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  • 2022/6/13 (更新日:)

資産運用の種類11選|新NISA時代の最適配分を年代・資産規模別に完全ガイド【2026年最新】

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貯金しておくだけでは、お金の価値がインフレで目減りしてしまう。でも、資産運用の種類が多すぎて何から始めればいいかわからない」——そう悩んでいませんか?

結論から言うと、個人が選べる資産運用は大きく11種類。その中から自分に合うものを選ぶには、「リスク×リターン×流動性」の3軸と、「年代×資産規模×家族構成」の3軸を掛け合わせて考えるのが最短ルートです。

【本記事の独自データ】数百件のセカンドオピニオン相談で見えた、資産運用で失敗する3パターン

  1. 1つの商品に全資産を集中させる人(相場下落時に-40%以上の含み損で心が折れる)
  2. 新NISA・iDeCoの非課税枠を使い切らずに他の商品を買う人(年間最大で数十万円の税金損)
  3. 年代・家族構成に合わない運用比率を組む人(60代なのに資産の70%を株式にして夜眠れない等)

逆に、「新NISA枠をフル活用→個人向け国債で安全枠確保→リスク資産を20〜40%で分散」という王道を守った方は、10年以上の長期スパンでほぼ全員が資産を順調に増やしています。

この記事を書いているのは、不動産投資の教科書運営者の山本です。9年間の運営を通じて数百件のセカンドオピニオン相談に対応してきた中で、「どの商品を選ぶか」より「どう組み合わせるか」がはるかに大事だと確信するようになりました。

この記事では、以下の6つがすべて手に入ります。

  • 11種類の資産運用をリスク×リターン×流動性の3軸マップで視覚化
  • 5項目スコアカードで11種類を一気に比較(期待利回り/元本保証/流動性/税制/始めやすさ)
  • それぞれのメリット・デメリット・始め方
  • 20代〜60代の年代別・最適ポートフォリオ5パターン
  • 資産規模別(100万〜1億円)の具体的な配分例
  • 「やってはいけない資産運用」5選と税金・手数料で目減りしないコツ

読み終える頃には、「自分は何を・いくらから・どう組み合わせて始めるべきか」が、頭の中で具体的に整理されているはずです。老後の資産への漠然とした不安から解放される一歩として、ぜひ最後までお読みください。

目次

1.【独自フレームワーク】資産運用11種類を「3軸マップ」で整理する

資産運用を選ぶ前に、まず全体像を3つの軸で整理することから始めましょう。編集部が実際にセカンドオピニオン相談で使っているマトリクスです。

1-1.3軸で見る資産運用マップ

種類 リスク 期待リターン(年) 流動性 元本保証
①定期預金 極小 0.2〜0.4% ◎高い ◎あり
②個人向け国債 極小 0.5〜0.8% △1年後から ◎あり
③投資信託・ETF 3〜7% ◯中程度 ×なし
④REIT 3〜6% ◎高い ×なし
⑤外貨MMF 3〜5% ◯中程度 ×なし(元本×・利息高)
⑥外貨預金 1〜4% ◯中程度 △元本×・外貨はあり
⑦現物不動産投資 中〜高 5〜10% ×低い ×なし
⑧株式投資(個別) 中〜高 -30〜+30%(幅大) ◎高い ×なし
⑨FX 極高 -100〜+100%超 ◎高い ×なし
⑩仮想通貨 極高 -80〜+300% ◎高い ×なし
⑪iDeCo・企業型DC 3〜6% ×60歳まで原則不可 △商品による

1-2.リスク&リターン別の3グループ

11種類は、リスク・リターン特性で大きく3グループに分かれます。

  • 【守りの層】定期預金/個人向け国債 → 元本保証。資産の20〜40%を配分
  • 【攻守バランスの層】投資信託/ETF/REIT/iDeCo/外貨MMF/現物不動産 → 長期で年3〜7%を狙う。資産の40〜70%を配分
  • 【攻めの層】個別株式/FX/仮想通貨 → 短期で高リターンを狙うが大損リスクあり。資産の0〜20%以内に

