• FX, 資産運用
  • 2019/9/7

FXで勝つためのチャート初級編|最低限これを知っておけば今日から勝てる

FXで勝つためには、チャート分析力が欠かせません。チャート分析のことをテクニカルともいいますが、FXは相場展開の多くがテクニカル主導、つまりチャートによる示唆によって動くと言われています。

実際、チャートを分析出来たほうが相場展開を読みやすくなるので、チャートをしっかりと読める投資家がFXでは着実に利益を上げています

しかし、チャート分析は数学的な知識が必要な気がして、どうも難しそうに感じるという方が多いのも事実です。

しっかりと身につければFXの勝率は確実に上がることは分かっていても、どうにも難しそうというのが、FX初心者の方にとってのチャートに対するイメージではないでしょうか。

そこでこの記事では、これまでは近くて遠い存在だったチャートを読み解くための知識をできるだけシンプルにまとめて解説します。少なくともこれだけを知っていれば多くの局面で相場を読むことができるようになるので、最後までお読みになり、早速今日の相場読みに役立ててください。






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1、FXで勝つにはチャート分析が不可欠

FXとチャートには、とても深い関係性があります。そのためFXで勝つためにはチャート分析が不可欠です。なぜFXで勝つにはそこまでチャート分析が重要なのかという理由を、最初に知っていただきましょう。

(1)FXはチャートがないと勝てない

FX以外にも刻一刻と価格が変動するものについては、チャートによる分析が行われています。株や仮想通貨などがその代表格ですが、その中でもとりわけFXはチャートとの関わりが深いと思います。

テクニカルといってチャートによる力学で相場が動く局面が非常に多いですし、世界中の投資家が1つの市場に参戦しているFXの世界では、チャートが共通語のように認識されています。

これだけ深い関係性を持っているFXとチャートなので、チャート分析ができなければFXでは勝てないと言い切っても良いと思います。

(2)外為相場はチャートの影響で動いている

FXで勝つためにチャートがとても重要である根拠は、もうひとつあります。それは、「外為相場がチャートによって動いている」という事実があるからです。為替市場はテクニカル主導の相場と言われており、チャートで示された売買シグナルに沿って多くの投資家が投資行動を起こすため、チャートで示されているシグナルが多数派になりやすいのです。

もともとはチャートから相場の動きを知ろうとしていたのが、今では逆にそのチャートに市場が動かされている側面があるということです。

(3)自動売買システムはチャートのみで売買している

FXの世界では、自動売買プログラムによるロボット売買が発達しています。自動売買プログラムはテクニカル分析(つまりチャート分析)によって売買判断をしているため、ある示唆がチャートによってもたらされると、同じプログラムが一斉に同じ売買行動を起こすため、この規模が大きいとチャートが間接的に相場を動かすことになります。

自動売買はさらに進化してシェアを拡大すると思われるので、チャートによるちょっとした材料が相場を大きく動かすような展開は、今後も多くなっていくでしょう。

(4)チャートを味方につければFXの勝率は格段にアップする

以上のことから、チャートを味方につけるということはFXの世界においてとても有利な立場になります。もちろんチャート分析を身につけるにはある程度の勉強が必要になりますが、この記事ではその中でも最低限知っておいていただきたいチャートの知識に絞って解説しますので、覚えることが多すぎて頭に入ってこないということにはならないので、ご安心ください。

2、最低限知っておくべきFXのチャート5選

筆者が実際に相場展開を予測する時に使用しているチャートの中から、代表的なものを5つピックアップしました。少なくともこの5種類のチャートを知っておけば、かなりの精度で戦略を立てることができます。

(1)ローソク足

チャートの中では基本中の基本となるもので、値動きを示すグラフにはローソクのようなものが並んでいる様子をご覧になったことがある方は多いと思います。

このようにローソクの芯と胴体をかたどったようなものが並んでいるのが、ローソク足です。それぞれ1本ずつのローソクはそれぞれの時間軸の値動きがどうだったのかという結果を表しています。

上下に突き出した芯の部分は最高値と最安値を示し、胴体部分は始値と終値を示しています。それぞれのローソクの形状を細かく分析するのはもっと先でも良いと思いますが、少なくとも視覚的にローソクがどのように並んでいるかによって値動きがどんな傾向にあるのかを掴んでいただければOKです。

