「この物件を買っていいのか、1人で決断できないので相談したい」
初めての投資で何を信じて良いのか分からない――そんな悩みを解消するためには、セカンド・オピニオンの活用が効果的です。
本記事では、不動産投資初心者が直面する悩みを解消し、安心して一歩を踏み出せるよう、実際のセカンドオピニオン事例をもとにその有効性を解説します。あなたの不安を軽減し、より自信を持って投資に取り組むためのヒントをお届けします。
この記事に登場してくださる佐々木さん、藤井さん、平田さん(仮名)も、とにかく第三者に相談したいという気持ちでセカンド・オピニオンを利用されたそうです。
どのように不安を払拭し、投資家への一歩を踏み出すことができたのか、また現在の心境について聞きました。
不動産投資のバイブル
- 今は不動産投資の始めどきなのか?
- 安定収益を得るための不動産投資物件の選び方
- 不動産投資の失敗例から学ぼう
目次
1、佐々木さんのセカンド・オピニオン事例
佐々木さんは、以前から区分マンション投資を検討していました。
セカンド・オピニオンを受けた時点では、すでに不動産会社から10戸の提案を受けており、自身の基準で3戸程度に絞ったのち、編集部のセカンド・オピニオン担当に相談したという経緯になります。
セカンド・オピニオンで詳細について面談した結果、当初検討していた物件ではなく、不動産会社から追加提案されていた区分マンションを購入することになりました。
(1)属性
佐々木さんは35歳男性で、大学卒業後WEBマーケティング会社に就職して13年目。
詳しい属性は、以下の通りです。
家族構成 | 妻(パート)、子供2人 |
年収 | 840万円 |
自己資金 (今回の物件を購入する際の自己資金) | 400万円 |
金融資産 | 1,500万円(株式) |
借入 | 2200万円(マイホームの住宅ローン) |
(2)佐々木さんの不動産投資の目的
ポートフォリオを分散させるため
佐々木さんが現在保有している株式を一部売却し、不動産投資へ分散させることによって、現在保有している株式の株価下落時のリスクヘッジを行おうと考えたそうです。
分散先として不動産投資を選んだ理由は、元々不動産ポータルサイトで物件情報を見るのが好きだったことや、比較的資産形成しやすい商品であることを挙げていました。
不動産投資をする上で、不動産に関心を持って情報収集をできることは大きな強みであるといえます。
佐々木さんは、投資である以上少なからずリスクがあることは理解したうえで、他の投資商品と比較して、長期的に安定した資産形成ができること、リスクヘッジがしやすいことを理由に不動産投資を選ばれたそうです。
2、セカンド・オピニオンの内容
(1)佐々木さんの希望
佐々木さんは、40歳までに物件を3~4戸購入し、月の収入として30万〜40万を確保できる状態を目指したいと考えていました。
将来的には65歳くらいでローンを完済し、年金に頼らず不動産投資のみで生活ができるくらいの老後資金を確保したいとのことです。
(2)アドバイス内容
佐々木さんはセカンド・オピニオンを活用する前に、不動産投資会社から提案されていた物件の中で良いなと思っていた物件がある程度決まっていました。
しかし、セカンド・オピニオン担当目線から見たその物件は、決しておすすめできるものではありませんでした。できれば避けた方がいいあまり評判の良くない管理会社が管理する物件だったからです。
投資物件を選ぶ際は、物件だけではなくどこの管理会社がついているのかも非常に重要です。
管理会社がずさんだと、資産価値の低下や賃貸物件としても入居者が住みたい(あるいは長く住み続けたい)と思えるような部屋ではなくなり、空室が発生するからです。
以上のことから、管理会社や建設会社についても確認項目として、佐々木さんへ物件の再検討をご提案しました。あわせて、不動産投資においては物件がある現地へ実際に足を運ぶことも大切であると伝えました。
物件の図面だけでは、良い点と悪い点の全てが分かるわけではありません。入居者目線に立ち、ご自身の目で確認することは重要です。
- 周辺の治安はどうか
- 近くに生活利便施設が揃っているか
- 忌避施設がないか
3、セカンド・オピニオンを受けた感想
今回、セカンド・オピニオンを利用して区分マンションを購入された佐々木さんに、セカンド・オピニオンを受けた感想を聞きました。
(1)セカンド・オピニオンを活用してよかった点
不動産投資についてある程度は知っていたものの素人なので、セカンド・オピニオン活用前は気を付けるべきポイントが具体的に何か分からず不安でした。
セカンド・オピニオンで相談したことにより、以下の気を付けるべきポイントが明確になったことがよかった点です。
- どのようなデベロッパーが建設していたら危険なのか
- どのような管理会社がついていたら避けた方が良いのか
- 検討している物件にはどのようなニーズがあって入居者がつくのか
- 資産価値の低下のリスクを低減できる条件はなにか
実際、自分の選んだ物件の管理会社は避けた方がよいと言われたので、セカンド・オピニオンを活用せずに自分の基準のみで判断してそのまま投資していたと思うと恐ろしいです。
不動産投資会社によりますが、不動産投資会社が提案してくださる物件のうち良いといえる物件は約10%だそうです。