このグループ分けが頭に入っていれば、営業マンに言われるまま高リスク商品を買わされるような失敗は避けられます。

2.新NISA時代の資産運用・大原則5つ

2024年に新NISAが始まり、2025年以降もiDeCo改正が予定されている今、資産運用には「従来とは違う新しい原則」があります。編集部が相談者に必ず伝えている5つの大原則を紹介します。

2-1.原則①:非課税枠(新NISA・iDeCo)を最優先で使い切る

新NISAは生涯1,800万円(年間360万円)の運用益が非課税、iDeCoは掛金が全額所得控除。この2つを使い切らずに他の商品を買うのは、多くの場合損です。仮に年間36万円の運用益が出た場合、NISAなら0円、特定口座なら約7.3万円の税金がかかります。

2-2.原則②:コア資産は「全世界株式インデックス」が王道

新NISAつみたて投資枠で買える全世界株式(オルカン)や米国S&P500連動のインデックス投信が、長期資産形成のコア。過去30年の実績で年平均6〜8%のリターンが期待できます。個別株の銘柄選定に自信がない場合、これが最も再現性の高い方法です。

2-3.原則③:守りの資産として「個人向け国債 変動10年」を2〜4割

2026年の個人向け国債変動10年の金利は年0.71%と10年ぶりの高水準。元本保証で定期預金の約3倍の利回りを確保できるので、「絶対に減らしたくないお金」の置き場所として最適です。詳しくは個人向け国債の完全ガイドもご参照ください。

2-4.原則④:インフレに強い資産を2〜3割組み入れる

預金・国債だけだと年2〜3%のインフレに負けます。株式・REIT・現物不動産・ゴールドなどインフレに強い資産を2〜3割組み入れることで、実質的な購買力を守れます。

2-5.原則⑤:ハイリスク商品は余剰資金の10%以内に抑える

FX・仮想通貨・個別グロース株などの高リスク商品は、全資産の10%以内、かつ「失っても生活に影響しない余剰資金」で運用するのが鉄則。守りを固めた上でこの枠を使うなら、短期の大きなリターンも狙えます。

3.【独自スコアカード】11種類を5項目で一気に比較

編集部では、資産運用の11種類を以下の5項目で5点満点評価しています。合計25点満点で、20点以上なら初心者にもおすすめできる商品です。

種類 期待利回り 元本保証 流動性 税制メリット 始めやすさ 合計
①定期預金 1 5 5 1 5 17
②個人向け国債 2 5 3 1 4 15
③投資信託・ETF(新NISA) 4 1 4 5 5 19
④REIT 4 1 5 3 4 17
⑤外貨MMF 3 1 3 2 3 12
⑥外貨預金 3 2 3 2 4 14
⑦現物不動産投資 5 2 1 4 1 13
⑧株式投資(個別) 4 1 5 3 4 17
⑨FX 3 1 5 1 3 13
⑩仮想通貨 4 1 5 1 3 14
⑪iDeCo・企業型DC 4 3 1 5 3 16

※編集部の定性的評価を含む参考値。個別商品の推奨ではありません。

このスコアカードから見える結論は、「新NISAを活用した投資信託・ETF」が19点で最高評価、次点で不動産投資(総合力)とiDeCoということ。まずはこの3つを軸に組み立てるのが最も合理的です。

4.【詳細解説】11種類の資産運用の特徴・始め方

4-1.定期預金|元本保証の基本

銀行にお金を一定期間預けることで利息を得る、最もシンプルな資産運用。普通預金より金利が2〜10倍高く、元本は預金保険で1,000万円まで保証されます。

  • メリット:元本保証、手続きが簡単、少額から可能
  • デメリット:金利が低くインフレに負ける、資金が拘束される
  • 始め方:すでに口座がある銀行で申込みできる。ネット銀行(あおぞら銀行BANK支店・SBI新生銀行等)なら年0.3〜0.5%と高金利

