賃貸に住んでいるけど、気に入っているから長く住む予定。それなら、毎月家賃を支払うよりも購入した方が安いのでは?そもそも賃貸物件って購入できるの?など疑問に思っている方はいるのではないでしょうか。
まず結論から申し上げますと、賃貸物件は購入可能な場合もあります!
しかし、やはり賃貸物件を購入するには手続きがあります。
そうした手続きの解説と、購入の際の注意点について解説していきます。
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目次
1、賃貸物件の購入ができる場合
賃貸物件は、物件所有者の合意で購入することができます。
しかし、一部屋のみの購入は難しいことが多いうえに、住人の賃料から収益を得ているので必ず交渉に応じてくれるかはわかりません。まずは所有者に相談してみましょう。
2、賃貸物件購入の際の注意点
賃貸物件購入についてです。
賃貸物件を購入する際には物件所有者と値段の交渉をする必要があります。
その際の注意点について解説します。
(1)価格の設定が難しい
貸物件を購入する際は、物件所有者の都合が入るため相場とは離れた価格になる場合があります。本来であれば取引の公正さが重視され、エリアの相場に合わせた価格設定が行われるものです。
さらに、物件所有者とは初対面でないため客観的取引も難しくなります。
しかし、相場からかけ離れた価格を提示されても損してしまいます。
その際に損しないために複数の不動産会社に価格の査定を依頼しましょう。
「不動産一括査定」というサービスがあり、査定したい物件の場所、面積、お客様情報を1回入力するだけで、複数の不動産会社に査定を依頼することができます。
効率もよく、無料で利用でき、物件の簡易査定が完了します。
(2)支払っていた家賃の分の値引きはできない
物件所有者から考えると、月々に得ていた家賃収入が1部屋分減ってしまうため、今まで支払っていた家賃の分の値引きは不可能です。
無理な値段交渉は控えたほうが無難です。
どうしても値段交渉が必要な場合は、仲介手数料がかかりますが不動産会社に仲介を依頼しましょう。
3、賃貸物件購入のメリットデメリット
様々なリスクの多い賃貸物件の購入。
そのメリットとデメリットについて紹介します。
(1)購入のメリット
①毎月の支払いが投資になる
賃貸と違って月々の支払いが部屋を購入するための「投資」になります。
マンションの部屋は戸建てとは違い安価なので、30年ほどで完済することもでき、完済後は売ったり貸したりと活用は自由です。
つまりは投資と考えることができます。
②老後の資産形成になる
不動産を手に入れることができたため、老後のための資産形成が楽になります。
また、完済後は人に貸したり誰かに売却したりできるので、賃貸で暮らし続けるより安心して生活することができるでしょう。
③自由にリフォームができる
賃貸と違い、部屋を購入し自分のものとできるので、好きなようにリフォームすることが可能です。
生活していてライフスタイルが変わっていくのに対応できるため、賃貸よりも長く住めるのはメリットになります。
④生命保険に入れる
住宅ローンを組むなら、団体信用生命保険に加入することになります。
この保険は生命保険の一種で死亡保障の部分にあたり、団体信用生命保険に入り、他に加入している保険を見直して家計の削減ができます。
(2)購入のデメリット
①引っ越しが安易にできなくなる
賃貸のままであれば、引っ越しをしなければいけないというときにすぐ引っ越せますが、購入してしまうと引っ越しは難しくなります。
②多額の資金がかかる
元々賃貸として借りていたものを購入するには、価格設定の際にもご説明しましたが相場よりも少し高めになります。
まとめ
いかがでしたか?
賃貸物件を購入するにはリスクが様々ありましたが、それなりにメリットも多いです。
長く住み続けたいなら購入をおすすめしますが、資産形成のみが目的なら他の物件でもいいかもしれません。まずは不動産会社に相談してみましょう。