自分に合う不動産投資の種類は、人によって違うことをご存じですか?
これから不動産投資を始める人の中には「どんな種類の物件を購入すればいいのか分からない」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
不動産投資には大きく5つの種類があり、種類によって購入金額や収益なども違います。
この記事では、不動産投資の主な種類を紹介したうえで、以下の内容を紹介します。
- 不動産投資の5種類とは
- それぞれの特徴・メリット・デメリット
- 自分に合う不動産投資の種類を選ぶ方法
『不動産投資の教科書』では、これまで300人以上の方の不動産投資をサポートしてきました。
不動産投資を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
不動産投資の教科書代表YouTube「山本社長の不動産事件簿」では、不動産投資の実際にあった悪質な営業担当に騙された話や、良くない物件を買ってしまった失敗談をお話ししています!
不動産投資のバイブル
- 不動産投資に興味があるけど何から始めていいか分からない…
- 営業マンのいうことを鵜呑みにして失敗したくない…
- しっかりと基礎から学び、できる限りリスクを避けたい…
- 今は不動産投資の始めどきなのか?
- 安定収益を得るための不動産投資物件の選び方
- 不動産投資の失敗例から学ぼう
目次
1、不動産投資の種類とは
不動産投資には、主に以下の5種類があります。
- 区分マンション
- 一棟アパート・マンション
- 戸建て投資
- REIT(リート)
- 不動産私募ファンド
これら65種類の不動産投資について、次の章で詳細を解説していきます。
2、不動産投資の種類は5つ!特徴やメリット・デメリットを比較
前章で挙げた、主な不動産投資の6種類の特徴を説明します。自分に合う投資方法を探してみましょう。
(1)区分マンション
区分マンション投資は「マンション投資」とも呼ばれており、マンションを一棟購入するのではなく、部屋単位で購入し、家賃収入を得る投資方法です。
ファミリータイプでもワンルームタイプでも、部屋単位で購入し家賃収入を得る方法なら、区分マンション投資とされています。立地によって、ファミリー層や単身者が多いなどニーズに違いがあるので、部屋の間取りも考慮して投資するのが特徴です。
メリット | デメリット |
初期費用を抑えられる | 土地は資産とならない |
リスク分散が可能 | 物件の見極めが必要 |
流動性が高く、売却しやすい | 空室になると収入がなくなる |
一棟と比較すると費用を抑えられるため、初心者でも始めやすい投資方法となっています。
リスクを最大限抑えるためには、エリアや物件の選び方が重要です。
(2)一棟アパート・マンション
一棟物件への投資は、土地も含めて建物ごと購入し家賃収入を得る投資方法です。
区分マンションと比較すると、初期費用や投資金額が高く売却しづらいという点から、初心者にはハードルが高い投資方法といえます。
メリット | デメリット |
家賃収入が0になりづらい | 投資金額が高い |
土地も所有できる | 修繕積立金を自分で準備しておく |
自身の裁量で修繕できる | 将来的に売却しづらい |
しかし、大きな家賃収入を得ることが可能になるため、将来的に家賃収入だけで生活したいと考えるような人に適しています。
(3)戸建て投資
戸建て投資は、戸建てを所有して家賃収入を得る投資方法です。土地を所有している、一軒家を所有している、などの場合は始めやすい投資方法といえるでしょう。
また、戸建ては一般的に1軒に1家族という考え方ですが、戸建てタイプの建物に複数の入居者が住むシェアハウスも戸建て投資として分類されています。
メリット | デメリット |
土地も所有できる | 近隣住民の質で入居率が変わる |
売却しやすい | 庭なども管理する必要がある |
供給量が少ないため競争率が低い | ニーズのあるエリアが限られる |
利用していない土地や一軒家を所有しているなら、戸建て投資は始めやすいといえます。
所有していない場合は、他の種類への投資が良いでしょう。
(4)REIT(リート)の特徴
REIT(リート)は、実際に物件を購入し所有するわけではないため、ここまで紹介した不動産投資とは異なり、投資信託の一種です。
REITは、投資家から資金を集めてファンドマネージャーが不動産運用を行い、家賃収入などを投資家へ分配するシステムとなっています。
メリット | デメリット |
投資金額が少ない | 法人が倒産する可能性がある |
運用を任せられる | 価格が下落すると損失になる |
リスク分散ができる | 資産にならない |
不動産購入資金が準備できない人や、物件を選ぶ時間をかけられない人などに向いている投資方法です。
