いつもメディア「不動産投資の教科書」をお読み頂き有難うございます。
不動産投資の教科書の八木チエです。
トピックス:経済産業省のIT導入補助金制度より「クラウド会計」導入に助成金がでました!
今回は、東京(恵比寿)及び福岡(博多)にオフィスを構えるSORA(ソラ)合同会社(以下、SORAと言います)の共同経営者 小松哲さんと対談させて頂きました。
SORAは、個人事業主の方から中小・中堅企業向けに、経理総務系の間接業務にITを活用して効率的に業務が行えるようクラウド会計ソフトの利用を推進し、リアルタイムな情報をあらゆる分野で活用するサービスを提供されています。
また、不動産投資のオーナーさんを多数サポートしているSORAは、不動産投資において最も重要となる収支管理ができていない方が多いことに気づき、会計の知識がなくても、クラウド会計ソフトにより簡単に収支管理から確定申告まで完結できるようにサポートしています。
今回の対談では、クラウド会計ソフトを利用する重要性やメリット、それからSORAの強みについて詳しく伺わせて頂きました。ご自身で不動産投資の収支管理をしているけどお悩みの方、もっと手軽にやりたい方、ぜひ読んでみて下さい。
1、SORA合同会社を立ち上げた経緯について

小松さん、今回SORAを立ち上げたきっかけを教えて頂けますか?
最初のきっかけは、個人事業主や中小企業を応援したいという気持ちです。クラウド会計ソフトを上手に使えば誰でも簡単に会計帳簿を作ることが出来るようになったことをもっと知ってもらいたい、という思いでSORAを立ち上げました。
なるほどですね。簿記などの知識がなくても、クラウド会計ソフトを利用すれば会計帳簿が作れるようになるんですね?
そうですね。最初は導入手続きが必要ですが、弊社が細やかにサポートさせて頂きます。導入手続き完了後は、簡単にご利用頂けます。
それは大変嬉しいですね。SORAは小松さん一人で立ち上げたのでしょうか?
SORAのメンバーは、大手税理士法人及び監査法人などで20年以上の実務経験を有する税理士や公認会計士が中心です。
そうですね。会計業務の場合、税理士等の資格がない方が担当することも多いようですが、弊社の場合、専門家が担当しますので、適切かつスムーズな対応ができるのが弊社の強みです。
不動産投資の個人事業主の方はよく収支の管理ができず、確定申告や管理会計で悩まれている方が多いんです。クラウド会計ソフトはそんな方々に適しているんですよね。
2、クラウド会計ソフトを利用する重要性!3つのメリットについて

