• 資産運用
  • 2018/4/27

10分で分かる!投資信託で利益を上げるための6つの知識

投資信託に興味をお持ちの方にとって、もちろん最大の目的は「利益を上げること」です。超低金利が続いている中、定期預金や国債で運用してもお金は増えません。

そこで、投資信託に興味のある方はとても多いと思いますが、あまり投資をしたことがない方は、こんな疑問をお持ちなのではないでしょうか。

  • そもそも投資信託では、どうやって利益を上げるのか?
  • どれくらい利益を上げることができるのか?
  • なぜ定期預金や国債より利回りが高いのか?
  • 投資信託でどれだけ利益が上がっているかを知るには?
  • 実際に投資信託利益を上げる具体的な方法は?

これらの疑問を解決することができれば、誰もが今すぐ投資信託利益を狙っていけるようになります。

それでは、投資信託利益を上げる仕組みを作るための必要な情報を、順番に解説していきましょう。

目次

1、こんなにある、投資信託の利益

投資信託で上げられる利益について、まずはその実力を知っていただきましょう。これを知ると、投資信託への興味がもっと湧いてくるはずです。

(1)投資信託の利益で資産が倍増することも

投資信託には実に多くの種類がありますが、安全性の観点から人気のインデックス型投資信託というカテゴリーがあります。インデックス型というのは、日経平均株価やTOPIX、海外ではダウ平均やナスダック指数などの株価指数と連動するように運用されている投資信託のことです。

こちらは、人気の高い日本株のインデックス型投資信託「ニッセイ日経225インデックスファンド」の10年チャートです。

出典:YAHOO!JAPANファイナンス ニッセイ日経225インデックスファンド 

20131月までは日経平均株価が1万円前後を推移していたので、この投資信託も同じように1万円前後の値を付けていました。しかし、アベノミクス相場など景況感の変化によって2万円台が当たり前となり、さらに上をうかがう勢いで推移しています。

つまり、この投資信託が1万円前後の頃に買っていた人が今も保有していれば、資産額は2倍以上になっているということです。安全性重視のインデックス型でもこうした大きな利益を上げることができるのですから、投資信託の魅力がよくわかるのではないでしょうか。

(2)株やFXより安全に利益を狙える

資産倍増を狙いたいのであれば、株やFXのほうに現実味がありそうだと感じる方も多いでしょう。いずれもハイリスク・ハイリターン型の投資商品なので、大きく儲けたいのであれば間違いなく株やFXに軍配が上がります。

しかし、大きく儲けられるということは大きく損をすることの裏返しです。初心者がよく分からないままに株やFXを始めて勝てる可能性は非常に低く、大きく儲けるどころか大損をしてしまうことも珍しくありません。

その点、投資信託は運用のプロであるファンドマネージャーが運用を行っており、少なくとも初心者がお金を動かすリスクと比べると、安全性は高いと言えるでしょう。

また、投資のリスク管理には分散投資が有効であるとされていますが、投資信託はそもそも運用対象が1つではないので、分散投資効果も得られます。

投資初心者が少しでも安全に利益を狙っていくのであれば、投資信託が最も現実的です。

(3)投資信託は時間が味方になる

時間が経つごとに投資効果が高くなっていくのは、資産運用の面白いところです。運用によって得られた利益を再投資していくと加速度的に資産が増えていくことになりますが、こうした効果を複利効果といいます。

その複利効果が持つ威力を、実際のシミュレーションでご覧いただきましょう。毎月5万円を年利3%で20年間積立運用したらどうなるか、というシミュレーションです。

 

出典:新生銀行 かんたん10秒で!積立シミュレーション

ここで注目していただきたいのは、オレンジ色の部分です。時間を追うごとにどんどんオレンジ色の部分が大きくなっていると思いますが、これが運用によって増えた分です。

単純に5万円を20年間積み立てただけだと1,200万円ですが、3%で複利運用していくと1,638万円という大きな金額になります。438万円は運用によって増えた分なので、不労所得となるわけです。

投資信託は積立によって運用することができるので、このシミュレーションのような結果を得ることも難しいことではありません。

(4)投資信託で上げられる平均的な利益とは?

