式情報サービス です。
同等のサービスがすでに100社以上の証券会社・運用会社のトレーディングルームに提供されており、 プロフェッショナルには必須のアイテムとなっています。
② 株式会社G&Dアドヴァイザーズ
初心者の個人投資家からベテランの投資家まで、的確な投資情報を提供する、 株式情報サイト『勝ち株ナビ』の無料会員登録プログラムになります。
会員登録後は、無料推奨銘柄・国内外のマーケット情報・有名投資家のコラムや 市況など、株式投資に役立つ無料コンテンツがご利用いただけます。
(5)セミナーにて勉強しよう
具体的に投資を始める前に、セミナーにて情報収集しながら勉強されるのはいかがでしょうか。
受講生の7割以上がプラスの運用成績があり、 株式投資や外為投資に興味はあるが、本当に必要な知識だけをぎゅっと凝縮して学びたい方にオススメしたいです。
7、分散投資で500万円の資産を大切に運用する
分散投資とは、一つの商品に対して投資をするのではなく、複数の商品に投資をすることです。
本章では、分散投資による資産運用の大切さについて説明します。
(1)分散投資がリスク管理に役立つ理由
資産運用はお金を増やすことが目的ですが、その一方で「お金を守ること」も忘れてはいけません。
資産運用をすることで、預けているだけでは実質的な価値が下がっていくリスクを回避するという、お金を守ることもできます。
しかし、投資をする以上は預金のように元本保証ではなく一定のリスクがあるので、そのリスクもしっかりと管理して500万円を守る必要があります。
そこで分散投資がリスク管理の定番となっています。異なる投資商品に投資をすることで全滅を防ぐのが基本的な考え方で、投資商品ごとの価格上下はあっても世界経済は緩やかに成長していることを利用して、トータルで資産を守りながら増やしていくことが可能になります。
分散投資については「投資の安全度を2倍以上にする分散投資の4つの分散項目と5つの具体的な方法」の解説が分かりやすいのでオススメです。
(2)リスクを分散する代表的ポートフォリオ3選
分散投資には、その目的に応じて最適な投資配分があります。このように投資配分の内訳を決めることをポートフォリオといいます。「不動産投資の教科書」が、資産運用の方向性別に3つのポートフォリオを構成しました。
3つ目の夢を追うポートフォリオでは、人気沸騰中の「ビットコイン」を組み込んでみました。
①安全性重視
安全性とバランスを重視するポートフォリオとして、この記事でご紹介している3つの投資商品を等分で構成しました。
現物株のリスクを残りの投資商品でカバーするという考え方です。
②若干のリスクを取りつつリターンを狙いたい
一定の安全性を確保しつつも、少しでも多くのリターンを狙いたいという場合は、現物株の比率が高くなります。
③ハイリスク商品を入れた「夢のあるポートフォリオ」
ハイリスク商品として、人気沸騰中の仮想通貨「ビットコイン」を組み込んでみました。億万長者が続出中の夢のある投資商品であるハイリスクなので、あくまでもポートフォリオ一部として構成しています。
この一部だけでも大きなリターンを狙っていく一方で、残りの投資商品で手堅く資産を守っていく構成です。
(3)投資対象だけでなく時間軸でもリスクを分散できる
ここまで解説してきたポートフォリオは、投資商品を分散することによるリスク管理です。しかし、分散投資が分散できるのは投資商品だけではありません。1回で全資金を投資してしまうのではなく、5回や10回に分けると価格変動のリスクを軽減することができます。
これをいかしたドルコスト平均法という投資方法もあるので、詳しい方法については「ドルコスト平均法で失敗したくない方のためのメリット&デメリット解説」も併せてお読みください。
まとめ
500万円を資産運用で少しでも大きく増やしたい、しかしそのためにリスクが大きいのは困るという、多くの方の願いをかなえるために「不動産投資の教科書」がオススメする資産運用法を4つご紹介しました。
いかがですか?どれもが非常に現実味のあるもので、500万円を倍の1,000万円にすることを本気で考えた方法論と戦略です。資産運用はその運用期間が長ければ長いほど、資産額が増えます。豊かな老後を迎えるため、そして「豊かな老後のためにしっかり備えている」という安心感を得るためにも、最も気になった方法から始めてみませんか?