不動産営業マンの中には、投資経験者ではない方や、自身であれば購入しないような物件を売り込んでくる方もいると伺い、より第三者のプロの投資家に相談するべきだと思いました。
良い不動産会社から提案された物件だとしても、避けた方が良い物件の割合は減りますが、1件1件しっかり自分で目利することが大切ですね。
(2)セカンド・オピニオンを活用して不動産投資を始める意思決定をできた理由
自分だけの判断では、最初は不安が多くなかなか意思決定できませんでした。
そんなときに、現役投資家のセカンド・オピニオン担当に相談し、「この物件なら購入しても良い」とアドバイスをくれたことが、自分の中でも意思決定の手助けとなりました。
しかし、あくまで投資は自己責任であるということは忘れないようにしたいです。
(3)セカンド・オピニオンを知り合いにおすすめしたいか
セカンド・オピニオンを活用して不安を払拭したうえで不動産投資を始められたことや、避けた方が良い物件の購入を防げたことが良かったので、ぜひ知り合いにもおすすめしたいです。
不動産投資を始めようとしている1人でも多くの方に、不動産投資を成功に導いてくれる経験豊富な人の助言をもらえる機会があることも知ってほしいです。
大切なのは、将来起こり得る「資産価値の低減」を防げる物件なのかということです。不動産投資の正しい考え方を得ることや良い物件の見極めは、初心者には非常に難しいと痛感しました。
だからこそ、セカンド・オピニオンをおすすめしたいです。
4、藤井さんのセカンド・オピニオン事例
藤井さんは、不動産投資に興味を持ってから、多くの書籍を読んだそうです。自分に合った物件の種類を知るためにも区分・一棟に関わらず様々なジャンルの本を読んだり、失敗事例が書かれた本なども手に取り、情報をインプットしています。
本を読み知識が増えたことで、区分マンションが向いていることや物件のエリアを東京23区にしぼるなど、自分に合った不動産投資の形を選択できるようになりました。
実際に物件を決める際にはセカンド・オピニオンを活用し、区分マンションを購入されました。
藤井さんは現在40歳の男性で、お子さんが2人いらっしゃいます。大学卒業後、鉄鋼会社でエンジニアとして働いたのち、6年前からITコンサル会社に勤務しています。
詳しい属性は、以下のとおりです。
家族構成 | 妻、子2人 |
年収 | 1,000万円 |
自己資金(今回の物件を購入する際の自己資金) | ~600万円 |
金融資産(株式と投資信託) | 500万円 |
借入 | 3000万円(住宅ローン) |
藤井さんは、老後のお金に漠然とした不安があり、将来のために何かやらないといけないと思い勉強しているうちに不動産投資を知りました。
不動産投資の中でも、区分マンション投資は長期的に資産を築いていく投資だと知り、老後資金に不安がある自分に合っていると思われたそうです。「すぐに副収入を得たいのではなく、時間はかかってもいいので、将来の確実な収入源にしたいという気持ちが大きい」と話されていました。
さらに、独身時代からの貯金がある程度あって、現金を眠らせておくのがもったいないと思っていたことも不動産投資を始める後押しになりました。
5、セカンド・オピニオンで相談したこと
(1)セカンド・オピニオンを知ったきっかけと相談内容
藤井さんは、不動産投資の教科書 代表の著書を手に取ったことがきっかけで、セカンド・オピニオンの存在を知りました。
相談内容は、購入を検討している物件が本当に買っていい物件なのか1人で判断することができないと感じ、第三者の意見を聞きたい、というものでした。
書籍を読むことでたくさんの知識をインプットしていても、いざ物件を購入するとなった時には「買っていいのだろうか」「自分だけで判断するのが怖い」という気持ちが強くなりました。
不動産投資は投資金額が大きく、失敗するケースを耳にすることも多いため、営業担当の話を信じていいのかわからず不安になることが多いものです。
セカンド・オピニオンは不動産投資会社ではない、メディアという中立な立場に相談できることが安心につながったそうです。
(2)セカンド・オピニオンを活用してよかった点
藤井さんはセカンド・オピニオンを利用した時のことをふりかえり、
「面談では、物件の見方やエリア、融資にも詳しい不動産投資家と話すことができ、親身になって相談にのっていただけました。
セカンド・オピニオンで相談したことで、物件に対する新しい着眼点を知り、今まで見ていなかった施工会社や建物管理にも目が行くようになったことを覚えています。
相談する中で不動産投資を知ったのに、何も行動しないことがリスクだと感じ、始めるならなるべく早い方がいいと気づきました」
と話していました。
6、オーナーになった感想
藤井さんは不動産投資の目的として、すぐに副収入を得たいというよりも、将来の確実な収入源を確保したいという気持ちが大きかったそうです。
セカンド・オピニオンを通して、一歩を踏み出す後押しをしてもらった結果、現在、自分に合った理想的な資産形成が進んでいます。
「今は不動産を買い増ししたく、物件情報をたくさん見るうちに物件価格や管理費、修繕積立金の相場なども少しずつわかるようになってきました。知識が蓄積されることで、見極める力がついているのを感じている」と、不動産投資を楽しんでいることを話してくださいました。