投資信託はすでに数千本が設定されているため、どれだけ利益が上がっているのかをすべての銘柄から拾うのは難しいでしょう。中には損失を出している投資信託もあるので、あくまでも利益が上がっていて投資信託初心者の方にとってもそれほどハードルが高くないものという視点で見ると、時期や期間にもよりますが、利回りの平均値はおおむね45%です。

不動産の投資信託であるJ-REITの場合はリアルタイムで平均利回りが公表されていますが、20184月の時点で4.1%前後で推移しています。

3%だと少々控えめ、4%が平均値、5%だと強気」というのが投資信託で上げられる年間利回りの相場だと思います。

思ったより低いと思われた方もおられるでしょう。しかし、定期預金の平均的な利率0.01%と比べると、4%は400倍です。

2、投資信託の利益構造と押さえておきたい基本

投資信託で利益が上がるというのは、どういうことなのでしょうか。意外と知られていないことも含めて、投資信託の基本を解説します。

(1)2つある投資信託の利益

投資信託の利益には、大きく分けて2つの種類があります。

1つ目は、「インカムゲイン」。投資信託によって分配金が出るものがありますが、この分配金がインカムゲインです。保有しているだけで得られる利益なので、投資信託の人気を支えている存在と言っても良いでしょう。

ただし、この分配金については注意しておきたいこともあるので、それは追って解説していきます。

もう1つの利益とは、「キャピタルゲイン」です。投資信託には基準価額という「値」がついていますので、この基準価額が変動することによって差額利益が出たらそれをキャピタルゲインといいます。

さきほど「ニッセイ日経225インデックスファンド」を2013年までに買っていた人が今まで保有していたら資産が倍以上になっていると述べましたが、これは値上がり益なのでキャピタルゲインです。

(2)投資信託によって異なる利益の考え方

投資信託には、どの資産に投資をして何を目標とするかといったような運用方針が定められています。こうした運用方針は、投資にあたって必ずチェックするべきポイントなので、内容について解説しておきましょう。

運用の目的別で分けると、インデックス型とアクティブ型に大きく分けられます。インデックス型はすでに解説した通り、株価指数と連動しているため、その指数に投資をしたのとほぼ同じ効果が得られる投資信託であり、ローリスク・ローリターンです。

もう一方のアクティブ型は、インデックス型の運用成績を上回ることを目的としているため、インデックス型と比べるとよりハイリスク・ハイリターンです。

投資信託は主に株、債券、不動産に投資をしますが、それぞれのその中でも特定の分野に特化した投資信託というのもあります。例えば、2018年時点でマーケットのホットワードに「AI」があります。人工知能関連の銘柄に投資をして、この分野の成長力を資産増につなげるというのが目的なので、こうした投資信託はテーマ型ファンドと呼ばれています。

なお、AI関連の投資信託は目下好調が続いており、投資妙味が高くなっています。「不動産投資の教科書」としてもこの分野に注目しており、別の記事で詳しく解説していますので、興味がある方はそちらもお読みいただければと思います。「主要な6つのAI投資信託がすべて好調!AI投資信託は結局アリ?ナシ?

