• インタビュー
  • 2019/5/7

FPより実務に強い新資格「投資診断士」とは?

  • 投資診断協会
  • 代表理事
  • 高松伸吾

誰もが老後や将来のお金の不安を解消したいと思うことだろう。そのための資産形成として、投資は有効な手段である。しかし、知識不足や身の丈に合わない投資を実行したことで失敗している人が多く存在するため、日本では「投資は怖い」「投資はリスク」というイメージが付いてしまっている。こうした中、投資の正しい知識や考え方を啓蒙する資格「投資診断士」が注目を集めている。創設したのは、一般社団法人の投資診断協会。同協会は、なぜ新たな資格を作ることにしたのか。その狙いや資格のメリットなどについて、高松伸吾・代表理事に聞いた。

 

投資診断協会 高松伸吾・代表理事 

FPより実務に強い「投資診断士」

――「投資診断士」を創設した狙いを教えてください

高松代表理事(以下、敬称略):

「投資診断士」という資格を作ったのは、この資格を持った人を通じて日本に正しい投資の考え方を根付かせ、金融リテラシー(お金とお金の流れについての知識・判断力)がある人を増やしていきたいという狙いがあります。

投資に興味を持っている方の中には、投資や金融の正しい情報を持っていない人、投資の仕方が分からない人が多くいます。また、実際に投資をしている方の中にも、運用を任せている業者の言うことを聞くだけになっていて、その結果、失敗している人も少なくありません。

これは金融リテラシーが低いことが原因です。こうした人たちを減らしていくには、株や債券、不動産などの金融全般の基礎知識を伝える人が必要です。そこで、金融全般の正しい知識と投資手法が説明できて、投資家の金融リテラシー向上の手助けができる資格「投資診断士」を作ったのです。 

また、現状では、投資をアドバイスする金融関連の資格は、証券なら証券、不動産なら不動産と業界ごとでの縦割りになっていると思います。その結果、証券なら証券だけ、不動産なら不動産だけしか投資家に説明できない人が多いと感じています。つまり、金融全体を横断して説明できる人が見当たらないのが現状です。これも投資を検討している人や投資をしている人の金融リテラシーの向上を妨げていると思います。

投資診断士であれば、金融業界全体をカバーする知識を持っているので、全ての金融商品を説明できます。また、相談窓口も1人で済むわけです。このことも新たに資格を創設した理由です。

投資診断士と当協会は、金融庁へ事前に確認を行っています。そして、法令上の問題はないという回答をいただいているため、資格を取った人は安心して金融の啓蒙活動ができると考えています。

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 ――ほかの金融業界の資格とは、どう違うのでしょうか?

高松:

ファイナンシャルプランナー(FP)を例にしてみましょう。FPは金融商品の仕組みなどのあくまで「知識」を説明するのが主な資格といえるでしょう。一方で投資診断士は、知識ではなく、実務面が強いところに特長があります。 

実務面に強いというのは、「投資を検討している人などが知りたい情報を説明できる」ということです。例えば、株、債券、投資信託、生命保険、不動産投資などの金融商品について、その商品が、どのような内容のものなのか、それぞれの商品で、どのような良い点・悪い点があるのかを伝えることができるのです。

もう1つの特長として、投資する人それぞれのライフプランに合った投資商品の選び方をアドバイスして、最適なポートフォリオの組み方の提案ができる点が挙げられます。

具体的には、株式投資は安全性は低いが、収益性や収益スピードは高く、インフレに強い。一方で生命保険は安全性は高いが収益スピードは低い、不動産投資は現在は少額からでも始められ、インフレにも強いというミドルリターン、ミドルリスクなどを説明して、安全性や収益性の面から投資する人の目的とリスク許容度に合った金融商品の組み方の提案ができるのです。これは、ほかの金融関連の資格にはない点だと思っています。

――難易度や合格者はどれくらいですか?

 高松:

難易度については、当協会で実施している投資診断の研修を受けていただき、そのテキストをしっかりと勉強していただければ、基本的には合格できるレベルです。資格自体は20192月中旬からスタートして、今までに200人以上の方からの申し込みをいただいています。そして、これまで50名が合格されました。

受験した人の傾向としては、生命保険の募集人といった現場の人が多いですね。それ以外では、不動産投資会社の方からの申し込みもありました。一方で、銀行や証券会社は既にそれなりの権威性のある資格でないと社員をなかなか受験させない傾向があります。それでも金融機関に勤める方からの個人的な問い合わせもいただいていることもあり、手ごたえは感じています 

試験は2カ月に1回の間隔で開催しており、全国で受験することができます。投資診断士はこれまで世の中になかった資格ですし、今年はスタートしたばかりなので、まずは受験者を少しずつでも増やしていきたいですね。

 ――資格を取得した人のメリットは何ですか?

