「今までの日本はデフレだったけど、アベノミクスがうまくいくとインフレになってくるから資産運用の方法を考えた方がいいよ」という話を聞いたことがある方は少なくないのではないでしょうか。
しかし、そもそもインフレとは何でしょうか?また、インフレになった場合にどのような資産運用が適しているのかについて詳しく理解していない方も少ないでしょう。
そこで今回は、
- そもそもインフレとは?
- インフレのメリットとデメリットとは?
- インフレ対策となる6つの資産運用方法
などについて書いていきますので、参考にしていただけたら幸いです。
目次
1、そもそもインフレとは?
インフレはインフレーションの略語で、モノやサービスの価格が上昇することにより、貨幣価値つまりお金の価値が下がることをいいます。
現金で保有すると他の資産との比較で相対的に所有している財産の価値が下がってしまうことを言います。
日本銀行が2013年の1月に掲げたインフレ率の目標が「2%上昇」となっていますので、これが達成できると、2013年1月に100円で買えたものは、達成後は「102円」になります。
※一方、インフレの反対語で「デフレ」とは、デフレーションの略でモノやサービスの価格が下がり、お金の価値が上昇することを言います。
2、インフレのメリットとデメリットとは?
日本は長年デフレの状況にあると言われていました。もし、実際にインフレになるとわれわれの生活にどんな影響があるのでしょうか。メリットとデメリットに分けて書いていきます。
(1)メリット
まず、インフレのメリットを見てみましょう。
具体的には以下のようなメリットが挙げられます。
- モノが売れやすくなり景気が良くなる
- 円安により輸出業の利益が出やすくなる
など。
(2)デメリット
一方、インフレのデメリットはどうでしょう。
大きく以下のようなデメリットが挙げられます。
- 物価が高くなり、家計が厳しくなる
- 金融機関は融資したお金の価値が下がることを見据えて、ローンの金利上昇リスクが高くなる
- お金の価値が下がり過ぎると外国からの輸入が減る可能性がある
など。
3、インフレ対策となる資産運用方法
インフレ経済において、お金の価値は相対的にどんどん下がってしまいますので、対策としては現金で保有するのではなく、資産運用をした方がいいという判断もあります。
具体的な資産運用方法について見てみましょう。
- (1)不動産投資
- (2)株式投資
- (3)10年変動金利の個人向け国債へ投資
- (4)外貨による通貨分散投資
- (5)短期の定期預金
- (6)金などの貴金属への投資
では、順番に見て行きましょう。
4、不動産投資
不動産投資は、不動産という実物への投資になりますので、インフレによる貨幣価値が下がるのと相対的に、不動産の価値が上がりますので、インフレ対策として有効な資産運用と言えるでしょう。
(1)メリット
不動産投資は、インフレに強いというメリットの以外に、以下のようなメリットがあります。
- 安定した家賃収入が得られる
- 高利回りが期待できる
- 少額自己資金から始められる
- 節税効果がある
- 相続・贈与税対策として有効である
など。不動産投資のメリットについて詳しく「不動産投資を迷っているあなたが知っておくべき7つのメリット」をご参照ください。
(2)デメリット
一方、投資である以上リスクもあります。
不動産投資には以下のようなリスクが挙げられます。
- 空室リスク
- 家賃下落リスク
- 金利上昇リスク
など。不動産投資のリスクについては「不動産投資において失敗しないために知っておくべき14個のリスクまとめ」にて詳しく書いてありますので、参考にしてみてください。
(3)始め方
不動産投資を始めるにはまず情報収集が非常に大切だと言われています。効率よく情報収集するには、現在の不動産市場の状況を教えてくれたり、あなたの条件に合った投資不動産を紹介してくれたり、投資プランを提案してくれる不動産投資会社に問い合わせしてみるといいでしょう。
以下の3社は当サイトがオススメしていますので、ぜひ資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。
①アイケンジャパン(新築一棟)
アイケンジャパンさんは、福岡に本社をおき、全国エリアに一棟アパート経営を特化した不動産投資会社です。独自の土地の仕入れやアパート建設をしており、アパートが築10年を経過しても「99%」というかなり高い入居率を維持しているそうです。アパート経営に興味がある方は、ぜひアイケンジャパンさんの無料DVD・資料請求をしてみてはいかがでしょうか。
会社の詳細ページは「株式会社アイケンジャパン」をご参照下さい。
②プロパティエージェント(新築物件)
東証上場されているプロパティエージェントさんは、新築区分マンションのディベロッパーとして、投資用の分譲マンションを管理まで一貫して手がけております。購入後の顧客満足度1位のプロパティエージェントさんなら安心して物件の管理をお任せすることができるでしょう。今なら書籍も無料でプレゼント中ですので、新築マンション投資にご興味がある方は資料請求をしてみてはいかがでしょうか。
