• 不動産投資
  • 2019/6/8

【超初心者向け不動産投資入門】鉄骨の意外なデメリットとは

前回はマンションとアパートとの違いについてご説明しましたが、建物の種類と関連性が高いものとして、建物の構造があります。

木造や鉄骨などの違いは何が違っていて、それが不動産投資においてそのような意味を持つのかを今回は解説しましょう。(田井能久・不動産鑑定士、ロングステイアドバイザー、タイ・バリュエーション・サービシーズ代表取締役)






tochu3

・木造建築物の定義をおさらい

木造建築とは主要構造部を木材で作った建築物をいい、主要構造部とは屋根を支える小屋根材、床を支える床組材、柱や壁の軸組材の3つを示します。

床が木造でも壁がレンガで作られているものは木造といえませんが構造物は木造で作られていて、内装材として石やレンガを使っている場合には木造ということになります。

また木造の工法には在来工法と言われる軸組工法以外に、2×4(ツーバイフォー)などの工法があります。

軸組工法は柱と梁などを木材で組み上げて作る工法で、ツーバイフォーは、2×4(ツーバイフォー)インチの角材とベニヤ板で丈夫なパネルをつくり、このパネルを床材や壁材にして家を作る方法で、パネルの壁で包まれるような形から、壁式構造とも呼ばれます。

非常に簡素化していえば、木の棒で家を作るのが軸組工法で、木の板で家を作るのが2×4工法といえます。

・日本で木造が発達した理由

山間部が多い日本でも発達した理由としては材質が軽量のためどのような条件の土地でも加工がしやすい、現場で柔軟な施工が対応できる、リフォームしやすいなどがあげられます。

また何といっても建築単価が安く、日本の風土にあった吸湿性や断熱性があることがメリットです。

そして木造の柱や床材が放つ、安心感や心地よさは他の材質とは最も異なる特徴と言えるでしょう。

・都心ではあまり採用されない?

一方、他の構造物に比べて、耐火性や耐震性が劣ることが挙げられます。特に土地の高度利用が盛んになっている都心においては、木造が採用されることはほんとありません。

一般的に耐用年数も短く、風水害に弱いことやアリなどの害虫により柱が侵食されやすいのも大きなデメリットといえます。

・重量鉄骨と軽量鉄骨のちがい

主要構造部が木の場合は木造となりますが、これが鉄骨の場合に鉄骨造と呼ばれます。よく木造は木のWoodからとって「W造」と表現されますが、鉄骨造は「Steel」からとって「S造」と表記されます。

鉄骨造には重量鉄骨と軽量鉄骨の2種類があり、使用される鋼材の厚さが6mmを超えるものが重量鉄骨、6mm以下のものを軽量鉄骨と呼んでいます。

一般的なアパートや個人住宅で採用されるのは「プレハブ住宅」とも言われる、部材の大半が工場で製造し現場で組み立てる軽量鉄骨造の建物です。

一方で大規模な高層マンションやオフィスビルなどには重量鉄骨造が採用されています。

・鉄骨造はシロアリに強い

木造に比較した場合のメリットとしては、優れた耐震性です。

軽量鉄骨であっても建物に力が加わった時に、柱が折れることはなく曲がるため、家屋の完全な倒壊は回避できると考えられています。

また木材より強度があるので柱や梁の空間を広く保つことが出来て、室内空間を広く使えるのも特徴的でしょう。

開口部を広く設けることが出来、デザインに自由度が高いことから、住宅以外にも物販や飲食店舗の構造などにも適しています。
また、白アリなどの害虫の被害に受けることはなく、耐火性も高いのも特徴です。

・防音性と水に弱い鉄骨造

柱と梁で建物を支える構造なので、壁は室内を仕切る役割しか果たしません。

そのため防音性や断熱性が時々問題となります。

建築中の段階でそれを確認できればいいのですが、竣工後では外観上隠れてしまいわからないため注意をする必要があります。

また木造よりはコストはかかりますが、鉄という素材そのものは水に非常に弱く、さびなどが発生した場合に劣化が著しい場合があります。

税務上の法定耐用年数は木造が22年に対し鉄骨は27年と5年の違いであることが示すように、鉄骨であれば飛躍的に耐用年数が伸びるわけでもないことに注意する必要があるでしょう。

・新木造アパートが主流になるかも?

来年のオリンピックでメインの舞台となる新国立競技場は「鉄骨造」ではありますが、屋根材などに木を採用してデザイン性を高める「木質化」を行っています。

現在の投資用アパートは鉄骨が主流ですが、この木質化を採用し、室内に木の風合いを活かした心地のよい「新木造アパート」もそのうち商品化されるかも知れません。

【初心者向け不動産投資の基礎知識】

初心者が知っておくべき不動産投資のバイブル
(無料ダウンロード)

これは不動産投資初心者のあなたのための教科書です。不動産投資はとても高額な投資にもかかわらず、知識をしっかりと身につけないうちに手を出してしまう初心者の方がとても多いのです。私たちが頂くご相談は、「基礎的な知識が不足している」「不動産投資会社の選び方が分からない」などの原因で失敗したり、困ったりするケースの案件がほとんどです。

  • 不動産投資に興味があるけど、何から初めていいか分からない
  • 営業マンの言うことを鵜呑みにして失敗したくない
  • 専門用語や不動産投資の仕組みをよく理解し、判断をしていきたい
  • しっかりと基礎から学び、できる限りリスクを避けたい

こうした方々のために、不動産投資の手順を全てまとめました。投資に対する知識不足から不安になったり、間違った判断をしてしまわないために必要なことばかりです。初心者の方や、もう一度基礎からしっかり学びたい方はぜひダウンロードして読んでください。

老後に不安を感じるなら必読!
ゆとりある老後を過ごすために知っておくべき
資産運用の教科書

資産運用マニュアル無料プレゼント

「自由な老後を過ごしたい」

と考えているあなたが今のうちに知っておくべき資産運用の全てをまとめた教科書です。老後生活における月の最低予想生活費は「27万円」と言われています。 年金の支給に不安を感じる今だからこそ資産運用を実践的に学ぶ必要があるのです。

4つのポイントでわかりやすく解説

  • ・初心者でもわかる資産運用の全体像と基礎知識
  • ・資産運用の成功確率を高める目標の立て方
  • ・あなたに合った資産運用の種類を見分ける方法
  • ・資産運用を有利に進める為の4つの税制優遇制度の活用方法

この資料をダウンロードすることにより、資産運用の基礎的な知識がひとつひとつ身につけることができ、あなたに合った適切な判断のもとに実践的にスタートすることができるようになります。初めての資産運用だからこそ、ぜひ手にとって読んでみてください。