例えば先ほどの画像はユーロ円のチャートですが、何度も下げ止まりながら続落が続いているという様子を掴むことができます。

(2)移動平均線

一定期間の過去までさかのぼって、その期間の平均値をグラフ化したものが移動平均線です。移動平均線には大きな特徴あるので、まずはそれを知っておいてください。

移動平均線には短期と長期の2つがあり、それぞれ、短期移動平均線はレート変動に沿うような形になり、長期移動平均線はさかのぼるサンプルが多くなるためなだらかな線を描くようになるという特徴があります。

ご覧のように、短期移動平均線である茶色の線(5MA)はレート変動と寄り添うように推移しているのに対して、最も長い移動平均線である明るい緑色の線(60MA)はとてもなだらかに推移しています。

移動平均線は異なる時間軸の線がどのように関わり合うかによってトレンドの始まりや終了を察知することができますが、それ以外にも長期移動平均線よりもレートが上にあれば下がりにくく、逆に長期移動平均線をレート変動が下回ると上昇トレンド終了で下落トレンドが始まるかもしれないと読み取ることができます。

こちらのチャートでは、矢印を入れたところで明るい緑色の長期移動平均線をレート変動が上から下に突き抜けています。その後下落トレンドが始まっているので、このような場合はトレンドの発生や終了を察知するのに役立ちます。

(3)ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドはFX投資家からの人気が高く、「バンド」という名称がついているように、「幅」が重要な意味を持つチャートです。ちなみにボリンジャーというのはこのチャートを考案した人の名前に由来しています。

多くの方は受験の時に偏差値という数値と付き合ったことがあると思いますが、この偏差値というのは、同じ試験を受けた人の中でその人が平均点からどれだけ離れているかを示す数値です。この偏差値をチャート分析に応用したのがボリンジャーバンドで、過去の値動きから次の値動きがどの確率で分布しているのかを推測することができます。

ボリンジャーバンドには±σ(シグマ)から±2σ、±3σという線が登場します。これらは現在の値動き(平均値=中心値)からどれだけ離れているかを示しており、統計学では±σには68.26%の確率で、±2σには95.44%、±3σには99.73%でレート変動が収まるはずであるとされています。

このように中心線(現レート)から上下それぞれに±σ、±2σ、±3σと線が描かれていますが、最も離れている±3σにはほぼ完全に収まっていますので、99.73%の確率で収まるという理論通りになっています。

この働きを利用することで、レート変動が上下の±3σに差し掛かってきたらレートが跳ね返されてくるかもしれないと推測できるわけです。

また、ボリンジャーバンドはバンド幅が狭い時はもみ合いになっていることが示唆され、相場に蓄積されたエネルギーがその後大きく放出されて大きな値動きが動くことも示唆されます。

(4)一目均衡表

一目均衡表は日本で生まれ、世界中で広く利用されているチャートです。筆者もよく利用しますが、一目均衡表にはたくさんの線や図形が登場します。

最も印象的なのは雲と呼ばれる帯で、2本の先行スパンという線に挟まれたゾーンのことです。

このように雲はとても分かりやすく描画されており、市場参加者も雲を強く意識しているため、雲に差し掛かった時にレートはそこ一度値動きを止める現象がしばしば見られます。上記の例でも、一度上昇基調になっていたレートが雲で押さえつけられて反落している様子が分かります。

その他にも一目均衡表には転換線と遅行スパンという線が描画されており、現レートと交差するとトレンドの転換を察知することができますが、一目均衡表をお使いになる場合は、最低限雲を意識すれば相場展開のヒントを得ることができます。

(5)RSI

たくさんあるチャートは大きく「トレンド系」と「オシレーター系」に分類することができます。前項までご紹介したチャートはいずれもトレンド系に属しており、相場が今後上と下のどちらに向かうかを知るために使われます。

その一方で、ここでご紹介するRSIはオシレーター系に属し、相場の「売られすぎ」「買われすぎ」といった温度感を知るために用いられます。

下段にある折れ線グラフが、RSIです。相場が高くなっている時はRSIも上昇しており、過熱気味だった相場が下がってくるとRSIも下落します。RSIは0~100で示されており、80を超えていたら買われすぎ、20を下回っていると売られすぎを示すとされています。

