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  • 2021/10/12 (更新日:)

都心に住むなら一戸建て、マンションと購入の注意点について解説

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都心一戸建て

都心である東京23区で一戸建てに住みたいと考えていても、都心の一戸建ては「かなり相場が高い」「自分の資金で購入は可能か」「マンションとどんな違いがあるの?」「都心に住むメリットデメリットは?」など様々な不安があるかと思います。

このページでは都心の一戸建てとマンションの相場、メリットデメリットと購入の際の注意点などを解説しています。

これから購入をしたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

 

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1、都心一戸建ての相場!マンションの相場とどれくらい違う?

(1)都心一戸建ての相場

都心一戸建ての相場は大体、約5千万円~約2億円で、平均は約8,000万円です。

神奈川県では約5,200万円、埼玉県では約4,000万円、千葉県では約3,900万円と、隣接している県よりもかなり高めであることがおわかりいただけるのではないでしょうか。

(2)マンションの相場

続いて、都心マンションの相場は約3千万円~約1億2千万円で、平均は約7,000万円です。

神奈川県では約5,000万円、埼玉県では約4200万円、千葉県では約4,000万円と、マンションも一戸建て同様、隣接している県よりも相場は高くなっています。

転勤など引っ越しが少ない方は一戸建てを購入した方が良いと考えてもいいのではないでしょうか。

(3)一戸建てとマンションの違い

一戸建てとマンションの主な違いは、「セキュリティ」「金額」「管理」「駐車場」「間取り」「最寄駅からの距離」「住戸の広さ」の6つです。

それぞれの違いについて解説していきます。

①金額

一戸建てマンション
・初期費用はかかるが、長い目で見たときにマンションより低額になる・セキュリティや耐震補強などマンションのクオリティがあがっているため、一戸建てと大差はなくなっている

②セキュリティ

一戸建てマンション
・ホームセキュリティで防犯強化をする必要がある

・近年ではホームセキュリティが普及しているが、費用がかかる
・自宅の玄関に加えエントランスも住民の鍵が必要な、2重3重にもなるセキュリティが標準

・不在時でも届いた荷物を受け取ってくれる。最近は食品に対応している物件もある

・管理人が日中の受付や掃除など行う

・警備員の見回りで24時間体制のセキュリティを行う物件もある

・敷地内に広く子供を遊ばせることのできるスペースがあり安全

③管理・コミュニティ

一戸建てマンション
・各自、区によって定められている曜日に分別したゴミを出す

・管理費の負担がない

・町内会の付き合いがほどほどにある

・管理費を負担している分、ゴミ捨て場があり24時間いつでもゴミ出しOKな物件がある
・共同施設が充実している、イベントも豊富な物件がある。

 

④駐車場

一戸建てマンション
・駐車場付きであれば費用が掛からない

・駐車場が離れていない

・駐車場代がかからない
・機械式が多く、出し入れするのに時間がかかる

・駐車場代がかかる

・防犯カメラが付いてるから安心

・駐車場が離れている場合がある

・マンションに備わっている駐車場に空きがない可能性がある

⑤防音性

一戸建てマンション
・ほとんどの生活音は周囲に聞こえず、夜中に洗濯や掃除をしても問題ない・上下左右に音が響いてしまう可能性がある

⑥間取り

 