(6)私募ファンド・クラウドファンディング
私募ファンドは「プライベートファンド」とも呼ばれていて、一般的に大口投資家を対象に資金を集めて運用する方法です。前述したREITは公募ファンドに該当します。
私募ファンドは、特定の大口投資家のみを対象にしているため一般の投資家は利用できませんでした。しかし、クラウドファンディングなどの登場により一般投資家から資金を集めて大口化できるようになったため、投資できるケースが増え、資産運用にあたって人気の投資先になっています。
メリット | デメリット |
少額から投資できる | 途中解約はできない |
価格変動による損失リスクが少ない | 事業主が倒産する可能性がある |
自分で運用する必要がない | 将来的に売却しづらい |
価格変動が少ないので、運用資金に余裕が有り少ないリスクで投資したい人に向いている投資方法です。
(7)そのほかの不動産投資の種類
不動産投資は土地活用ともいえる投資方法です。
その他の種類についてもご紹介します。
【民泊】
利用していない部屋や建物に、人を泊めて収入を得る方法です。外国人観光客の増加によって、観光地や都心部ではホテル不足となっています。そのため、将来性も期待できる投資方法ではないでしょうか。
【駐車場、駐輪場】
立体自走式や機械式でない限り、建物のコストはかかりません。立地がよければ月極募集後、すぐに満車になるケースもあります。コインパーキングなら、運営会社に設営や管理など全てを任せることが可能です。また、土地を売る際も建物が無いので、売却しやすいメリットもあります。
しかし、新たに土地を購入してから始めるのはオススメできません。使っていない土地がある人など資産家向けの投資です。
【トランクルーム】
トランクルームは、一気に契約が取れるものではなく少しずつ契約が増えていくので、安定した収入を得るには時間がかかる投資と言えます。
人によっては一度トランクルームに入れた荷物は、なかなか出そうとは考えないものです。そのため、数年続けることで長期間借りてくれる顧客の割合が高くなり安定収入が期待できます。
3、自分に合う不動産投資の種類を選ぶ方法
さまざまな不動産投資の種類や目的などを紹介しましたが、「どれが自分にマッチしたものなのか判断できない」という方もいらっしゃると思います。
ここでは、自分に合った不動産投資の種類や物件を選ぶためにするべきことを紹介します。
(1)不動産投資の目的を明確にする
物件を購入する前に、「なぜ不動産投資をしたいのか」という目的を明確にしておきましょう。
いつどれくらいの利益を得たいのかを明確にすることで、長期的な資産形成が目的の「インカムゲイン」か、売買で利益を得る「キャピタルゲイン」のどちらが良いのかが変わってきます。
他の投資と比べると投資金額が高額になるため、勧められたからと安易に始めるのではなく、自分の軸を持って不動産投資を始めましょう。
(2)不動産投資会社を探す
不動産投資では、信頼できる不動産会社をパートナーにすることが重要です。
さまざまな会社から話を聞いた上で、自分に合った提案をしてくれるか、デメリットもしっかり教えてくれるかなどを見極める必要があります。
一部の不動産会社では、自社の利益を優先してセールストークをしている場合もあるので、営業担当の話を鵜呑みにしないように注意しましょう。
以下の記事では、不動産投資会社の選ぶポイントなどを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
不動産投資会社選びに失敗したらどうなる?失敗事例や選び方を解説
(3)専門家にアドバイスをもらう
不動産業界は情報の移り変わりが激しい業界のため、不動産業界に精通した専門家に信頼できる不動産投資会社を教えてもらうことが最も手っ取り早い方法です。
ですが、
「身近にそんな人がいない」
「誰に人に相談すればいいか分からない」
という方もいらっしゃると思います。
不動産投資の教科書では、不動産投資の不安や悩みを解消するために編集部所属の投資家に無料で相談できる「セカンド・オピニオン」サービスを提供しております。
(今後一部有料になる可能性があります)
「自分は騙されてないか」
「この会社、信頼しても大丈夫?」
「物件の選び方が分からない」
そんな疑問に、編集部に所属する投資歴10年以上のベテラン投資家が、不動産投資業界の第三者という視点で中立の立場からお答えしていきます。
不動産投資について悩みや不安がある方は、是非ご活用ください。
まとめ
不動産投資を成功させるには、投資する目的を明確にして自分にマッチした不動産投資の種類を選択することが重要です。
不動産投資は安くない買い物のため、客観的な意見をくれる人がいれば、リスクを回避できる確率が高まります。
これから不動産投資を始めるなら、リスクを回避するためにも専門家への相談を検討しましょう。