相場が上昇基調にある時にRSIが80を超えてこれ以上の余地がないとなると、相場も転換して反落するのではないかという推測が成り立ち、下落基調の時にも下げ止まりを察知できるというわけです。

このRSIにはレート変動との「矛盾」を観察することで、相場の転換点を探る面白い方法もあるので、それについては後述します。

3、こちらも知っておきたい、FXのチャートパターン5選

ここでは、筆者が実際に利用している有名なチャートパターンを5つご紹介します。このような形が出現したら次の展開をある程度予測することができるので、ぜひ覚えておいてください。

(1)ダブルトップ、ダブルボトム

ダブルトップはアルファベットの「M」、ダブルボトムはアルファベットの「W」の形になるチャートパターンです。ダブルトップの場合は2度上値トライをしたもののそれを超えていくことができなかったわけで、ダブルボトムはその逆です。いずれも2回のトライをしたもののそれ以上の値動きは阻まれたということで、反対方向の動意を探ることが多くなります。

これはダブルトップのチャートパターンで、これに似た形が出現したら次の相場展開は下方向という可能性が高いと見ます。ダブルボトムはこれを上下反転した形となります。

(2)トリプルトップ、トリプルボトム

ダブルトップとダブルボトムは、いずれも2回のトライで反転していくパターンですが、それよりもさらに1回多いのが、トリプルトップ、トリプルボトムです。

このチャートパターンが出現する時の相場を思い起こすと、ダブルトップまたはダブルボトムが完成しても相場が反転せず、3回目のトライをしたものの突破できずということになると、「さすがにもうトライはないだろう」という心理が働き、ダブルトップやダブルボトムよりもさらに強い相場転換の示唆となります。

(3)ヘッドアンドショルダー(三尊天井)

ヘッド(頭)とショルダー(肩)という、人の形のようなチャートパターンあります。前項のトリプルトップ、トリプルボトムを少し変えたようなチャートパターンで、以下のような形になります。

本当に人の頭と肩のように見えます。こちらは上昇基調の時に見られるヘッドアンドショルダーで、下落基調の時にはこれを上下反対の形を観察することができます。

このチャートパターンは多くの投資家が強く意識するため、かなりの確度で相場の方向性が転換しています。

(4)三角持ち合い

レート変動の幅が徐々に狭くなってきている局面で、上値と下値をそれぞれトレンドラインで結ぶと右側が狭くなる三角形を描くことができます。

これはユーロ円の2016年7月中頃から10月頃までの日足チャートです。本当はもっと極端な例を示したかったのですが、徐々に上下の幅が狭くなって三角形ができてきているので、三角持ち合いです。三角持ち合いでは相場にエネルギーが蓄積されるため、その後上下どちらかに大きな値動きをするとされています。

実際の値動きを見ても、三角持ち合いの後から大きく上昇をしているのが見て取れます。

実際のFXトレードでいかす際には、三角持ち合いの幅が狭くなり、ボリンジャーバンドの幅も狭くなってきている時は大きな値動きの前兆であるとして、上下どちらでブレイクするかを観察します。上下どちらかのトレンドラインを突き抜けて、ボリンジャーバンドの±3σが広がってくるようであれば、その方向に大きく動く可能性が高くなります。

(5)エリオット波動

エリオット波動は、レートを動かしている波動を察知することによって相場展開を読むというチャート理論です。エリオットという名称はこのチャート理論を考案した人の名前にちなんだものですが、日本よりも欧米の投資家に「信者」が多いチャートです。

エリオット波動には、上昇5波と下落3波という合計8つの波動があります。さすがに第1波からエリオット波動が出現していることを察知するのはほぼ不可能ですが、第3波あたりから「これはエリオット波動では?」と察知することができれば、その後からやってくる第5波という大きなレート変動を取ることができるため、オトク感のあるチャートと言えるでしょう。

 

上昇したもの反落、押し目程度の反落で再び上昇、しかし反落。ここで第4波までが完成し、その次に来る第5波で直近最高値まで一気に上昇し、それを天井として以後は3つの波を描きながら下落していくという展開までが含まれています。