(3)分配金が出る仕組み

投資信託には、分配金という仕組みがあります。投資家から預かったお金でファンドマネージャーが運用をした結果、利益が出たらその利益を投資家に還元するという仕組みになっています。

株式会社は出資者(株主)のお金を使って事業を行い、そこで上がった利益を配当という形で出資者に分配しますが、これとほぼ同じ仕組みです。

分配金はインカムゲインなので、投資信託を持っているだけで受け取ることができます。完全な不労所得であることから、投資信託の中でも分配金が出るものは人気が高くなっています。

(4)分配金は引き出さず再投資しよう

投資信託での利益をより大きくするには、複利効果が重要であると述べました。分配金は不労所得なのでお小遣いが入った感覚で使ってしまうと、この大切な複利効果を得ることができません。

そればかりか、投資信託の元本そのものを目減りさせることもあるので、分配金は再投資が基本です。なお、この「元本そのものを目減りさせる」という問題については、とても重要なことなので、このあとの「6、(1)まやかしの利益、「特別分配金」にご用心!」で詳しく解説します。

(5)基準価額が値上がりする理由

投資信託を売買する際には、基準価額が適用されます。購入する時も売却する時も適用されるので、株価のような感覚で見ている方も多いと思います。しかし、投資信託の基準価額は株価のように市場価格ではないので、買いが殺到したから値上がりするといった性格のものではありません。

基準価額とは、投資信託で運用している総資産の時価総額に利息や配当金などの収入を加え、そこから運用コストなどの支出を引いた純資産額を総口数で割ったものです。

ここから分かるように、投資信託の基準価額は、その投資信託の人気ではなく保有している資産の価値によって決まるということです。

例えば、日本株に投資しているインデックス型投資信託が値上がりしているということは、その投資信託が買われているのではなく、投資対象となっている株価指数に組み入れられている株式が上昇しているということです。

3、投資信託の利益を計算する方法

投資信託の利益を計算によって求める方法を解説します。これは投資信託を始める際にも、保有している際にも、運用実績を知るためにとても重要です。

(1)利回りの計算式

投資信託の運用成績は、年間の利回りで計算します。その利回りを計算する式は、以下の通りです。

(年間の分配金 − 税金 − 諸費用) ÷ 投資元本 × 100 = 投資信託の利回り(%)

諸費用は、販売手数料や信託報酬などのことです。

100万円分の投資信託を購入して、分配金または値上がり分で年間5万円の利益があったとすると利回りは5%です。

(2)確定時の利回り計算式

保有している投資信託を手放す時に、その投資の成績が確定します。これは年間ベースではなく、購入時から手放す時までの全期間を対象として、上記のように計算をすると最終的な利回りを知ることができます。

(全期間の分配金 + 売却損益 − 税金 − 諸費用 )÷ 投資元本 × 100 =最終利回り

諸費用は、販売手数料や信託報酬、信託財産留保額などのことです。

(3)現在利益が出ているか把握する方法

すでに投資信託を保有している場合、現在どれくらいの利益が出ているか、そもそも利益は出ているのか、という状況を正確に把握することはとても重要です。

売って初めて損益や利回りが分かった、というのでは暗闇に手を突っ込んでいるようなもので不確定要素が多すぎるので、以下の方法で損益と現状の利益を把握してください。

  • 基準価額は購入時と比べてどうか?

    →値上がりしていればキャピタルゲイン(利益)が出ています。逆に値下がりしている場合はキャピタルロス(損失)が出ています。

  • 分配金がある場合、購入額に分配金総額を足して比較したらどうなるか?

    →基準価額が購入時よりも上がっている場合は、分配金総額も加えた金額が現在の利益です。
    →基準価額が購入時よりも下がっている場合は、購入額から現在の基準価額を差し引き、その金額と総分配金額を相殺して上回って入ればその分が利益、下回っていればその分が損失です。

4、投資信託の利益を上げる方法、確定する方法

ここからは、投資信託で利益を上げるための具体的な情報です。インカムゲインを狙う方法とキャピタルゲインを狙う方法、「不動産投資の教科書」がオススメする3つの利益確定術について解説します。

(1)分配金を再投資して資産をコツコツ増やす

分配金が出ている投資信託で運用をする場合は、分配金の再投資が基本です。理由は複利効果を味方につけるためですが、分配金を再投資しなければ資産の目減りが起きる可能性もあります。これについては後述しますので、今は「分配金は使ってしまってはダメ」ということを押さえておいていただければOKです。

