• 不動産投資
  • 2019/10/22

米国ジャーナリストが見る最新アメリカ不動産【vol.11】アメリカの不動産ポータルをうまく使い分ける方法は?

アメリカでは、住宅を購入した人たちの50%がネット上の検索で家を見つけています(全米不動産協会調べ)。昔ながらの不動産業者による仲介、車や徒歩による現地調査や、売家の看板はますます少なくなっていくでしょう。

では、アメリカ人はどのようなサイトで家探しをしているのでしょうか。

日本のSUUMOに相当する不動産ポータルとして、業界最大手のZillow(ジロー)をはじめ、Redfin(レッドフィン)、realtor.com(リアルター・ドットコム)、Homes.com(ホームズ・ドットコム)など多くのサイトがあります。

日本から不動産投資を行う場合に必ずお世話になるポータルですが、すべてが同じではなく、それぞれに「ウリ」や特徴があります。今回は、それらの違いを理解し、目的や立場に合わせて上手く投資に活用する方法を見て行きましょう。

・アメリカ不動産サイトの使い分け方法は?

ほとんどのポータルで共通して閲覧できる情報として、全米の不動産業者向け物件情報システムであるMLS(Multiple Listing Service)に登録されている物件価格と過去の価格推移、広さ、間取り、写真、登記情報、修繕履歴、売買履歴、学区、周辺の人口データ、災害リスクや税務情報があります。

つまり基本情報だけであれば、どのポータルでも同じということになります。

しかし各ポータルは、求めるものが手数料節約なのか親切なサービスか、査定価格の正確性にどこまでこだわるのか、急ぎの不動産購入・売却なのか時間をかけても納得を追求したいのか、閲覧者が売り手なのか買い手なのか、などの違いに対応した独自性で差別化を図っていますので、使い分けるとよいでしょう。

・アメリカ不動産で有名なサイト(1)住宅物件の百貨店「Zillow(ジロー)」

まず、2019年9月の時点で月間訪問者数が3600万と圧倒的トップのZillow(ジロー)は、わかりやすさとシンプルさがウリの「何でもそろう住宅物件の百貨店」です。

買い手にとっては、「学校からの距離」「公共交通機関へのアクセス」などのキーワードで検索結果を絞り込めるなど、他のサイトより利便性が高いと言えるでしょう。

ただし、「住宅の車庫に通じる私道の長さ」「裏庭の広さ」など、生活者にとっての重要情報は、現地内見をして確かめるしかありません。

検索ではお目当ての都市名、郵便番号などでまず対象を絞り、ヒットした物件の地図をもとにさらに細かい地域名を特定し、「大学の近く」「ショッピングセンターの近く」「公園の近く」など、好みの条件で絞り込みます。

特定の物件にたどり着いたら、グーグルのストリートビューのように画面を指で上下左右にコントロールしながら、自分の見たい物件のパノラマ3D内見を行いましょう。ジローご自慢のこの機能では、だいたいの雰囲気や大きさ、部屋の配置などが事前に把握できます。

また売り手にとっても、基本情報を入力するだけで、物件のおおまかな査定価格(実際の取引価格との誤差5%未満)を算出してくれるZestimateで人気です。

・アメリカ不動産で有名なサイト(2)人のサービスにつなげる「HomeLight(ホームライト)」

一方、「市場価格よりも住宅が安く買える、高く売れるエージェントを紹介」のスローガンを掲げて近年急躍進しているのが、HomeLight(ホームライト)です。

客観的な過去の実績データから、ユーザーの利益を最大化できる可能性を秘めたスター級のエージェントを紹介するユニークなサイトです。

エージェントのサービス紹介であるため、サイトで物件を検索することはできず、あくまでも投資する側の条件に合ったよい物件をエージェントがより安い値段で見つけてくれる仕組みです。

また、同サイトでは売却時にはより高く売ることに長けたエージェントを見つけることもできます。

・アメリカ不動産で有名なサイト(3)ポータル第4位「realtor.com(リアルター・ドットコム)」

またエージェントのサービスへの誘導を行うだけでなく、物件も閲覧できるサイトもあります。月間閲覧者数が1800万で、ポータル第4位のrealtor.com(リアルター・ドットコム)の最大の特徴は、仲介業のプロの集まりである全米不動産協会によって運営されていることです。

そのため、オンラインの物件検索を、最終的に協会員の仲介エージェントのサービスへと誘導して行きます。

これにより、ネット上の情報だけではわからない地域の口コミ情報、協会員のみが把握している近隣物件との詳細な価格や条件比較、協会の高い倫理規定に基づいたきめ細かなサービスなどが期待できます。

どれだけ不動産取引にテクノロジーが進出しても、最後に頼りになるのは人の経験や相性や気づきであることも多いものだと思いますし、日本からの遠隔投資であれば、なおさらではないでしょうか。

もしプロに任せたいなら、realtor.com(リアルター・ドットコム)は必見でしょう。

・他にもユニークなサイトが豊富

これらに加えて、全米1億2000万件の差し押さえ済み住宅に特化して、掘り出し物が見つかることの多いRealtyTrac(リアルティートラック)、検索でヒットした物件に加えて近隣の類似物件も同時に閲覧でき、比較検討が容易なMovoto(モボト)、売り手にかかる仲介手数料が全米平均の2.5%~3%よりも大幅に安い1%~1.5%で済むことが好評なRedfin(レッドフィン)など、目的に合わせて日本からの投資に役立つサイトが豊富にあります。

上手く使い分けながら、夢の物件を探されてはいかがでしょうか。

次回は、アメリカに居住していない人向けのルール(非居住者外国人が不動産を売却したら、売却額にかかる連邦税や州税はいくら?など)で、日本在住の投資家が注意すべき点を、いくつか学んでまいりましょう。

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