• 不動産投資
  • 2024/8/2 (更新日:)

AIで加速する不動産投資!最新情報と投資家向けAIサービス6選

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近年、不動産投資の分野ではAI(人工知能)の活用が急速に進んでいます。AIは物件の価値評価、投資リスクの分析、賃貸管理の効率化など、さまざまな面で投資家にとって有益なツールとなって進化を続けています。

本記事では、不動産投資におけるAIの最新動向を解説し、特に投資家が活用すべき6つのAIサービスを厳選して紹介します。AIの導入を検討中の方はもちろん、既に活用している方にも役立つ情報が満載です。不動産投資で成功するために、最先端のAI技術を活用して一歩先を行きましょう。

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  • 営業マンのいうことを鵜呑みにして失敗したくない…
  • しっかりと基礎から学び、できる限りリスクを避けたい…
  • 今は不動産投資の始めどきなのか?
  • 安定収益を得るための不動産投資物件の選び方
  • 不動産投資の失敗例から学ぼう


1、不動産投資は、AI活用でもっと進化する

不動産投資にAIが進出して、今何が起きているのでしょうか。まずは最新事情と不動産投資とAIの関係性について前提条件となる理解を深めていただきたいと思います。

(1)不動産投資とAIの関係

AIというと「人間に取って代わる仕事が増える」「人間が職を失う」というネガティブなイメージがよく取り沙汰されます。さらに飛躍したものになると「いつか人間の能力を追い越し、人間がAIに支配される」といったものまであります。人間は何か新しいものが登場するとそれを積極的に受け入れる人たちと、それを拒絶する人たちがいます。ニュースのキャッチとしては拒絶するような論調のほうが耳目を集めやすいので、どうしてもそういったネガティブな捉え方に注目が集まってしまいますが、現実はその逆です。

ビジネスにAIを積極的に採り入れることでコストダウンやスピードアップ、さらには人手不足の解消など多大なメリットがすでにもたらされています。

そして、不動産業界でも、すでに多くのAIサービスが進出しています。詳しくは後述していきますが、こうしたAI系のサービスには、一部の不動産会社や投資家のものだった不動産投資の門戸を多くの人に開いたという功績があります。

誰もが不動産投資に参入できて、これまで一部の人たちしかアクセスできなかったような情報を手軽に利用できるになったことは、ほかならぬAIのメリットだと言えるでしょう。元から親和性の高い不動産投資とAIの関係だけに、今後もさらにこの分野は成長を続けていくものと思われます。

(2)AIビッグデータの活用で正確な情報を知ることができる

AIが得意としているのは、ビッグデータの解析や活用です。人間の力で分析に膨大な時間がかかるような量の情報を瞬時に集めて解析し、そこから一定の傾向や結論を導き出すというのは、そもそもコンピューターが得意としている作業です。

AIにはこれに加えて学習機能があるので、さらに蓄積され続けていくデータから新たな傾向を見つけ出したり、そこから次の展開を予測することで、一般の不動産投資家もプロと全く変わらない高品質の情報を活用できるようになります。

例えば、不動産投資家にとっては重要なのは、未来における人口予測です。人口が多くなる地域で賃貸経営をするのは投資の王道なので、それをAIの力で知ることができれば、より正確な投資判断が可能になります。

(3)不動産投資のハードルが下がる

先ほども述べたように、AIがビッグデータの解析などを行うことで、これまでは一部の不動産会社や投資家にしかできなかった情報収集や分析が一般の人にももたらされるようになります。

すでに無料で利用できるAIサービスだけでもかなりのことが分かるようになってきているため、不動産投資参入へのハードルをAIが大幅に低くしてくれたことは間違いありません。

(4)AIの情報によって自分で判断ができるようになる

これまで一般の不動産投資家は、不動産に関する詳細な情報を知るには不動産会社の手を借りる必要がありました。プロの意見を聞くことができるまでは良いのですが、もちろんプロがタダで情報をもたらしてくれるわけではありません。そこには「物件を売りたい」という意図があり、そのためのバイアスがかかってくるのは仕方がありません。