(2)値上がり時に売却する

投資信託の基準価額は変動しているので、購入時よりも値上がりしていれば値上がり益を手にすることができます。売買手数料などを差し引いても利益が残るのであれば売るのもひとつの判断かも知れませんが、投資信託は中長期的に保有して長い期間で利益を追う投資商品なので、少額の値上がり益のために売ってしまうのはオススメしません。目先の利益を追ってしまったばかりに、その先にある大きな利益を失ってしまうのは、結局のところ損です。

何か大きなニュースがあって短期的に大きく値上がりした場合など、この先得られるであろう利益を一気に稼げてしまうような値上がりがあれば、はじめてそこで売りを検討する余地が生まれます。

(3)利益確定について知っておきたいこと

投資信託への投資も、いつか終わりがあります。その投資をどう終わらせるのか、利益確定の考え方について「不動産投資の教科書」がオススメする3つの方法をご紹介します。

①基準価額上昇時に備えて指値売り注文を入れておく

先ほど、基準価額が何らかの理由で急騰した時には売り時を検討するべきと述べました。あらかじめ投資計画を立て、目標利益がいくらなのかを算出した上で、基準価額の上昇でそれを稼ぎ出せる水準に指値の売り注文を入れておくことをオススメします。

年中売買画面に張り付いているわけにはいきませんし、投資信託とはそもそも放ったらかしで利益を上げるところに本質があります。売買画面を見ていない時にそんな相場展開があっても、タイミングを逃さずしっかりと利益を上げられるようにしておきましょう。

②分配金を合わせた資産額が目標額に到達したら売却する

分配金が出る投資信託を保有している場合、その分配金が続けばいつ頃に目標金額に到達するかが分かると思います。分配金を含めた総資産額が目標額に達したら、欲張らずに売却して利益を確定しましょう。

余剰資金であればそのまま持っておいてさらなる利益を追っても構いませんが、一旦は利益が出ていたものが減ってしまったり損失に転じたりすることもあるのが投資信託であることを忘れないようにしましょう。

③資産倍増時に半分売却で利益を確定するテクニック

先ほどまでの①と②は、どちらも保有している投資信託の全部を売却して利益を確定する考え方です。ある程度の量を保有している方であれば、何も一度に全部を売却する必要はありません。

一部で利益を確定して、残りは引き続き利益を追うというテクニックも大いにアリです。総資産が倍になった時に半分を売却すれば、その時点で損失は出ないことになります。残り半分がどこまで稼ぎ出してくれるかが利益となるので、基準価額の急騰や分配金の蓄積によって資産額が倍増した段階で半分売却という選択肢も大いに有効です。

(4)より高い利益を目指したい方のための投資信託の探し方

そもそも、高い利益を上げられる投資信託をどうやって選べば良いのでしょうか。それには4つのチェック項目があるので、順を追って解説しましょう。

①資産クラスはミドルリスク・ミドルリターンで

資産クラスというのは、投資信託が運用する対象のことです。国内株式や国内債券、先進国株式や新興国債券、海外不動産といったようにさまざまな組み合わせがあります。

それぞれの資産クラスを図に示すと、このようになります。

投資信託をこれから始める初心者の方には、この中の左上ゾーンをオススメします。これらは情報も豊富で投資判断がしやすく、それでいて基準価額も比較的安定してリスクはそれほど高くないのが魅力です。

避けたいのはやはり、新興国絡みの投資信託です。成長余地は大きいですが脆弱な部分も多いので、中級者以上向きです。

②純資産残高が十分にある

ファンドマネージャーにとって、預けられたお金が多ければ多いほど運用の選択肢は広くなります。そのため、ある程度以上の純資産残高がないと投資信託としての魅力に欠けます。目安となるのは純資産残高100億円で、これ以上の資産を運用している投資信託を選ぶのが無難です。