会社の詳細ページは「株式会社プロパティエージェント」をご参照下さい。
③GA technologies(Renosy)(中古物件)
Ga technologyさんは中古マンション投資を特化した不動産投資会社です。なんとGa technologyさんの入居率は「99.4%」という驚異的な高さです。今なら期間限定に「大家の真実」DVDを無料配布しておりますので、中古マンション投資にご興味がある方ぜひ請求してみてはいかがでしょうか。
会社の詳細ページは「株式会社Ga technology(ジーエーテクノロジーズ)」をご参照下さい。
5、株式投資
インフレにより企業の株価が上昇することになりますので、株式投資もインフレに強い資産運用だと言われています。
(1)メリット
まず、株式投資のメリットについて見てみましょう。
具体的には以下のようなメリットが挙げられます。
- 値上がりによるキャピタルゲイン
- 会社から分配される配当金によるインカムゲイン
- 優待券など株主優待が受けられる
など。
(2)デメリット
一方、株式投資のデメリットとしては、
- 株価は日々変動が激しいため、儲け損出も大きい
- 会社倒産により株式が紙切れになる可能性がある
- 会社経営が不況により、配当金が出ない場合がある
などが挙げられます。
(3)始め方
株式投資を始めてみたい方は、まず証券会社に問い合わせをしてみるといいでしょう。また、株式の仕組み、どんな銘柄があるのかなどの知識は、自分で本やインターネットより勉強された方がいいでしょう。
以下個人投資家を完全サポートする証券会社をピックアップしましたので、参考にしてみてください。
① 株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
『トレーダーズ・プレミアム』は質・量ともに業界最高水準の株式情報サービス です。
同等のサービスがすでに100社以上の証券会社・運用会社のトレーディングルームに提供されており、 プロフェッショナルには必須のアイテムとなっています。
② 株式会社G&Dアドヴァイザーズ
初心者の個人投資家からベテランの投資家まで、的確な投資情報を提供する、 株式情報サイト『勝ち株ナビ』の無料会員登録プログラムになります。
会員登録後は、無料推奨銘柄・国内外のマーケット情報・有名投資家のコラムや 市況など、株式投資に役立つ無料コンテンツがご利用いただけます。
(4)セミナーにて勉強しよう
具体的に投資を始める前に、セミナーにて情報収集しながら勉強されるのはいかがでしょうか。
受講生の7割以上がプラスの運用成績があり、 株式投資や外為投資に興味はあるが、本当に必要な知識だけをぎゅっと凝縮して学びたい方にオススメしたいです。
http://www.f-academy.jp/school/kabu.html
6、外貨による通貨分散投資
インフレで日本円が外貨と比較して相対的に価値が下がっていきます。外貨投資することで資産価値を維持することができる可能性があります。
(1)外貨投資の種類
外貨投資と言っても、様々な種類があります。
外貨投資の種類として、大きく以下の3種類があります。
- 外貨に両替し、銀行にそのまま貯金する「外貨預金」
- 外貨で運用する投資信託の「外貨MMF」
- 証拠金を使って為替取引を行う「外国為替証拠金取引(FX)」
など。
(2)メリット
では、外貨投資のメリットについて見てみましょう。
大きく以下の2つのメリットが挙げられます。
- 高金利通貨に投資することができる
- 為替の差益を狙うことができる
(3)デメリット
一方、デメリットはどうでしょう。
具体的には以下のようなデメリットが挙げられます。
- 24時間変動する為替市場の動きを常にチェックする必要がある
- 購入した通貨の国の景気が下がった場合、金利も下がってしまう
- 取引業者が破綻する可能性がある
など。
(4)始め方
基本的には証券会社などの金融機関から購入することができます。なお、通貨の種類によって取り扱いがない場合もありますので、事前に確認するといいでしょう。
日本でもっとも利用者数が多い金融機関をピックアップしましたので、参考にしてみてください。
DMM FX
DMM.COMは、FX口座数『国内第1位』です。DMM.COMならではの以下の特徴が挙げられます。
- FX業界最狭水準のスプレッド
- 初心者からデイトレーダーまで好評の取引ツール
- カスタマーサポートも充実で初心者も安心
- 安心安全の『全額信託保全』導入済み
- 業界初!『時事通信社』ニュース配信
(5)セミナーにてしっかり勉強する
上記に書いたように、知名度は高いものの安全性という意味では株、FXはともに優先順位は低くなります。
失敗しないために、始める前にセミナーにてしっかり勉強された方がいいでしょう。以下「一般社団法人日本FX教育機構」が主催する「1日10分でできるFX入門セミナー」に参加してみるのはいかがでしょうか?
