土地を安く買いたいけど、何をすれば安く買えるんだろう……。
土地の購入を検討しているけど、土地って高いし、少しでも安くならないかと思っている方は多いと思います。
土地を安く買おうとしている方に向けて、
・土地を安く買う方法
・この点を気にしなければ安く買える方法
・土地価格以外で安く抑える方法
以上の3点を、不動産投資についてのコンテンツを発信している当メディア「不動産投資の教科書」が紹介します。
この記事が、土地を安くする方法を知りたい方の参考になれば幸いです。
目次
1、土地を安く買う方法
土地は、基本的に相場より大幅に安い価格では販売していません。
しかしながら、安く土地を手に入れる方法は、いくつかあります。
この章では、土地の価格を安く買う方法を紹介します。
(1)坪単価が安い場所を選ぶ
土地を安く買う方法の一つ目は、坪単価が安い場所を選ぶことです。
坪単価は、一駅で大きく異なることがあります。
特に、建物が密集しているようなエリアよりも郊外エリアの方が価格が安いので、同じ予算で、広く希望通りの土地を買うことができるかもしれません。
郊外であれば、自然環境にも恵まれて、ゆったりとした生活が送れます。
ただ、この方法は、
「都会に住みたい」
「住みたい街がある」
以上のような方には、郊外の土地を安く買うことは向いていません。
「都会から少し離れてるところで暮らしても良い」
「子供には伸び伸びと育って欲しい」
「在宅勤務が主となり、通勤のことを考える必要がなくなった」
以上の方には、郊外の土地を安く買うことが向いていると言えます。
(2)地名にこだわらない
住みたいエリアが決まっている方でも、具体的な地名に拘らなければ、土地を安く買えるかもしれません。
同じエリア、同じ市区町村でも各地名によっては、土地の価格がそれぞれ異なります。
特に、「高級住宅街エリア」など従来からブランド化している土地は、土地価格が非常に高い傾向にあります。
住みたいエリアまで決まっている方は、さらに詳しく地名まで調査するようにしましょう。
(3)売り急ぎの土地を見つける
仲介業者や売主が、何らかの理由で土地を売り急いでいる場合には、土地価格が安い場合があります。
仲介業者や売主が早く売りたいと思っているため、元々価格を安くしている場合や、値下げ交渉によって値段がすんなり下がることがあります。
しかし、どの土地が売り急いでいるかなんて、私たちにはわかりませんよね。
仲介業者が強く勧めてくる土地は、早く売りたい可能性があります。
そこで、不動産会社に売りに出している理由を聞いてみましょう。
答えてくれない業者も多いと思いますが、土地を安く買うために一度聞いてみるのが良いです。
2、デメリットはあるけど安くなる土地
何か懸念点があって、価格が安くなっている土地はいくつかあります。
懸念点を無視できたり克服できたりする方は、そのような土地を選べば、安く土地を購入することができるでしょう。
本章では、デメリットはあるけど安くなる土地を紹介します。
(1)売れ残りの土地
土地を売るために作られた分譲地の売れ残りは、値下げをしているので、安い価格で購入することができます。
売れ残りの土地の懸念点は、以下の通りです。
・売れ残ったこと(人気がなかった)
・場所が悪いことが多い(角地や道路沿いなど)
売れ残った理由を事前に仲介業者に聞き、それでも問題ないと言う方は、土地を安く買える一つの方法として検討してみましょう。
(2)不整形地
不整形地とは、三角型やL字型をしている土地や、崖地や傾斜地にある土地のことを指します。
長方形や正方形などのように、形が整った整形地と比べると、不整形地は土地の評価が低いため、価格が安く、また税率が抑えることができます。
ただ、整形地に工事しないと建物が建てられない状態の場合、多額の費用が必要です。
・不整形地を工事しなくても家が建てられる。
・不整形地の土地形状を最大限に活かせる。
以上のような条件であれば、不整形地は土地を安く買う選択肢の一つとして考えることができるでしょう。
(3)方角を気にしない
日当たりがよく、明るい家を生み出せる「南向き物件」は、土地選びで非常に人気がある条件です。
南向き物件は、人気が高いため比較的高額です。
一方、他の方角向きの物件であれば土地を安く買うことができます。
南向きの次に人気なのが、東向き、次に西向き、北向きと続いています。
人気が落ちるにつれて土地価格は安くなることが一般的です。
土地の方角は、ライフスタイルや家族全員の状況にもよって、合う方角があります。
方角を気にしない方であれば、土地を安く買う方法の一つになるでしょう。
(4)近隣の環境
近隣の環境の状況で、土地の価格が下がる場合があります。
例えば、
・学校が近くにある
・踏切の近くや線路沿い
・墓地と隣接している
・高圧電線が近くにある
以上のような点でも問題ないと言う方は、土地を安く購入できる可能性があります。
(5)訳アリ物件
事故物件や競売物件といった物件は、安く購入することができます。
競売物件とは住宅ローンを返済できなくなって、裁判所に強制的に売却された物件のことです。
しかし、競売物件で土地を購入した場合、元の所有者がその土地を早急に退去しないこともあります。
どちらの物件もリスクが高いので、現実的な方法とは言えません。
3、土地価格以外で安く抑える方法
これまでは、土地の価格が安くなる方法を紹介しました。
しかし、土地を安く買うためには、土地価格だけでなくそれ以外の方法があります。
本章では、土地価格以外で土地を安く買うことができる方法を紹介します。
(1)住宅ローンの金利
土地を購入する方の多くは、住宅ローンを組みますよね。
住宅ローンを申し込む金融機関によって、金利が異なってきます。
住宅ローンは長い間支払うので、金利が高いと負担が重くなってしまいます。
そのため、住宅ローンを申し込む際から、金融機関をしっかりと調べて金利が低いところを選ぶようにしましょう。
(2)仲介業者を選ぶ
土地を買うのに、買主と売主の間に入って取引を媒介する仲介業者がいるのが一般的です。
土地価格だけではなく、仲介業者に支払う仲介手数料が存在します。
仲介業者によっては、仲介手数料が安かったりゼロだったりすることがあります。
土地を買う際の総費用を抑えたい場合、仲介業者も慎重に選ばなくてはなりません。
まとめ
今回は、土地を安く買う方法をいくつか紹介しました。
相場よりも大幅に安く買えるような土地は基本的にないのが結論となります。
土地を安く購入したいならば、相場が元々安い土地を探したり、何か事情があって安くなるような土地を探しましょう。