さきほど「ニッセイ日経225インデックスファンド」の値動きをご紹介しましたが、このチャートには続きがあります。下の部分には純資産残高がリアルタイムで公開されており、この場合は1,300億円を超える規模なので合格です。

 
出典:YAHOO!JAPANファイナンス ニッセイ日経225インデックスファンド

 ③純資産残高がジワジワと増えている

純資産残高を見る際には、もうひとつ注目したいことがあります。それは、純資産残高の推移です。ジワジワと増えているのが、最も良いパターンです。なぜなら、好感されて買う人が増えているということになるからです。

前項の「ニッセイ日経225インデックスファンド」を見ると、純資産残高がジワジワと増えているので、その意味でも合格です。

④毎月分配型は基本的に避ける

毎月利益の一部を還元してくれる投資信託は「儲けている感」があるので人気なのですが、実は最も儲からない投資信託であるとも知られています。なぜなら、毎月分配型の場合は毎月のように純資産残高から分配金を出さなければならず、窮屈な運用になってしまいます。また、分配金を出すことにも相当なコストがかかるので、それが毎月となると投資信託の運用成績に影響を及ぼすでしょう。

もっと決定的な理由もあるのですが、それは「6、(1)まやかしの利益、「特別分配金」にご用心!」で解説します。

まずは、この4点で投資信託を精査してみてください。その条件に1つでも合っていないものを除外していくと、買うべき投資信託に絞られていくと思います。

5、投資信託で利益を上げるまでの流れ

投資信託を購入する準備を整えて、利益を得るまでの大まかな流れをまとめました。5つのステップに分けていますが、実際にやることは少なく、とても簡単です。

(1)証券会社に口座を開設する

投資信託は証券会社や銀行、郵便局などで購入できます。購入には、これらのうち証券会社を利用することを強くオススメします。特にネット証券であれば取り扱っている投資信託の本数がまるで違いますし、ノーロード(購入時手数料が無料)の銘柄も多く、「不動産投資の教科書」としては断然こちらがオススメです。

代表的なネット証券は以下ですが、この他にもたくさんあります。

SBI証券


https://www.sbisec.co.jp/ETGate

楽天証券

https://www.rakuten-sec.co.jp/

マネックス証券

https://www.monex.co.jp/

ネット証券各社の公式サイトにオンライン申込フォームがあるので、そこから申し込めば簡単に口座を開設できます。

(2)投資信託の買い注文を入れる

次に自分で買いたいと狙いを定めた投資信託を検索して、買い注文を入れます。

(3)利益確定売りの指値注文を入れる

4、(3)利益確定について知っておきたいこと」で解説したように、投資信託への投資にはいつか終わりがあります。その終わりを最初からイメージしておいて、「この金額になったら目標利益に達するので売り」という指値注文を入れておきます。

その売り注文がヒットしなかったとしても、それは「予定より早く目標利益」にならなかっただけで、投資判断のミスではありません。あくまでも前倒しで目標利益を上げられる局面になった場合への備えです。

(4)分配金を再投資する

分配金が出る投資信託の場合は、迷わずそれを再投資しましょう。ネット証券の売買画面には分配金を自動的に再投資する機能があるので、それを使うと簡単です。

(5)売却したら次の投資信託を検討する

目標利益に到達して投資信託を売却したら、1つの投資が終了します。次もまた新たな利益を狙って、投資計画を立てていきましょう。前回の投資がまだ終わっていなくても、別の投資信託を買うことにはまったく問題ありません。買うべき価値があるのであれば、保有する投資信託の幅を広げていくのもアリです。

6、投資信託の落とし穴と注意点

最後に、投資信託に投資をする際の注意点をお話ししたいと思います。数字のマジックとでも言いましょうか、知っておかなければ損をしてしまう可能性が高いので必ず押さえておいてください。

(1)まやかしの利益、「特別分配金」にご用心!