4-2.個人向け国債|国が発行する安全商品

日本国が個人投資家向けに発行する債券。「変動10年」が最もおすすめで、2026年時点で年0.71%(税引前)。元本保証で定期預金より高利回り。

  • メリット:国が元本・利息を保証、金利上昇に追随(変動10年)、1万円から可能
  • デメリット:発行から1年は中途換金不可、NISA対象外
  • 始め方:SBI証券・楽天証券などで購入(キャンペーン活用で実質利回り+0.4%)

4-3.投資信託・ETF|新NISAの中核

プロが多数の株式・債券に分散投資してくれる金融商品。新NISAつみたて投資枠(年120万円)・成長投資枠(年240万円)で非課税運用が可能

  • メリット:少額から分散投資、運用益非課税(NISA)、プロが運用
  • デメリット:元本保証なし、信託報酬(年0.1〜2%)がかかる
  • おすすめ銘柄:eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
  • 始め方:SBI証券・楽天証券などでNISA口座を開設し、つみたて設定

4-4.REIT|小額から始める不動産投資

投資家から集めた資金で不動産を購入し、賃料収入・売却益を分配する投資信託。年利3〜6%の分配金が期待でき、1口10万円程度から購入可能

  • メリット:少額から不動産投資、流動性が高い、プロが物件選定
  • デメリット:元本保証なし、金利上昇局面で価格下落リスク
  • 始め方:証券口座で「J-REIT」と検索し、銘柄を選んで購入

4-5.外貨MMF|短期外貨建て債券で運用

海外の短期国債・社債に投資するファンド。米ドル建てなら年3〜5%の利回りが期待できますが、為替変動リスクがあります。

  • メリット:外貨預金より高利回り、少額から可能
  • デメリット:為替リスク、元本保証なし
  • 始め方:SBI証券・楽天証券などの証券口座で購入

4-6.外貨預金|外国通貨建ての預金

外国通貨(米ドル・豪ドル等)で銀行に預ける運用。米ドル預金なら金利年1〜4%だが、為替手数料と為替変動が収益を左右します。

  • メリット:日本円より高金利、為替差益も狙える
  • デメリット:為替手数料(往復1〜4円/ドル)、為替リスク、預金保険対象外
  • 始め方:ソニー銀行・住信SBIネット銀行など為替手数料の安いネット銀行推奨

4-7.現物不動産投資|資産形成とキャッシュフローを両立

実物の不動産(マンション・アパート・戸建て)を購入し、家賃収入と売却益を得る運用。ローンを活用して自己資金の5〜10倍の投資ができる「レバレッジ効果」が最大の特徴です。

  • メリット:レバレッジで資産形成スピードが速い、インカムとキャピタルの両取り、団信でリスクヘッジ、相続税対策にも有効
  • デメリット:初期費用が大きい、流動性が低い、空室・家賃下落リスク
  • 始め方:情報収集→セミナー参加→物件選定→融資審査→購入というステップ。初心者は必ず第三者のセカンドオピニオンを受けるのが鉄則

4-8.株式投資|企業への投資で成長を取りに行く

個別企業の株を購入し、配当金と値上がり益を狙う運用。新NISAの成長投資枠(年240万円)を使えば配当・売却益が非課税

  • メリット:銘柄選びで高リターン可、配当・株主優待、流動性が高い
  • デメリット:銘柄選定に知識と時間が必要、短期で±30%の変動あり
  • 始め方:SBI証券・楽天証券などネット証券で口座開設→NISA成長投資枠で購入

4-9.FX|レバレッジを効かせた為替取引

通貨を売買して為替差益を狙う。最大25倍のレバレッジが可能だが、その分リスクも25倍。短期トレード向けで、資産運用のコアには向きません。

  • メリット:少額から高レバレッジ、24時間取引可能
  • デメリット:損失が元本を超える可能性、継続的な相場分析が必要、長期運用に不向き
  • 始め方:余剰資金の5〜10%以内で、DMM FX・GMOクリック証券等に口座開設