必要以上の営業攻勢など、招かれざる客を呼び込んでしまうことに煩わしさを感じている人は実に多く、それゆえに不動産投資との関わりを避けてきたという方も多いのではないでしょうか。

しかし、AIがそういった問題を解決してくれつつあります。AIによって正確な情報を知り、最終的な投資判断を誰かから促されることもなく、自分で決めることができる時代なのです。

(5)AIを活用したこれからの不動産投資像

AIの登場により、不動産投資のハードルが下がり、さらなる可視化が進みつつあります。これにより誰もが質の高い情報に触れることができるようになり、そこからの正確な投資判断をした上で有利・不利のない不動産投資が可能になります。

すでに一部の不動産投資会社はAIを活用した提案やシミュレーションなどを導入しており、高い評価を得ています。

今後もこうした傾向は続くと見られており、AIを活用した不動産投資のアドバンテージが高くなってくると、AIによる情報収集や分析を前提とした投資判断が当たり前の世の中になるかも知れません。

、不動産投資家向けAIサービス:価格査定編

不動産投資家に利用価値の高いAIサービスには、どんなものがあるのでしょうか。まずは不動産投資の購入と売却の2つの場面において重要になる価格査定に使えるサービスをご紹介します。

不動産の価格査定にはさまざまな手法がありますが、最も確実で分かりやすいのが、類似取引事例からの推定です。実際に不動産会社が価格査定をする際にも、近隣や条件が似ている地域での類似取引を参考に査定価格をはじき出しています。

こうした一連の作業を従来は手作業で行っていたわけですが、AIはコンピューターの処理能力という強みをいかして、ビッグデータとも呼べるだけの膨大な取引事例から価格を査定します。より多くのデータや諸条件を考慮した査定が可能になるので、近年では不動産の価格査定においてAIの存在感が大きくなってきています。

以下、4つのサービスをご紹介します。

(1)SRE不動産

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システム推定価格という、AIがビッグデータを解析した結果に基づく不動産価格査定のサービスがあります。システム推定価格の対象は首都圏のみですが、東京23区の物件での価格誤差は5%以内が41.52%、20%以内は93.75%という、かなり高い精度を誇ります。

(2)HowMa

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査定をしたい不動産に関する項目を3~6項目入力するだけで、AIが価格査定をするという極めてシンプルなサービスです。全国の不動産物件に対応しているので、都市部以外の不動産査定をしたい方にもオススメです。

HowMa

 

(3)イエシル(マンション)

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マンション専門のAI系価格査定サービスです。マンション名や駅名、地名といったように関連キーワードを入力することで対象のマンションを絞り込み、ビッグデータ解析に基づく査定結果を見ることができます。なお、検索範囲は首都圏のみです。

イエシル

3、不動産投資家向けAIサービス:投資判断編

購入を検討している物件が、果たして投資すべきなのかどうか?

その判断に必要なのは価格の妥当性に加え、将来における収支のシミュレーションです。そのシミュレーションが正確であるほど投資判断も的確なものになります。その時に活躍するのが、投資判断に役立つAIサービスです。

不動産投資の判断を行う際には、今は良くても将来がどうなるか分からないという前提で、将来もしっかりキャッシュフローが出るかどうかを確認した上でないと、投資をするべきではありません。

しかし、それを正確に予測するには物件の経年劣化や近隣の不動産投資環境、また人口動向などといった情報を少しでも多く収集し、それを的確に分析する必要があります。

AIによる投資判断支援サービスの多くはこうした情報を加味しており、投資すべきかどうかという正確性の高い判断材料を投資家に提示してくれます。

以下、3つのサービスをご紹介します。

(1)Gate.

不動産投資 AI

空室リスクや賃料の下落というのは不動産投資では避けられないリスクです。この「Gate.」は、そのリスクも加味した15年後のシミュレーションができるという、いかにもAI系サービスらしい機能があります。

Gate.