毎月分配型の投資信託はあまりオススメしないということをお伝えしてきましたが、その理由をここで詳しく解説しましょう。もちろん、毎月のように分配できるだけの利益が上がっているのであれば問題ありませんが、ほとんどの投資信託はそうではありません。

分配金には普通分配金の他に、特別分配金といって運用利益から支払っているものではなく、投資家から預かっている投資元本を切り崩して支払っているだけの分配金があります。毎月分配型の多くはこの特別分配金を出しており、これだと単に投資金を少しずつ返却されているだけに過ぎません。

投資元本を切り崩しているということは、純資産残高が減ります。それを総口数で割ったものが基準価額なのですから、特別分配金を出せば出すほど基準価額は下がります。

分配金を受け取って儲かった気分になったのも束の間、基準価額の下落で結局損をしてしまうのです。

こういった投資信託のことを、空腹になったら自分の足を食べるタコになぞらえてタコ足ファンドといいます。タコ足ファンドについては「騙されるな!投資信託における利回り5つの注意点と事実上の利回りを高める方法」の「4、利回りだけで投資信託を選んではいけない」に詳しい解説がありますので、ぜひそちらも併せてお読みください。

(2)分配金を使ってしまうと意味がない!

分配金はすべて再投資をするのが複利効果を得るための基本というのは、ここまで解説してきたスタンスです。分配金を再投資することの威力を如実に示すデータがあるので、それを見ていただきましょう。

こちらは、「グローバル・ソブリン・オープン」という毎月分配型の投資信託です。かつては栄華を極めたとても有名な債券投資型の投資信託です。

この「グローバル・ソブリン・オープン」も毎月の分配金を出すためにタコ足ファンド化していたため、やがて人気の低下とともに分配金もどんどん下がり、人気そのものを失ってしまいました。

設定時からの全期間チャートを見ると、赤い線と青い線で大きく明暗が分かれていることがお分かりでしょうか。


出典:SBI証券 三菱UFJ国際-グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)

青い線は基準価額の推移です。これだけタコ足ファンドとして特別分配金を出していたら、基準価額が目減りするのは仕方ないでしょう。しかし、分配金を再投資した場合の赤い線は見事に右肩上がりの推移をしています。

つまり、タコ足ファンドである「グローバル・ソブリン・オープン」であっても分配金を使ってしまわず再投資しておけばこのように資産額を1.5倍ほどにすることができるのです。

(3)手数料にもシビアになろう

投資信託には、手数料が付き物です。購入時の販売手数料、運用時の信託報酬、そして売却時の信託財産留保額です。

まず1つ目の販売手数料。これについてはノーロードといって無料になっているものもあります。ノーロードの扱いは証券会社によって異なるのですが、ネット証券はノーロード銘柄が多くオトクです。

次に、信託報酬。運用をファンドマネージャーに任せるので、そのファンドマネージャーの人件費だと思ってください。信託報酬は運用の難易度が高いほど高くなります。アクティブ型投資信託は信託報酬が高く、インデックス型は安いといった具合です。

そして3つ目には、売却時の信託財産留保額。投資家のお金を預けて運用をしている中で、自分だけそこから抜けるので投資金を返してほしいというのですから、極端な話をすると投資計画に影響を及ぼす可能性があります。この信託財産留保額は、そのペナルティのようなものです。

特に購入時手数料と信託報酬は工夫によって安いものを選ぶなど、抑えることができるので、手数料も収支を左右するという考えを持ってシビアになってください。

まとめ

投資信託で利益を上げるというのは、口で言うのは簡単ですが、そこには色々な方法や考え方があることをお伝えしてきました。この中に必ず、ご自身に合う投資の方向性があったと思います。

後は実行あるのみ、ネット証券の口座をお持ちでなければ、まずは口座開設の申し込みから始めましょう!

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