不動産投資で注目される東京23区内の「意外なエリア」は？

不動産投資をする際、今、東京23区で注目できるエリアはどこ……？

東京都の中でも、再開発が進む渋谷区や港区はもちろん人気があります。

今回は、毎月不動産に興味ある方が数万人訪問する『不動産投資の教科書』が、人気エリア以外で注目できる以下の3つの地区をピックアップしてみました。

投資物件の購入を検討されている方は以下の記事も併せてご参照ください。

１、不動産投資をするなら？東京23区内で今注目のエリア「足立区」

足立区はハザードマップなどで見てみると浸水危険度が高く、木造の密集住宅が多いことや新宿や渋谷へのアクセスが弱い点などから、不動産投資対象としてはこれまではあまり人気が高いとは言えないエリアでした。

しかし千代田線の北綾瀬までの直通運転、日比谷線と他私鉄への相互乗り入れなどアクセスが昔に比べて格段に良くなってきており、その利便性が見直されてきています。

また河川氾濫対策なども進み、安全面でも他区とあまり差異がなくなってきています。

また複数の大学誘致などで若年者人口が増えてきており、北千住などのアクセスの良い駅は特に需要が高まってきており、これらは不動産投資にとっては追い風となっています。

続いて注目できるのは、北区の中心エリアである、赤羽・板橋エリアです。

赤羽・板橋共に鉄道を中心とした交通の要所にあり、新宿や東京に通勤・通学がしやすいエリアとして人気が高まっています。

赤羽駅や板橋駅の商店街は非常に充実しており、大型スーパーなども近くにあることから生活のしやすさがポイントです。

赤羽は住宅ローン専門会社であるアルヒが発表した「本当に住みやすい街2019」で第1位の大賞にも選ばれており、暮らしやすさが地価にも反映され、割安で推移していた不動産価格が右肩上がりで上昇していると言えるでしょう。

巣鴨も含めたこのエリアは駅間を徒歩でも移動できる距離であり、複数の鉄道路線が利用しやすいのも魅力です。

品川区は羽田空港や新幹線へのアクセスが良く、インバウンドで日本を訪れる外国人にとってとてもアクセスの良いエリアです。

2020年東京オリンピックを控えて政府は外国人観光客や労働者の受け入れを増やす政策をとっていおり、海外との接点をもつビジネスマンなどを中心に人気が高まっているエリアです。

また、最近では五反田・大井町などの人気が上昇しているのをご存じでしょうか。

大井町は以前は下町感が強いエリアでしたが、駅前の大型ビルや商店街、飲食エリアなど、非常にバランスの取れた生活のしやすい街と変化を遂げました。

大井町は新幹線品川駅まで1駅、羽田空港まで鉄道で30分程度、タクシーなら20分程度で到着する屈指の利便性があり、多くの路線が乗り入れ東京や新宿へのアクセスも非常に良いエリアです。

こういった利便性の割に地価がそれほど高いわけではないため、不動産投資先として人気が出てきています。

また、五反田もアクセスの良さと生活の利便性で人気が出てきており、以前の歓楽街としてのイメージは払拭されつつあって大型スーパーや商店街などが充実した暮らしやすい街へと変化してきました。

品川区は延長夜間保育など子育て環境にも優れていて、ファミリー層などにも人気があり地価を下支えする理由の一つになっています。

不動産投資先としては都心の再開発エリアが人気なのですが、既に地価に期待値が織り込まれており簡単に買える価格帯ではなくなっています。

そんな中でアクセスの良さや生活のしやすさのわりに、地価が低かったエリアが改めて注目されてきています。

今回取り上げたエリア以外にも、今後の成長が見込めるエリアもありますので、是非今回のような視点で探してみてはいかがでしょうか？

収益物件の選び方について、詳しくは以下の記事をご覧ください。