• 資産運用
  • 2019/6/25

ゼロから分かる初心者向け金投資入門【vol.2】世界の保有量と日本は?

前回の記事では、金の魅力と歴史について説明しました。今回は、日本が保有する金がどれくらいあるのか、また日本の投資家の金に対する意識についてなど解説していきましょう。(伊藤亮太・ファイナンシャルプランナー)






・世界各国の中央銀行・公的機関の金保有量は?

さて、まず日本の中央銀行はどの程度金を保有しているのでしょうか、その実態を知っていますか?

2019年3月末時点での世界各国の中央銀行・公的機関の金保有量は、およそ33,643.4トン(上位100国、全体の99.019%)となっています。それでは、上位10カ国の金保有量を紹介します。

・2019年3月末時点の世界各国の中央銀行・公的機関の金保有量

順位

国・公的機関名

金保有量(トン)

外貨準備に占める割合(%)

1

米国

8,133.46

74.8

2

ドイツ

3,369.72

70.2

3

IMF

2,814.04

4

イタリア

2,451.83

66.1

5

フランス

2,436.04

60.7

6

ロシア

2,168.30

18.5

7

中国

1,885.48

2.5

8

スイス

1,040.00

5.5

9

日本

765.22

2.5

10

オランダ

612.45

65.4

この表をご覧いただければお分かりの通り、米国の保有量が圧倒的に多いことが分かります。次にドイツ、IMF、ヨーロッパ各国となっており、日本はというと、世界で見て9番目に位置しています。

ポイントは、外貨準備に占める割合。多くの国が6割程度となっているのに対して、日本はなんと2.5%。

ロシアや中国も比率は低いですが、それでも実は金保有量を徐々に増やしています。

前年に比べてロシアは277.5トン、中国は42.92トン増やしているのです。日本はというと、2011年当時も765トンで現在と変わっていません。先進諸国は保有量はほとんど変化していないとはいえ、外貨準備に占める割合で見ると高い点が日本と異なっています。

有事の金といわれるように、何かあった場合には金は強みを発揮します。有事ではないとはいえますが、ロシアや中国が金保有量を増やしている点は見逃せませんね。

参考 20113月末時点の世界各国の中央銀行・公的機関の金保有量

順位

国・公的機関名

金保有量(トン)

外貨準備に占める割合(%)

1

米国

8,133.5

75.3

2

ドイツ

3,401.0

71.7

3

IMF

2,814.0

4

イタリア

2,451.8

71.9

5

フランス

2,435.4

67.6

6

中国

1.054.1

1.6

7

スイス

1,040.1

17.2

8

ロシア

824.8

7.8

9

日本

765.2

3.3

10

オランダ

612.5

59.2

※データの関係上、小数第二位を四捨五入しているため20193月末と多少の数値のずれが生じている

・5人に1人が金投資に関心を持っている

日本政府は金保有量を増やしていませんが、日本人はどのように考えている方が多いのでしょうか?

田中貴金属工業「貴金属投資に関する意識調査(2018年8月28日発表)」によれば、一般消費者の5人に1人が貴金属投資に関心があるとのこと。

また、その中でも身につける方が多いからかもしれませんが、女性が関心を持つ傾向にあるようです。

特に、金地金やプラチナ地金に興味がある女性は28%(昨年比+9ポイント)、金貨やプラチナコインは31%(昨年比+6ポイント)、純金積立25%(昨年比+3ポイント)などとなっています。

このような動きが金などの価格の安定につながっている側面もあります。

・金投資に関心をもったきっかけは?

なお、貴金属投資に関心をもったきっかけでは、「メディアなどで投資の情報に接することが多い」(34%)が最多であり、次に「銀行の金利に不満を感じて」(23%)が2位、「世の中の景気や相場の変動によって」(19%)が3位となっています。

メディアでも金などの貴金属が取り上げられていることが多くなっていること、低金利に不満といったところが本音でしょう。金は金利がつかないため、金利が高い局面では魅力が薄れますが、現状の低金利であれば相対的に金に興味が出てくる方も多いのは事実だと思います。

そのような理由から、貴金属への関心が増えている模様です。

・日本人も金に関心をもった人が増えている

今回は、日本の中央銀行である日本銀行がどの程度の金を保有しているのか、日本人がどの程度貴金属に関心があるのかを解説しました。

日本銀行は金保有を増やしていませんが、日本人で貴金属に関心がある方は増えている模様です。皆さんもその仲間入りをするか、すでに仲間入りしているかもしれませんが、今後も金についてさらに詳しく今後解説していきますのでお楽しみに。

ゼロから分かる金投資入門 【vol.1】

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