「一般社団法人日本FX教育機構」は金融庁の投資助言・代理業に登録しているので、安心してFX指導が受けられます。これからFXの投資を検討されている方はぜひ参加してみて下さい。
7、10年変動金利の個人向け国債へ投資
インフレが進むにつれ、金利も上昇することから、固定ではなく、10年変動金利の個人向け国債への投資も一つのインフレに強い資産運用方法として挙げられます。
(1)そもそも個人向け国債とは
個人向け国債とは、個人投資家しか購入できない国債の一つです。
なお、2013年12月以後発行された個人向け国債は、東日本大震災の復興する事業資金として利用されることになったため、「個人向け復興国債」に名前が変わりました。
(2)個人向け国債の種類
個人向け国債には、以下の3種類があります。
- 10年変動金利タイプ
- 3年固定金利タイプ
- 5年固定金利タイプ
インフレ対策として有効なのは、固定金利タイプではなく、将来金利が上昇につれ金利がアップする10年変更金利タイプの個人向け国債が適しています。
(3)メリット
10年変更金利タイプの個人向け国債は大きく以下のようなメリットがあります。
- 1万円という少額から投資ができる
- 半年ごとに見直される金利変動が活用できる
- 購入1年以後解約ができる
- 手軽に購入することができる
(4)デメリット
一方、デメリットとして途中解約した場合は、過去1年分、変動なのでつまり2回分の金利が差し引かれますので、注意しましょう。
(5)始め方
国債は基本的には購入時に手数料がかからないので、どちらの証券会社から購入しても同じだと言われています。
しかし、せっかく購入するのであれば、少しでもトクすることができる証券会社から購入するといいでしょう。
以下「キャッシュバックキャンペーン」を実施している証券会社をピックアップしましたので、参考にしてみてください。
SBI証券
8、短期の定期預金
インフレ率より金利が下回る可能性が低い短期間の定期預金もまた、有効な対策として挙げられます。
中長期の定期預金を組んだ場合、徐々に上がってくるインフレ率より金利が低くなる可能性がありますので、1年満期程度の定期預金にするといいでしょう。
(1)メリット
短期の定期預金のメリットとしては、インフレ率より金利が下回る可能性が低いということが言えるでしょう。
(2)デメリット
一方、デメリットとしては、金利の引き下げがあった場合、すぐに反映されてしまうことです。
例えば、3年満期の定期預金の場合、金利の引き下げがあったとしても反映されるのは満期になってからです。これに対して、短期間の定期預金は期間にもよりますが、満期後すぐに適用されていまします(新生銀行の2週間の定期預金の場合)。
(3)始め方
金融機関によって取り扱っている商品が違いますので、事前に確認してみるといいでしょう。
都市銀行より金利が高く設定されている、以下の3つの金融機関をピックアップしましたので、参考にしてみてください。
① 新生銀行
② 東京スター銀行
https://www.tokyostarbank.co.jp/
③ オリックス銀行
9、金などの貴金属への投資
金、銀、プラチナなど貴金属は不動産と同じく実物資産として、インフレに対して強い対応力があると言えます。
(1)金投資の種類
金投資と言っても、様々な種類があります。
大きく以下のような種類が挙げられます。
- 毎月定額で金を購入する「純金積立」
- 金価格に連動する上場投資信託の「金ETF」
- 延べ棒のこと「金地金」
など。
(2)メリット
まず、金、銀などの貴金属のメリットを見てみましょう。
具体的には以下のようなメリットが挙げられます。
- 貴金属そのものに価値があるため、無価値になることはない
- 政治・経済などの影響受けにくい
- 長期的の資産形成に適している
- 記念金貨など特殊な取引もできる
など。
(2)デメリット
一方、デメリットとしては以下の点が挙げられます。
- 市場の価格変動に左右される
- ドル建てにした場合、為替の影響を受ける
- 元本は保証されない
- 実物所有のため、利息がつかない
など。
(3)始め方
投資方法によって、購入する方法も違ってきます。下記金などの貴金属投資で有名な「田中貴金属工業(株)」をピックアップしましたので、参考にしてみてください。
田中貴金属工業(株)
http://gold.tanaka.co.jp/index.php
まとめ
今回はインフレ対策となる資産運用の方法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ご参考になれば幸いです。