4-10.仮想通貨|高ボラティリティの新興アセット

ビットコイン・イーサリアムなどの暗号資産への投資。短期で数倍のリターンもあり得る一方、-80%の暴落も経験している市場

  • メリット:超長期で大きな値上がり余地、24時間取引可能
  • デメリット:ボラティリティが極端、ハッキングリスク、利益は雑所得で最大55%課税
  • 始め方:コインチェック・bitFlyerなど国内大手で口座開設、全資産の5%以内に

4-11.iDeCo・企業型DC|老後資金を節税しながら作る

個人型確定拠出年金(iDeCo)は、自分で運用する年金制度。掛金が全額所得控除、運用益非課税、受取時にも税優遇という三重の税制メリットがあります。

  • メリット:掛金全額所得控除で年収に応じて数万〜十数万円の節税、運用益非課税
  • デメリット:原則60歳まで引き出せない、手数料がかかる、職業で掛金上限が異なる
  • 始め方:SBI証券・楽天証券等でiDeCo口座開設→商品選択(全世界株式インデックス等)

5.【独自】年代別・最適ポートフォリオ5パターン

資産運用の配分は年齢によって変えるのが鉄則です。リスク許容度と残された運用期間で最適解が変わります。

5-1.20代(単身・新社会人〜若手)

資産クラス 比率 具体的な商品
株式インデックス投信(新NISA) 60% オルカン/S&P500
定期預金・普通預金 30% ネット銀行
チャレンジ枠(個別株・仮想通貨) 10% 好きな銘柄

狙い:残された運用期間が40年以上あるため、複利効果を最大化。長期保有できる株式インデックスを中心に。

5-2.30代(結婚・子育て期)

資産クラス 比率 具体的な商品
株式インデックス投信(新NISA+iDeCo) 50% オルカン/S&P500
定期預金・生活防衛資金 25% 生活費12ヶ月分
個人向け国債 15% 変動10年
現物不動産 or REIT 10% 区分マンション/J-REIT

狙い:教育費・住宅購入に備える生活防衛資金を厚めに。iDeCoの所得控除で節税しながら老後資金形成を開始。

5-3.40代(資産形成ピーク期)

資産クラス 比率 具体的な商品
株式インデックス投信 40% オルカン/S&P500
現物不動産 20% 区分/1棟アパート
個人向け国債・定期預金 25% 変動10年+ネット定期
REIT・外貨MMF 15% J-REIT/米ドルMMF

狙い:収入のピークを活かし、ローンを活用した現物不動産投資で資産を大きく増やす局面。

5-4.50代(資産保全・収益化期)

資産クラス 比率 具体的な商品
株式インデックス投信 30% オルカン/S&P500
個人向け国債・債券 30% 変動10年
現物不動産 20% 完済目処をつける
REIT・高配当株 15% J-REIT/高配当ETF
定期預金 5% 緊急資金

狙い:リタイアまで10〜15年。守りを強化しつつ、インカム(分配金・家賃)を増やしていく。

5-5.60代以降(リタイア期)

資産クラス 比率 具体的な商品
個人向け国債・定期預金 50% 守りの中核
株式インデックス投信 20% オルカン中心
REIT・高配当株 15% 毎月分配で生活費補填
現物不動産(完済済) 10% 家賃収入でインカム
外貨MMF・ゴールド 5% インフレヘッジ

狙い:取り崩し局面。元本を守りつつ、安定したキャッシュインカムで生活費の一部を賄う。

6.【独自】資産規模別・具体的な配分例

6-1.余剰資金100万円の場合

  • 新NISAつみたて投資枠で全世界株式インデックス:70万円
  • 定期預金(生活防衛資金の一部):20万円
  • 個人向け国債変動10年:10万円

→ まずは新NISAに集中。少額でも「運用する習慣」を作るのが最優先。

6-2.余剰資金500万円の場合

  • 新NISA成長投資枠+つみたて枠:300万円(年120万×3年分積立)
  • 個人向け国債変動10年:100万円
  • J-REIT:50万円
  • iDeCo(月2万円×12ヶ月):24万円/年
  • 定期預金:26万円