一戸建てマンション
・階数や部屋数が多く、家族間のプライバシーが守られる・段差が少ないので家事がしやすい

⑦最寄り駅からの距離

一戸建てマンション
・2.5割の物件が駅から徒歩9分以内とマンションより遥かに少ない・7割の物件が駅から徒歩9分以内とかなり多い

2.都心の一戸建てとマンションのメリットデメリット

(1)一戸建てのメリット

①プランの自由度が高い

各部屋の採光や通気性、空間、間取りなどバラエティーさが最大の魅力になります。特に注文住宅であるとさらに自由度が高まります

また、リフォームをすることも自由です。

しかし建売住宅であると万人受けプランが多く、ライフスタイルを重視している方は物足りなさを感じることがあるかと思います。

②管理費や修繕積立金がかからない

マンションでは毎月管理費や修繕積立金、駐車場代がかかりますが一戸建てでは必要ありません。

しかし、維持管理面を考慮するとたまに大きな金額が必要になることもあるので注意です。定期的にメンテナンスを行いましょう。

③土地の資産価値と利用度が高い

一戸建ては、建物以外に土地の所有権も所有することになるため、将来建て替えや売買、賃貸、相続するなど様々な活用が可能となります。

また敷地内に駐車スペースを確保できますし、庭を持つことで、ガーデニングや家庭菜園など幅広いライフスタイルに対応できる点があります。

そして、土地という資産を所有する安心感やステイタスを感じることができることも一つの大きな魅力です。

④家族間のプライバシーを確保しやすい

豊富な部屋数と階数があるため家族間でのプライバシーが確保しやすいです。

(2)一戸建てのデメリット

①耐用年数が短い

一般的に建物の寿命は、一戸建てが30年前後、マンションは50年前後です。

定期的にメンテナンスが必要になりますが、近年では長期優良住宅普及促進法や住宅の長寿命化促進税制などにより、長寿命化住宅の普及が増えているため一戸建てもマンションも寿命が伸びています。

②セキュリティレベルが低い

マンションは基本的にエントランス・自宅玄関の2重にセキュリティがありますが、比べて一戸建てだと玄関のみになってしまいます。

またマンションは警備会社と契約していることが多いので、一戸建てのほうがセキュリティに劣っているといえるでしょう。

最近ではホームセキュリティの普及がされていますが、必要な費用が割高になると考えられます。

(3)マンションのメリット

①セキュリティがしっかりしている

エントランスがオートロックになっていたり、防犯会社と契約していたりセキュリティがしっかりしているところが多いです。

②共用部の管理・清掃を管理会社が行う

エントランスや共用廊下など管理会社が行うので常に清潔感があり過ごしやすいです。また、最近では24時間ゴミ出しのできる物件が増えています。

③室内がフラットで高齢者でも暮らしやすい

標準的なマンションの住戸はワンフロアなので室内に階段がなく、一戸建てに比べて小さめの床面積でも狭さを感じにくいという特徴があります。

また室内がフラットで高齢者の方でも暮らしやすいです。

(4)マンションのデメリット

①管理費や修繕積立金、駐車場代がかかる

管理費や修繕積立金を毎月支払います。金額はマンションによりますが、月2万円前後かかるのが一般的です。

また、駐車場はマンションによって設置されているところもありますが、ない場合は借りなければなりません。

②隣接している部屋の音が聞こえることがある

隣接している部屋との音のトラブルは多いです。しかし、最近のマンションは防音対策をしているのでトラブルは少なくなっています。

3.一戸建ての種類と特徴

一口に一戸建てと言っても、種類や特徴は様々です。

ぼんやりと「一戸建て欲しいな」と考えるのではなく、ご自身の経済状況や仕事の都合も考慮した上で購入の計画を立てましょう。

以下では、一戸建ての種類や特徴を紹介します。

(1)注文住宅

注文住宅とは、土地は用意し、建物の建築は依頼主が決めた設計事務所やハウスメーカーで立てられる家のことで、設計の自由度が高い住宅です。

間取りから材質・デザイン・設備など自分の好みに合わせて家づくりができるというメリットがあります。

また、中でもフルオーダーセミオーダーがあり、フルオーダーは依頼主が基本的にすべて自由に建てられる住宅です。

セミオーダーは大手ハウスメーカーに多く、会社ごとに設計・施工方法や設備・材料など制約がある中で、依頼主の希望を反映しながら建てられる住宅です。

しかし、様々なオプションをつけることで値段も高くなります。家に対するこだわりが強いと、建売住宅よりコストがかかる傾向があるようです。

また、ハウスメーカーや施工会社との話し合いには時間と手間がかかるので、多忙で時間が取れない方や「今すぐ住みたい」という方には難しい場合もあります。

他にも建築家によっては個性が強く、自分の作品のように設計したいという方もいるので、建築家選びも気を付けたほうがいいかもしれません。

(2)中古一戸建て

新築一戸建てにこだわらなければ、新築と同程度の条件で、土地の面積にゆとりがあったり、購入資金が抑えられる中古一戸建てというのも、選択肢の一つになります。

子どもの人数や親との同居といった家族構成の変化から、限られた予算内で広い土地を探している場合は、中古一戸建ての方が探しやすくなります

築浅の中古住宅を購入し、好みの内装や設備にリフォームをするという方法もあります。

中古一戸建てのデメリットは、新築一戸建てと比べると住宅購入後の保証や保険、売主のアフターフォローなどが手薄になるという点です。

また、中古住宅の耐用年数は建物のメンテナンスが定期的にされてきたか、建物の構造躯体が頑丈であるかによっても左右されるため、築年数だけで物件の良し悪しを判断するのは難しいところです。