下落基調の時はこれを上下逆にすることで、第5波の大きな下落幅を取ることもできます。

4、筆者が実践しているチャート分析と売買シグナル5選

最後に、筆者が実践している信頼性の高い売買シグナルを5つご紹介しましょう。チャート上にこれらの形が出現したら利益を上げるチャンスなので、積極的に注文を出すようにしています。

(1)ゴールデンクロス、デッドクロス

移動平均線は、短期と長期の2本がそれぞれ交差したり並走したりしながら関わり合っています。その中で次の相場展開を示唆してくれるのが、2本の移動平均線によるゴールデンクロスとデッドクロスです。

上昇基調もしくは下落基調が続いている時は、2本の移動平均線が交差することなく並走します。しかし、その基調が転換する時には短期移動平均を長期移動平均が突き抜けるように交差します。これが下落基調の時に出現したら反転上昇が示唆されるのでゴールデンクロス、反対に上昇基調の時に逆のチャートパターンが出現したらデッドクロスとなります。

では、実際のチャートパターンを見てみましょう。

左上の丸印部分で移動平均線が交差した後で、相場は下落基調に入りました。つまり左上の交差点がデッドクロスです。下落基調が続いている間は移動平均線が交差することなく並走し、今度は右下の丸印部分で逆に交差をしてから上昇基調に転換しています。こちらが、ゴールデンクロスです。

ゴールデンクロスとデッドクロスはいずれもチャートパターンの中でも基本中の基本とされており、FX初心者の方も見つけやすいと思いますので、ぜひ活用してください。

(2)ボリンジャーバンドのバンド幅が狭くなるタイミングを狙う

ボリンジャーバンドは標準偏差の理論を応用して、「値動きが高い確率で±3σに収まる」という示唆から値動きを読み解くことに長けたチャートです。先ほどの解説ではそれに加えてバンド幅が狭くなっている時は相場にエネルギーが蓄積されているとも述べました。

その性質を利用して、ボリンジャーバンドの幅が狭くなってその状態がしばらく続いている時は、「上下どちらかに大きく動く予兆」であると見ています。それがどちらの方向になるかはボリンジャーバンドだけでは分からないので、過去の値動きはRSIによる買われすぎもしくは売られすぎの温度感も見ながら判断します。

60分足や日足などでボリンジャーバンドの幅が狭くなっている状態が続いていたら、大きく動く予兆であるとして準備を怠らないようにしましょう。

(3)30分足、60分足で一目均衡表との関係性を見極める

デイトレードなど短期売買をするのに使いたいのが、30分足や60分足のチャートです。これら時間軸の短いチャートで一目均衡表を使うと、どちらかのチャートで一目均衡表の雲と関連性を見出せることがあります。

先ほどもご紹介した一目均衡表のチャート画面を見ると、見事な関連性を見出すことができます。

このように一目均衡表の雲を意識した値動きがあるチャートを見つけて、その示唆に従ってトレードをするのがコツです。

このチャートの場合、直前にグンと上昇したドル円が一目均衡表の雲にぶち当たる形で反落しているので、ここからの戻り売りもしくは下落基調の中で順張りの売りが正解です。

(4)ダイバージェンス

ダイバージェンスというのはトレンド系チャートとオシレーター系チャートとの間に発生する矛盾のことです。例えば、トレンド系チャートは上昇基調を示唆しているのに、RSIなどオシレーター系チャートはすでに買われすぎから下落基調になっているといった場合です。

ダイバージェンスが発生するとその後で相場の大転換があることが多いため、トレンドの転換タイミングを察知するのに役立ちます。

これはポンド円の60分足チャートに出現したダイバージェンスです。ご覧のようにレート変動は下落基調なのにRSIは上昇しています。それ以外の部分ではレート変動とRSIが同じような線を描いているのとは対照的です。

この事例では直後に大きな値動きが起きたわけではないのですが、しばらくしてから急落の展開となりました。

まとめ

FXで勝つにはチャートが不可欠であるという前提に立ち、筆者の実体験を交えながらFXトレードに役立つチャートの種類や知識、そこから応用した売買シグナルの活用法などを解説してきました。

もちろんここで解説したことは、FXのごく一部、チャートのごく一部でしかありません。しかし、この知識があるだけでもかなり有利にFXトレードができるようになると思います。ここからさらに発展させて、敏腕FXトレーダーを目指してください!