7、平田さんのセカンドオピニオン事例
当初、平田さんが検討されていたのは、一棟アパート投資でした。
理由は、「毎月の収支を黒字にするためには、区分ではなく一棟アパートの方が良いのではないかと思っていたから」
あわせて、既に不動産投資会社より具体的な物件の提案と事業計画(一棟アパートの年間収支計画書のこと)を提示されていました。
セカンド・オピニオンでお話を伺い、一緒にさまざまなシミュレーションをした結果、区分マンションを購入されました。
平田さんは44歳で、大学卒業後から商業施設デベロッパーに勤務されて現在22年目。今は営業本部のチームマネージャーを務めており、営業を担当されています。
詳しい属性は、以下のとおりです。
家族構成 | 妻(専業主婦)、子供2人 |
年収 | 1,000万円 |
自己資産 | 0~300万円 |
金融資産 | 1,000万円(つみたてNISA) |
借入 | 1,990万円(マイホームの住宅ローン) |
8、セカンド・オピニオンでの提案
(1)平田さんの希望
平田さんは、45歳までには物件を1棟購入したいと考えており、サブリース物件は避けたいとのことでした。
将来的には、家賃収入として月額30万~40万円を希望されていました。
(2)提案内容
平田さんがセカンド・オピニオンを活用する前に不動産投資会社から提案されていたのは、新築一棟物件(融資期間は35年間)。
しかし、詳しくお話を聞いてみると、平田さんが将来希望する月額30万~40万円の家賃収入の達成は難しくなるため、平田さんの希望に沿うべく、中古区分マンションを取り扱う会社から提案をし直してもらうことになりました。
9、セカンド・オピニオンを受けた平田さんの感想
今回、セカンド・オピニオンを受けて区分マンションを購入された平田さん。
実際にセカンド・オピニオンを受けた感想について伺いました。
(1)セカンド・オピニオンに申込んだ理由
自分の給与だけで家族を養うことに厳しさを感じ、“老後2000万円問題”や年金など将来のお金の不安などからも、安定した資産形成をしたいと考え、不動産投資を検討するようになりました。
いざ「不動産投資を始めよう!」と考えていたものの、やはり一番大きかったのが「失敗してしまうのではないか」という不安でしたね。
そこで、不動産投資の勉強をしようと思い最初に購入した不動産投資関連の本が、不動産投資の教科書の編集部が発刊した「99%失敗しない、不動産投資のはじめ方」でした。
本書を読んでもインプットしきれない部分があったため、第三者の立場からの意見を聞きたいと思い、本書で知ったセカンド・オピニオンを活用してみようと考え申込みました。
実際に不動産投資の教科書の書籍を読んでいたこともあり、不動産投資の教科書の雰囲気を事前に何となく把握していたため、セカンド・オピニオンに申込むときの不安は特にありませんでした。
(2)セカンド・オピニオンを活用してよかった点
セカンド・オピニオンを活用しようと思い初めてメールで問い合わせしたときに、返信などで誠実に対応してもらえたと感じています。
また、実際にセカンド・オピニオンを活用したことで不動産投資の知識を付けることができました。
面談の中で、さまざまなアドバイスを頂いた結果、自分の希望にかなう物件を購入することができ、今回セカンド・オピニオンを活用して本当によかったと感じています。
(3)セカンド・オピニオンを活用して不動産投資を始める意思決定をできた理由
実際にセカンド・オピニオンを受けたあと、不動産投資をしない選択肢を取る方も少なくないと聞きました。面談では、投資家(読者)の投資経験や属性を考慮して、不動産以外の投資が合っている場合には、率直にアドバイスをもらえる、というのは良いと感じました。
一方で、私は、面談後、「失敗するのではないか」という不安よりも、「なぜもっと若いときに始めなかったのだろう」と思い、「早く始めたい」という気持ちが強くなったのを覚えています。
なお、当初抱いていた「失敗するのではないか」という不安は、面談をとおして解消することができました。
(4)セカンド・オピニオンを知り合いにおすすめしたいか
セカンド・オピニオン活用後、実際に不動産を購入し、家賃の振り込みを確認してやっと「不動産投資ができている」という実感を持てました。
セカンド・オピニオンを活用しなければ、今でも悩んでいたかもしれないため、セカンド・オピニオンを活用したことについては非常に満足感が高いです。
今後も、自分としてはさらに保有不動産を増やしていきたいと思っているので、その時にはぜひまたセカンド・オピニオンを活用したいと考えています。
自分の周りにも不動産投資を始めようか悩んでいる人がいれば、迷わず不動産投資の教科書のセカンド・オピニオンを勧めたいです。
まとめ
不動産投資を始めるまでは、さまざまな不安がつきものです。セカンド・オピニオンでは、不動産投資を失敗して後悔しないためのアドバイスをします。
メディアという“不動産投資業界の第三者”だからこそ、判断可能な相談も承っています。
不動産投資について悩みや案がある方は、ぜひ無料セカンド・オピニオンサービスをご活用ください。