6-3.余剰資金1,000万円の場合

  • 新NISA(1,800万円枠を数年かけて埋める):500万円(オルカン+S&P500)
  • 個人向け国債変動10年:200万円
  • J-REIT・高配当ETF:100万円
  • iDeCo(上限まで):50万円/年
  • 定期預金・ネット預金:150万円

6-4.余剰資金3,000万円の場合

  • 新NISA枠フル活用:1,800万円(オルカン+S&P500)
  • 個人向け国債変動10年:500万円
  • 現物不動産(区分マンション等):500万円(頭金)
  • J-REIT・米国高配当ETF:150万円
  • 定期預金:50万円

6-5.余剰資金1億円以上の場合

  • 新NISA枠フル活用:1,800万円
  • 現物不動産(1棟もの):3,000〜5,000万円(頭金として)
  • 個人向け国債変動10年:2,000万円
  • 外貨MMF・米国債:1,500万円
  • J-REIT・高配当株:500万円
  • 定期預金:200万円

1億円以上の資産規模では、現物不動産の1棟もの投資が相続税対策・インカム最大化の観点で最強の選択肢になります。

7.【重要】やってはいけない資産運用5選

セカンドオピニオン相談で「こんなはずじゃなかった」と後悔されるパターンは、だいたい以下の5つに集約されます。

7-1.知らない商品を勧められるまま買う

銀行・証券会社の窓口で、手数料が高い投資信託や外貨建て保険を勧められて購入するパターン。年間コスト1〜3%の手数料は、20年で40〜60%のリターンを奪います。

7-2.1つの商品・1つの銘柄に集中投資

「〇〇株が上がるらしい」という情報に乗せられて全資産を投入するのは、運用ではなく投機です。1銘柄で-50%の可能性は常にあります。

7-3.レバレッジ商品(FX・CFD・信用取引)に生活費を投じる

FX・仮想通貨のレバレッジ取引で生活費や借金をしてまで投資するのは最悪のパターン。FXで退場した投資家の95%は、生活費や借金を使ったレバレッジ取引をしていたという調査もあります。

7-4.流動性の低い商品に非余剰資金を入れる

現物不動産・タワマン購入に「3年以内に使う予定のお金」を入れるのは危険。売却まで半年以上かかる可能性があり、必要な時に現金化できません。

7-5.複雑な商品(仕組債・ラップ口座・変額年金)を理解せず契約

「元本保証」を謳いながら為替・株価の複雑な条件で損失が出る商品、年間1〜3%の手数料で運用成績が見えない商品は、「仕組みを説明できない商品は買わない」というルールで避けるべきです。

8.税金・手数料で目減りを防ぐ6つのコツ

  1. 新NISAをフル活用:生涯1,800万円まで運用益非課税
  2. iDeCo・企業型DCを併用:掛金全額所得控除で二重の節税
  3. 信託報酬の低いインデックス投信を選ぶ:年0.1〜0.2%のオルカン・S&P500が王道
  4. 売買回数を減らす:売るたびに手数料+約20%課税。長期保有が節税
  5. 不動産投資は減価償却・青色申告65万円控除を活用
  6. 損益通算・繰越控除を理解する:株式の損失は3年間繰り越せる

9.よくある質問(FAQ)

Q1.資産運用は何円から始められますか?

100円から始められます。新NISAつみたて投資枠で投資信託を100円ずつ積立可能。いきなり大金を投入するより、少額で「運用の習慣」を作ることが重要です。

Q2.資産運用の初心者は何から始めるべきですか?

まずは新NISAつみたて投資枠で全世界株式インデックス(オルカン)を月1〜5万円積立。次にiDeCo、そして個人向け国債という順番が最も再現性が高いルートです。

Q3.FXや仮想通貨で一発逆転はできますか?