(2)RENOSY

不動産投資 AI

AIを使って不動産投資のシミュレーションや物件の投資価値を精査している不動産会社です。ユーザーが直接AIを使って情報を得るというわけではありませんが、物件のシミュレーションなどでAIによるスコアリングの結果をもとに提案をしてくれるので、シミュレーション精度の高さに信頼が持てます。

RENOSY

 

(3)キャッシュフローシミュレーター

不動産投資 AI

このシミュレーターを提供しているオリックス銀行は、不動産投資向けのローンで定評のある銀行です。このシミュレーターでは銀行らしく、AIによる分析も加味しながら、最長で50年間にわたるキャッシュフローを試算することができます。

キャッシュフローシミュレーター

4、AI時代にふさわしい不動産投資のあり方とは

これだけ多くのAIサービスが登場している昨今、不動産投資家はどのようにAIと付き合っていけば良いのでしょうか。これからの時代にふさわしいAIとの付き合い方を提案したいと思います。

(1)複数サービスを利用する必要性

AIを活用した不動産関連のサービスは今後さらに増えていくことが予想されますが、AIを使っているからといって完全な正解が導き出されるわけではなく、複数のAIサービスを使ったら微妙に異なる結果が出ることもあります。

特定のサービスだけに依存するのではなく、できるだけ複数のAIサービスを使って広く意見を求めてみてください。というのも、無料でAIサービスを利用できるということは、それを設置した会社にとっては何らかの宣伝が目的なわけで、その会社の思惑に向けてバイアスがかかっている可能性があるからです。

今後もAIサービスは増えていくことを考えると、より多くのサービスを利用して色々な意見を集めてみるのが良いと思います。

(2)AIを活用する比率を高めるように心がけよう

不動産業界に限らず、そもそもAIがここまで注目されて、普及が進んでいるのは業務の効率化やコストダウンだけが目的ではありません。これらの先にあるのは、人手不足への対策です。今後日本は人口が減少するのに伴い、労働力人口も減っていくことが確実視されています。

不動産業界も例外ではなく、今後進行すると見られる人手不足への対策としてAI化が進んでいるのは間違いありません。

例えば空き家問題が深刻になりつつある地域など、不動産市場が縮小しているような地域だと、地場の不動産業者が少なくなっています。こういった地域で不動産を売却したいと思っても査定をできる人材がおらず、AIでしか査定ができないといった時代が来ることも考えられます。

そんな時代の到来に備えて、不動産投資にAIを積極的に採り入れる姿勢を持っていたほうが良いのではないでしょうか。

(3)不動産投資家も効率を重視する時代へ

不動産投資でもそうですが、事業は足で稼いでナンボ、汗を流してナンボという考え方があります。努力をした分だけ報われるという考え方自体は間違っていないと思いますが、今は「金を払ってでも苦労するべき」という時代ではなく、できる楽はしたほうが良いと思います。

しかも、AIを利用するメリットには効率化だけでなく、膨大な情報の解析という人間には不可能な作業も含まれています。

投資判断に必要な情報収集や分析の効率化に加えて、その情報を質・量ともに高めるためにもAIは有効だということです。

(4)さらに新しい分野へのAIが進出中

不動産投資向けのAIサービスとして現在主流となっているのは、価格査定や収支シミュレーションといった投資判断に役立つものです。今後はさらにAIを含む不動産テック全体が進化して、さらに不動産業界に多くのサービスが登場していくでしょう。

すでに室内にセンサーを設置して内見が不要になるようなサービス、VRを活用したヴァーチャル内見などが実用化されつつあり、賃貸経営や物件売却時に必要な内見が自動化される道筋が見えています。

こうしたITによってもたらされる新しい技術やサービスをいかに採り入れていくかが、今後の不動産投資のあり方に大きく関わってくると思います。

まとめ

不動産投資とAIの関係性が今どこまで来ているのか、そして今後どうなるのかという点を解説してきました。不動産投資におけるAIの役割や存在感が今後大きくなってくることは間違いなく、そしてAIを活用することによる競争力が成否を握る時代になっていくことでしょう。

今の時点で不動産投資とAIの関係に着目された方は、その先見の明が今後の投資行動に大きく寄与すると思います。その先見の明をいかして、ぜひこの記事でご紹介しているサービスをはじめ、AIを積極的に採り入れて「AIに強い不動産投資家」を目指しましょう!

 

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