自然に囲まれてゆっくり生活したいとと思って田舎暮らしを考えているという方、いらっしゃるのではないでしょうか。
それでも、田舎暮らしがどんなものか想像がつかなかったり、都会との違いがあったり不安かと思います。
そこで、田舎暮らしのメリットデメリットや購入の際の注意点などについてまとめたのでぜひ最後までご覧ください。
目次
1、田舎に家を購入するメリット
田舎暮らしは静かで自然も多く、ゆったりとした暮らしができるとテレビ番組なんかでも見たことがあり、イメージを持っているのではないでしょうか。
しかし、実際に暮らしてみないとわからないメリットデメリットがあるので紹介していきたいと思います。
(1)家賃相場が安い
47都道府県の1LDK相場ランキングは
順位 | 都道府県 | 1LDK 家賃相場 |
1位 | 東京都 | 19.12万円 |
2位 | 神奈川県 | 10.94万円 |
3位 | 大阪府 | 9.66万円 |
4位 | 兵庫県 | 9.11万円 |
5位 | 京都府 | 8,84万円 |
となっており、都心である地域が上位を占めており、東京都はずば抜けて高くなっています。
反対に家賃の相場が安いランキングでは
順位 | 都道府県 | 1LDK 家賃相場 |
1位 | 愛媛県 | 4.48万円 |
2位 | 宮崎県 | 4.90万円 |
3位 | 岐阜県 | 4.92万円 |
4位 | 鳥取県 | 5.01万円 |
5位 | 徳島県 岡山県 | 5.08万円 |
参照:しろまるライフ
都心と比べるとかなり差があり、ランキングに入っていない県も約8~5万円とかなり安いです。
(2)土地が安い
これは都道府県の地価ランキングです。
順位 | 都道府県 | 基準地価平均 | 坪単価平均 |
1位 | 東京都 | 103万7635円 | 343万0199円 |
2位 | 大阪府 | 36万7594円 | 121万5186円 |
3位 | 神奈川県 | 27万6866円 | 91万5259円 |
4位 | 京都府 | 22万0795円 | 72万9900円 |
5位 | 愛知県 | 20万1415円 | 66万5835円 |
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43位 | 山形県 | 2万4535円 | 8万1109円 |
44位 | 鳥取県 | 2万4446円 | 8万0813円 |
45位 | 島根県 | 2万4068円 | 7万9564円 |
46位 | 青森県 | 1万9747円 | 6万5280円 |
47位 | 秋田県 | 1万6257円 | 5万3744円 |
参照:土地代データ
このように都心と地方を比べても土地の価格がかなり変わってきます。
(3)通勤にストレスがない
都心では、電車で通勤していると満員電車で疲れてしまうことも。
田舎では基本的に車での通勤になるので、よほどの田舎でなければ多少の車による渋滞が起こることはありますが、満員電車などのストレスはありません。
車内であれば、渋滞といえども満員電車のような窮屈さはないので、そこまでのストレスにはならないでしょう。
(4)仕事が多い
田舎は人手不足なので働き口も多く仕事の選択肢が多いです。
また、歳入も低くありません。
参照:とどラン
これは全国の歳入をランキング化して偏差値に表しているものです。歳入ランキングは1位が岩手県、2位が福島県、3位が島根県と続いています。
都心である東京都は10位、大阪府は44位、神奈川県は47位とかなりバラバラになっていいて、地価ランキングでは都心が高いという結果になっていますが、歳入は比例していないようです。
2,田舎に家を購入するデメリット
(1)維持管理費がかかる
基本的に車移動なので、ガソリン代や車の維持管理費がかかります。
しかし、移動の際に毎回かかる交通費と相殺すればそこまで高いわけではありません。
さらに、自家用車があれば自由に移動できるため、電車よりも利便性はあります。
(2)交通の便
電車やバスの本数がとても少なく、駅間も徒歩で行ける距離ではありません。
さらに使用する人が少ないため料金も高めになっています。
3,田舎に家を購入する際の注意点
田舎は空き家が多いし、土地も安いし、簡単に購入できるだろう…なんてことはありません。
注意すべき点はあるので気を付けましょう。
(1)物件の管理
中古物件の場合、安くても物件の管理がされておらず、見た目がきれいでも老朽化が進んでいたり、シロアリ被害があったりすることがあります。
購入後にそういったことがないよう、インスペクション(住宅診断サービス)を利用しましょう。
内覧会や点検など購入前にも利用できるので利用者も年々増加しているみたいです。
(2)土地に関して
①飛び地
田舎物件の土地は、離れている場所に分割している場合があり、家の建っている土地のほかに道路を超えて存在しているなどのケースがあります。
飛び地であるかは事前に確認しましょう。
②農地の含まれる土地
農地があることに問題はありませんが、土地には「地目」という種類があり、地目が「畑、田」となっている場合は農業委員会の許可がなければ売買できないので注意です。
③接道
土地と道が接道していないことや、個人の敷地で通ってはいけない道だった、など確認が必要です。
まとめ
いかがでしたか?田舎に住む魅力や気を付けるべき点を知っていただけたら幸いです。
メリットデメリットを書きましたが、人によってメリットデメリットは異なってくる上に、実際に住んでみないとわからない魅力や欠点が他にもあると思います。
購入の注意点なども活かして、素敵な家探しをしていきましょう!