短期的には可能ですが、長期で資産形成を成功させた人の95%以上は、堅実なインデックス投資+債券+不動産の王道です。FX・仮想通貨は全資産の5〜10%以内のチャレンジ枠にとどめるのが鉄則。

Q4.不動産投資は初心者に向いていますか?

初期費用と専門知識のハードルはありますが、レバレッジ・インカム・節税の3拍子揃った優れた運用手段です。ただし物件選びを間違えると損失が大きいため、必ず第三者のセカンドオピニオンを受けてから購入を決めてください。

Q5.新NISAとiDeCoはどちらを優先すべきですか?

流動性を優先するなら新NISAを先に満額活用、所得控除のメリットを最大化したいならiDeCoを先に。一般的には新NISAつみたて枠→iDeCo→新NISA成長投資枠の順がバランスが良いです。

Q6.運用益にかかる税金はどのくらいですか?

特定口座(課税口座)の場合、運用益の20.315%(所得税15.315%+住民税5%)。新NISA口座での運用益は全て非課税です。

Q7.資産運用のリスク許容度はどう決めればよいですか?

「全資産が3年間-30%の含み損になっても夜眠れるか?」を基準に考えてください。眠れない場合は、リスク資産(株式・不動産)を減らし、守り資産(国債・預金)を増やすべきです。

Q8.毎月いくら積み立てれば老後資金は足りますか?

65歳までに3,000万円を目標とする場合、年平均利回り5%で30年積立なら月約3.6万円、20年なら約7.3万円が目安。早く始めるほど毎月の負担は軽くなります。

Q9.インフレ対策として有効な資産運用は?

株式(企業は価格転嫁可能)・現物不動産(賃料がインフレに追随)・ゴールド・REITが代表的。預金・固定金利債券だけだとインフレで実質目減りします。

Q10.やってはいけないことは何ですか?

①借金・生活費でハイリスク商品に投資/②1商品に全資産集中/③手数料の高い商品を理解せず契約/④3年以内に使う予定の資金を流動性の低い商品へ投入/⑤新NISA・iDeCoの非課税枠を使わずに課税口座で運用、の5つは絶対避けてください。

まとめ:3軸マップ×年代別PF×非課税枠活用で「資産運用の種類」を使いこなす

資産運用11種類について、本記事の要点を最後にまとめます。

【この記事の要点】

  1. 資産運用は「リスク×リターン×流動性」の3軸で整理すると全体像が見える
  2. 新NISA時代の大原則は「非課税枠をフル活用→コアは全世界株式→守りは個人向け国債」
  3. スコアカードでは「投資信託・ETF(新NISA)」が19点で最高評価
  4. 年代別ポートフォリオは20代=株式60%、60代以降=国債・預金50%が目安
  5. 資産規模別の具体的な配分例は100万円から1億円まで5パターン
  6. やってはいけない5パターン(情報任せ・集中投資・レバレッジ過多・流動性無視・仕組み不明商品)を避ける
  7. 税金・手数料で目減りを防ぐ6つのコツを押さえると、同じ運用でも手取りが数十万円変わる

資産運用で最も大切なのは、「どの商品を選ぶか」ではなく「どう組み合わせて、どう時間をかけるか」です。新NISAで長期・積立・分散を徹底し、個人向け国債で守りを固め、余力があれば現物不動産やREITでインカムを増やす——この王道を20年続ければ、ほぼ全員が老後の資産不安から解放される水準に到達できます。

「でも自分の場合はどれが最適か分からない」「不動産投資も検討したいが何から始めればいいか」という方は、不動産投資の教科書のセカンドオピニオンサービスもぜひご活用ください。あなたの家計状況・年齢・家族構成・リスク許容度に合わせた具体的な運用プランをご提案いたします。

あなたの大切な資産が、長期にわたって着実に育っていくことを心より願っています。

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