クラウド会計ソフトは最近になりかなり普及しているようですが、クラウド会計ソフトを利用するメリットについて詳しく教えて頂けますか?
クラウド会計ソフトには3つのメリットがあります。まず1つ目として、「データがクラウド上にあることで、ユーザーも税理士もリアルタイムにデータを共有することができる」という点です。例えば、北海道に住む不動産オーナーさんと東京の税理士が、九州にある物件の収支について、インターネット上で随時確認することができます。
なるほど。そうするといちいち打合せを設けなくても、税理士からリアルタイムのデータを基にアドバイスをもらうことができるんですね。
お客さんにとっても、弊社にとっても効率よく対応できます。
2つ目のメリットは、「複式簿記などの会計知識がなくても簡単に使える」という点です。日々の収支を一度登録してもらうだけで、自動的に会計帳簿や物件ごとの収支レポートなどを作成してくれます。
会計の知識がなくても使えるのは大変嬉しいですね。それからなんと言っても自分で全ての収支を正確に把握するのはとても大切ですよね。
はい。特に不動産投資をされている方こそ、物件の収支管理は重要です。いかにきちんと収支管理をするかが資産管理や節税を検討する上では欠かせません。
メディア「不動産投資の教科書」には、物件の収支が明確に把握できず、節税対策、法人にすべきタイミングなどが分からないというご相談を多く頂きます。収支の把握ができていない個人投資家が多いんですよね。
弊社にも同じご相談が多いです。投資家自身が収支を明確に把握することができれば、次のステージの意思決定が正確かつ容易にできるようになりますので、先々の対策が立てられないという悩みは解決できます。
たとえ税理士に相談するにしても、データがまとまっていないと相談すらできないですよね。ただ、その作業を全て税理士に依頼すると結構な費用がかかりますよね。
ここはクラウド会計ソフトの3つ目のメリットです。通常、全ての作業を税理士に依頼すると費用がかさみます。また、不動産投資は案件毎の金額がかさみますが、それとの比較でもクラウド会計ソフトは大変安価ですが、一方で有益なアドバイスが得られる使い勝手の良いものだと思います。
費用対効果のパフォーマンスを最大化にすることができますね。
これ以外にも、お客様の状況によってはエステートプランニング(資産承継)としての使い方があります。
例えば、将来の相続において相続すべき物件は把握できるものの、家賃の採算性や支出の状況や滞納状況、管理会社などの情報を探し出すのに苦労するケースがあります。クラウド会計ソフトを利用してデータを整理すれば、将来の相続人にアクセス権を付与することで、円滑に将来の資産承継を実現することが可能です。
なるほど。相続関連の税制改正により増税となり、将来の相続で悩まれている方も増えましたよね。
そうです。どのようにして資産を次の世代へ承継したらいいのか悩んでいる方が多いです。クラウド会計ソフトを使えば、自分が持っている総資産・収支の全体像が分かるので、
- 相続税がいくらかかるのか
- どの財産をだれに相続させるか
などの判断がしやすくなります。
データを引き継げるのは嬉しいですね。不動産投資においても、相続においてもやはり収支や資産の情報を整理しておくことが大切ですね。
3、SORAだからこそできるサポートについて
クラウド会計ソフトの必要性、そして利用する場合のメリットについてよく分かりました。実際に利用する場合、自分で簡単に始めることができるのでしょうか?
さきほど会計の知識がない人でも利用することができるとお話しましたが、実際に初めて利用する時は色々と設定をする必要があります。
弊社には、「なかなか不動産投資に詳しい税理士の先生がいない」と相談を受けることが多いですが、御社は不動産投資を営む方々へのサポートについて積極的に取り組まれているんですよね?
SORAでは、物件の管理の仕方、プライベートカンパニー設立のご支援及びその後の節税戦略の構築やエステートプランニングなどもやっております。
弊社として、クラウド会計ソフトとして「freee」を利用しています。不動産の収支履歴などを自動的に認識してくれるので、大変使いやすいです。
「freee」がオススメなんですね。具体的にはどのようなイメージで運用されるのでしょうか?
こちらがソフトをインストールしたばかりで、まだ何も入っていない状態です。

そうです。このように毎月の収入項目を登録していきます。
はい、定型的な取引は、一回登録すれば大丈夫です。銀行口座やクレジットカードと連携させると、入出金履歴を自動的に読み込んでくれます。

自動的に読み込みもしてくれるんですね。大変恥ずかしいお話ですが、実は私も以前freeeをインストールしたことがあります。しかし、インストールしたのはいいものの、開いてみたら全く使い方が分からず結局やめてしまいました。私と同じような理由でやめた方も多いのではないかと・・・
おっしゃる通りです。使い慣れたらかなり使いやすいツールですが、それまでには専門家のサポートが必要です。
不動産のノウハウが豊富であるのと、専門家にサポートしてもらえるのは、御社だからこそできるサービスですね。ちなみに、御社には具体的にはどのようなサービスプランがあるのでしょうか?
お客様のご要望によって大きく3つのプランがあります。下記の質問項目をチェックして頂いて、該当する項目の数を目安にプランを選ぶことができます。
①帳簿書類は低コストで作成したいですか?
②簿記の知識がなくても利用できる会計ソフトが必要ですか?
③物件収支をリアルタイムに把握したいですか?
④物件ごとの収入状況をいつでもどこでも把握したいですか?
⑤不動産ポートフォリオごとの収支を把握したいですか?
⑥長期修繕に備える必要がありますか?
⑦物件ごとの支出内容を簡単に把握したいですか?
⑧節税の判断等を適切なタイミングで知りたいですか?
⑨プライベートカンパニーによる不動産管理に関心がありますか?
プラン表は以下のようになっています。基本的には1、2物件ご所有の場合、導入支援コースで大丈夫です。10物件以上ご自身で管理する場合には、マネジメント支援コースを選んで頂いたほうがよりよいサポートができます。