高松:

投資を検討している方や、検討しているけれど踏み出すことが怖い方などに、正しい投資の考え方を伝えられることがあります。一方、資格を持つ人にとっては金融商品について幅広く触れることができるので、自身の知識の幅が広がります。また、金融関連の会社に勤めている人であれば、資格を持つことで、全ての金融商品と比べて、自社の商品の特長や魅力が分かり、客観的な説明ができるようになるので、セールストークにも役立てることができるのではないでしょうか。

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・金融リテラシーを高め「リスク以上に投資する人」を助けたい

――今の投資家をどう見ていますか?

高松:

今の投資家は、投資に詳しくて自分の目的と手法がはっきりしている人と、金融リテラシーが低くて失敗している人で二極化していると私は見ています。 

金融リテラシーが低くて失敗している方の傾向をいうと、自分の知識や考えで投資をしているというよりも、運用を任せている業者の言うことに従っているだけの人が挙げられます。そして、丸投げした結果、自分の目的に合っていない投資になってしまい、損している人が多くなっていると思われます。実際、金融庁の調査では投資信託を行っている人の60%が損をしているそうです。 

同じく、資産を増やすことだけに目が行ってしまい、自分のリスク許容度(投資結果がマイナスになった時に、どれくらいまで受け入れられるかの度合い)以上の投資を実行している人も挙げられます。無謀な投資に走った結果、資産が目減りして後悔している人がたくさんいるわけです。

これは投資ではなく投機に近い行動です。高齢者や団塊の世代に多いですね。原因は投資に対する判断基準が分からない、投資のリスクや自分のリスク許容度を理解していないことにあると思いますね。

――失敗しないために投資家に必要なことは何ですか?

高松:

繰り返しにはなりますが、投資で失敗をしないためには金融リテラシーの向上に尽きると思います。自分自身で金融の勉強を怠らないことが大切です。その上で、正しい投資の考え方を自分の中で持つこと、リスク許容度を理解して投資をしていくことです。

日本は欧米諸国などと比べて、金融商品や投資に対する教育が遅れています。しかし、投資で失敗する人が増えていることを考えると、今こそ、自分自身で金融リテラシーを高める活動をすることが求められている時代だと思います。

――不動産投資については、どう見ていますか?

高松:

昔からイメージ的によくない部分もありますが、投資の選択肢として入れるべき手法です。インカムゲイン(家賃収入)を得る手法などはよい投資でしょう。 

一方で、不動産投資では、自己の利益ばかりに注目してだまされている人が少なくありません。そうした方々は「利回り」と「物件価格」だけしか見ていない人がとても多いと思います。また、副業と考えて多額の資金を投入して失敗してしまう人、ほかの投資と比べて気軽できて、レバレッジ(てこの作用)がかけられるということで、株式投資ではやらないようなかけ方をして失敗する人もいます。 

そうならないためには、物件の立地や空室リスクなど、利回り以外の部分も見抜く力や不動産投資会社の投資商品の企画力、商品の提案力を見抜く力を身に付けることが重要だと思います。

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・投資診断士の資格を取った後も活躍出来る場を

――最後に、今後の展開について教えてください。 

高松:

まずは投資診断士の資格取得者が活躍できるフィールドを作っていきたいと考えています。具体的には協会が主催で投資教育をテーマにしたセミナーを開催していきます。ここでは金融商品の中身について、ポートフォリオの考え方、事例などを示していくつもりです。

資格については、全国で数万人まで取得者を広げていきたいですね。今はインターネットのプロモーションが主なのですが、普及のために金融業界の団体との連携も視野に入れています。試験はオンラインで受験できる形にもしていくつもりですし、地方で受験できる機会も増やしていきます。

また「マスター」制度の導入も考えています。これは資格取得者を対象に研修を行って、例えば「株式投資マスター」「仮想通貨マスター」「不動産投資マスター」といった認定を行うものです。投資について相談したい人が増えているので、協会としては投資について公平なアドバイスができる窓口も作りたいですね。

当協会の活動を通じて、正しい投資の知識を伝える人を増やしていき、その知識を基に正しい投資の考え方を日本に根付かせるためにも投資診断士が活躍してもらうことが重要だと考えています。

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