(3)建売住宅

建売住宅(分譲住宅)とは、土地と建物がセットで販売されている住宅のことです。図面や仕様があらかじめ決められているため、間取りやデザインを大幅に変更することができません。

建売住宅というとすでに建っている完成済みの物件というイメージを持つかもしれませんが、未完成のものや土地だけの状態だとしても建売住宅に含まれます。

建築前の時点で図面は決まっているので、建築前や途中だとしても原則的に間取り変更などが難しくなります。

メリットは、大量生産により仕様が統一されているので、コストが抑えられるところです。また、完成済みの建物も多いため完成物を自分の目で見て確認してから購入できるという安心感もあります。

一方で、建物が未完成の段階で購入する場合は、完成後の建物と事前イメージの差異が生じてしまうことがあります。また、見えない部分の工事を確認することができないため、不安に感じる方もいるかもしれません。

(4)建築条件付き土地

建築条件付き土地とは、“売主の指定する建築会社で家を建てることを約束してくれたら、この土地を売ります”という条件付きの土地のことをいいます。

土地の購入後、一定期間内に家を建てる旨の契約を、指定の建築会社と交わさなければなりません。一見広告で建売住宅のように宣伝されているものも、よく見ると”建築条件付き土地”と載っていることがあるので注意しましょう。

メリットは売主が土地と建物の両方の利益が見込める分、土地の価格が相場より安く設定されている場合が多いということです。

建物は参考プランがいくつか用意されているため、建築までの段取りや資金計画がスムーズに進みやすいでしょう。

土地を購入してから建築といった流れになるので、注文住宅に近い部分もありますが、施工会社が決められている分、仕様の変更や自由な設計には応じてもらえない場合も多々あるようです。

土地を購入する前に希望する設計プラン・仕様・デザインで建てられるかどうかを施工会社に確認する必要があります。

4.都心一戸建ての購入・契約の際の注意点

最後に、都心で一戸建てを購入する際の注意点について見ていきましょう。

物件購入は、人生で最も大きい買い物と言っても過言ではありません。

注意点をしっかりと把握し、今後の参考にしてください!

(1)予算・資金計画

一戸建て購入の際に一番初めに行うのは自分に適切な予算の把握です。
また、住宅ローンの支払いを家賃と混同してしまっている人は要注意です。

一見同じような金額だと、同じ感覚になってしまうと思います。
しかし、ローンの支払う金額と家賃の金額は、同じ金額でも実際に支払う費用は異なります

持ち家があると、固定資産税や外壁塗装などの修繕費用の積み立ての費用がかかります。

実際は、毎月の返済に加えて2~3万円の費用が必要になってくるので、一戸建てにかかるランニングコストを踏まえたうえでの購入の検討が必要です。

(2)ハウスメーカー・工務店選び

注文住宅の場合ですが、施工会社によって住宅の品質や価格は大きく異なってくるため、必ず複数社に見積もりを依頼しましょう。

適正価格で行うためには、必ず複数社に見積もりを依頼して比較してください。

(3)間取りやプラン

デザイン性を重視したい方もいると思いますが、何よりも暮らしやすさという点も追求すべき点です。そこで、確認すべき3点をお伝えします。

まず、「コンセントの数」です。できるだけ多い方が良いです。少ないと延長コードが必要になる場合があります。

特に、キッチンの中にコンセントは必須だと思います。キッチンでは多くの調理器具や電化製品を使うため、コンセントは重要です。

次に、「キッチンの高さ」です。

都心一戸建て 注意点

キッチンの高さが合わないと腰に負担がかかってしまいます。

身長÷2+5㎝目安です。
あくまでも目安なので、実際に確かめてみることがおすすめです。

3つ目は「天窓」です。
天窓は冬は寒く、夏は暑いです。

明かりを取るために天窓を設置する場合がありますが、冬は暖房が効きにくくなり、夏は日当たりが良くなるため暑くなるので注意が必要です。

(4)立地

予算を重視するあまりに、駅から離れていたり、駅までバスに乗らなければならなくなったり通勤が大変になってしまうなんてことがあります。

通勤に時間がかかることで睡眠時間が短くなり、家は休むための場所のはずがむしろ辛くなることがあります。

家は建ててから後悔しては遅いので、建てる場所については十分に注意しましょう。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

都心に住むメリットや一戸建てとマンションの魅力の違いについてわかりましたでしょうか?
みなさまのライフスタイルによって、住みたい住宅の形は変わってくると思います。

「やっぱりマンションも気になるな」と感じた方は、併せてこちらの記事を読んでみてください。

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