なるほど。確かに10物件運用したりして法人設立が必要な規模になると、ご自身で管理するにはノウハウが必要ですよね。特にサラリーマンなど本業がある方であればマネジメント支援コースにした方がいいですね。
4、より詳しい話しは個別相談へ
いよいよ今年度の確定申告を準備する時期になってきました。御社もかなり忙しいのではないかと思いますが、新規の問合せは受け付けているのでしょうか?
現在、月「2名」限定で個別相談を受け付けております。確定申告に向けて色々と準備することも多いので、早めにご相談頂くのがよろしいかと思います。
こちらの記事をお読みの方の中にも、御社のサービスにご興味がある方は多くいらっしゃると思います。大変恐縮ですが、弊社サイトからお申込みした場合、何か特典をつけて頂くこと可能でしょうか?
弊社のサービスを受けるにはfreeeのソフトを購入して頂くことが前提条件になります。つまり、弊社のサポート料金とは別に、freeeのソフト利用料がかかります。今回は特別に来年「1月末」までに御社経由でご成約された方は、弊社へ利用状況をコメントいただくモニター利用を兼ねて頂けましたらfreeeの「1年間のライセンス費用」を弊社にて負担させていただきます。
1年間のライセンス費用も御社がご負担頂けるのですね!それは大変嬉しい特典です!ありがとうございます。
最後にみなさまにひとこと
1件あたりの投資金額が大きく、管理が長期に及ぶ不動産投資においては収支をきちんと整理して明確な状態にしておくことが特に重要です。税理士などに任せっきりするのではなく、ご自身でもきちんと会計を把握することによって、タイミングを逃さずに次の投資をすることもできます。ご自身の資産形成のためにもぜひクラウド会計ソフトを効率よく活用して頂きたいと思います。試してみると、利用して良かったなと感じて頂けることをお約束いたします。
対談を終えて八木から一言
今回の対談では、クラウド会計ソフトを利用する必要性とメリットについて深く理解することができました。特に不動産投資において、クラウド会計ソフトを利用することには
- リアルタイムでデータを把握・共有できる
- 簿記の知識はいらない
- 費用対効果が高い
などメリットがたくさんです。SORAのプロ集団にサポートしてもらえることにより更に効率よく活用することができると言えるでしょう。
トピックス:経済産業省のIT導入補助金制度より「クラウド会計」導入に助成金がでました!
経済産業省の平成28年度補正予算で、クラウド会計の導入に際して補助金が支給されることになりました。
※今回は、個人事業者の方も対象になりました。(4)に詳細を記載しております。
概要について下記のようになっています。
(1)補助率/額
サービス価格の2/3を補助(下限20〜上限100万円)
(2)申請要件の概要
- 中小企業を対象
- 生産性向上に係る情報(売上、原価、従業員数及び就業時間)の「計画書」及び向こう3年間の実績の作成・提出などが必要
- 履歴事項全部証明書(発行から3ヶ月以内)
(3)申し込み期間
平成29年3月31日(金)~平成29年6月30日(金)17時まで
(4)個人事業主様
- 個人事業主用(プレミアム)バージョン・・・MMX1
- 会計freee・給与freee及び会計データ乗換代行(3期間)
- freee登録導入諸費用(関連機器あり)
- 顧問先向け導入コンサル
-価格:¥ 390,000(税抜)
-補助金額:¥260,000
不動産オーナー(複数物件所有)様の場合、実負担13万円で当社の導入費用も含まれます。
また、スキャンマシン(5万円程度)もついてきますのでお得とのことです。
お問い合わせフォーム
申込み期間は6月末までというかなり短い期間となっておりますので、ご興味がある方は下記問合せフォームからご連絡下さい。
http://sora-tokyo.com/contact.html
SORA合同会社
http://sora-tokyo.com/
プロフィール
SORA合同会社 パートナー
公認会計士、税理士、AFP
小松哲
京都大学経済学部卒業
大学卒業後、大手監査法人、一般事業会社、中央省庁、小規模監査法人などで勤務。
監査法人では上場企業や多国籍企業の法定監査・デューデリジェンス等の会計関連業務などを担当、海外に親会社を持つ国内一般事業会社の経理部では税務・会計業務全般を担当したほか、不動産を保有する小規模閉鎖会社での賃貸物件管理・会計・税務関連業務等も経験。
民間企業以外では、財務省主計局法規課にて国の財務書類の作成初年度関連業務を主担当として所掌。
その後、監査法人での上場企業監査責任者を務めるほか、個人事業主や中小企業のビジネスパートナーとして税理士・公認会計士事務所を運営し、その発展形としてSORA合同会社に参画し、現在に至る。